あれこれ通信

レゴだらけ! 大人も楽しめる「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」に行ってきた

子どもの頃、誰もが一度は触れたことがあるであろう「レゴブロック」。子どもはもちろん、大人も夢中になれる世界的人気の玩具です。2017年4月1日にテーマパーク「レゴランド」(名古屋)がオープンすることもあり、ますます注目が集まっていますね。そんなレゴブロックをテーマにした体験型アトラクションが目白押しの屋内施設「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」で遊んできたので、その様子をレポートします。

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」は、ゆりかもめ「お台場海浜公園」駅から徒歩2分の、デックス東京ビーチ アイランドモールに入っています

レゴランド・ディスカバリー・センターってどんなところ?

レゴランド・ディスカバリー・センターは、3〜10歳の子どもを対象とした屋内型エンターテインメント施設で、世界16か所、日本では東京と大阪の2か所にあります。施設内は300万個を越えるレゴブロックで飾られ、ブロック遊びから、レゴブロックをモチーフとした体験型アトラクションが用意されています。

これまで、毎月開催される「大人のレゴ教室」以外は大人のみでの入場はできなかったのですが、「大人だけでも通常入場できるようにしてほしい」というレゴブロックファンの要望に応え、2017年2月24日(金)より、毎月5日の「レゴ(05)の日」と、最終金曜日(プレミアムフライデー)の2日限定で、16時〜20時(土日祝は21時)までを「大人のレゴナイト」に設定。大人のみでの入場が可能になりました。入場料は、前売りチケットが1,900円(税込)、窓口での購入では2,500円(税込)となります。

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」の館内マップ。広さは約1,000坪で、混雑していなければ、大体2時間程度で回れるスケールだそう

まずは、大人も時間を忘れて夢中になれるアトラクションをチェック

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」には、10種類以上のアトラクションが用意されていますが、まずは、大人が特にはまりそうな「ミニランド」「クリエイティブ・ワークショップ」「レゴ レーサービルド&テストゾーン」を紹介します。

167万個のレゴで東京の街並みを再現する「ミニランド」

間違いなく「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」の目玉といえるであろう「ミニランド」。スカイツリーや東京タワーなど、東京の名所を約167万個のレゴブロックで再現した巨大ジオラマです。現在、レゴブロックは全63色での展開だそうですが、もっとたくさんの色があるように感じるほど、リアルに再現されていました。

東京タワーに国会議事堂、手前は皇居で、奥にそびえるのは都庁とドコモタワーですね

東京タワーに国会議事堂、手前は皇居で、奥にそびえるのはドコモタワーですね

東京タワーに国会議事堂、手前は皇居で、奥にそびえるのはドコモタワーですね

東京タワーに国会議事堂、手前は皇居で、奥にそびえるのはドコモタワーですね

お台場のフジテレビにパレットタウン。「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」が入っている「デックス東京ビーチ」もあります

銀座の和光に、東京スカイツリー。ライトアップの再現度の高さには感服いたしました

銀座の和光に、東京スカイツリー。ライトアップの再現度の高さには感服いたしました

細かいところに目を移してみると……。ここは新橋のSL広場ですね。道路の車はちゃんと動いているんです。タクシーの塗装までリアル!

両国国技館は、満席の客席まで細かく表現されています

「ミニランド」にはほかにも、羽田空港や東京ドームなど、おなじみの風景がレゴブロックで表現されています。その完成度の高さからいつまでも見飽きることはなく、カメラのシャッターボタンを押す指が止まりませんでした。ちなみに、「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」の「ミニランド」では、大阪の街並みを再現しているそうですよ。

忘れかけていたレゴ愛が再燃!「クリエイティブ・ワークショップ」

「クリエイティブ・ワークショップ」は、専属のレゴ職人「マスター・ビルダー」が考案した作品を実際に組み立てる体験ができる教室です。ひな祭りシーズンということで、今回のお題は「ひな人形」。完成イメージを先に見ることはできないので、どんな「ひな人形」ができるのかワクワクします。作っていくうちに、もう20年以上レゴには触れていなかった筆者もレゴの楽しさを思い出し、レゴ愛が再燃!

使用するパーツはあらかじめ用意されています。なんとなく、雅(みやび)な彩りですね

使用するパーツはあらかじめ用意されています。なんとなく、雅(みやび)な彩りですね

組み立ての手順を教室前方のスライドでゆっくり、そしてかなりわかりやすく説明してくれるほか、作業中は講師の先生が見回ってくれるので安心です

ブロック同士がパチッとはまった時の感触、徐々にひな人形が形作られていく喜びは快感にも似た楽しさ。大人でもハマる人が多いのがわかります

「ひな人形」らしくなってきました

「ひな人形」らしくなってきました

「ひな人形」らしくなってきました

目と頭の飾りをつけて完成! 教室に用意されたレゴブロックでできた桃の木などと一緒に飾って記念撮影ができます

「クリエイティブ・ワークショップ」の所要時間は、30分かからないくらい。残念ながらできあがった作品を持って帰ることはできませんが、修了後にはお題の設計図をくれるとともに、使用したパーツが入っているキットを紹介してくれるので、家に帰って作り直すことはできます。

でも、せっかくの力作を持って帰りたい、そして、「もっと難しいものを作らせてくれー!」という欲求が高まった方は、「大人のレゴ教室」に参加してみては? 「大人のレゴ教室」では、下の写真のような、100ピース以上のレゴブロックを使用する難易度の高い作品を作ることができ、持ち帰りも可能です。「大人のレゴ教室」は、1か月に1度のペースで不定期に開催されており、参加料金は、「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」の入場料と材料費を合わせても3,000円(税込)です。

家型のティッシュケース。カラーの一部は自分で選べるので、仕上がりに個性を出せます

家型のティッシュケース。カラーの一部は自分で選べるので、仕上がりに個性を出せます

花瓶も敷物もレゴブロックでできた花束。「レゴにこんな形のブロックがあるのか」と思うほど複雑な形のパーツを多用していて、いかにも難しそう

世界に16人しかいないレゴ職人「マスター・ビルダー」に会える

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」では、世界各国のレゴランドに1人ずつ在籍している「マスター・ビルダー」に会うこともできます。レゴランド東京のマスター・ビルダーは、前職は牛丼屋勤務という意外な経歴をお持ちの大澤よしひろ氏。幼稚園の頃からレゴブロックで遊び始め、2010年にはテレビ東京「TVチャンピオン レゴブロック王選手権」で優勝したというすごい人!「大人のレゴ教室」の講師も勤めています。

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」レゴランドマスター・ビルダー 大澤よしひろ氏。付けている蝶ネクタイもレゴブロック製で、以前「大人のレゴ教室」で作ったものなのだそう

大澤氏に制作時の手順について聞いてみたところ、「設計図はあまり描かないタイプで、なんとなく組み立てていきます」とのこと。レゴブロックは芸術なんですね。大澤氏は「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」の展示物の監修や製作も担っており、施設内には大澤氏が作成したレゴ作品がそこかしこに展示されています。なお、2017年3月5日(日)までは、「レゴひな祭りイベント」として大澤氏の製作した「ひな人形七段飾り」が展示されています。約4,000個のレゴブロックが使用された「ひな人形七段飾り」には、写真では伝わらない精緻な魅力があるので、興味がある方はぜひ間近で見ていただきたいです。

最初はお雛様とお内裏様だけだったというこのひな人形は、4年以上をかけて少しずつ段を重ねていき、2016年に完成したという超大作!

レゴランド内のカフェにあるメニュー表も、大澤氏が作ったもの

大人がハマる! 自作のレゴカーでがタイムトライアルできる「レゴ レーサービルド&テストゾーン」

このコーナーに本気で熱中する大人も少なくないという「レゴ レーサービルド&テストゾーン」は、レゴブロックで車を組み立て、テストトラックでその走行スピードを計ることのできるスペース。テストトラックには1/100秒の本格的なストップウォッチが用意されています。

たくさんのパーツ。車の装備だけでなく、デザインも試行錯誤できます

たくさんのパーツ。車の装備だけでなく、デザインも試行錯誤できます

基本的な車の組み立て方は掲示されているので、初めてでも挑戦しやすいですね

基本的な車の組み立て方は掲示されているので、初めてでも挑戦しやすいですね

ストップウォッチがついたテストトラック

ストップウォッチがついたテストトラック

筆者もタイムトライアルスタート

筆者もタイムトライアルスタート

3m程度の距離を走るのになんと9.8秒もかかりました。研究が足りません

3m程度の距離を走るのになんと9.8秒もかかりました。研究が足りません

そのほかにもレゴの世界にどっぷり浸れるアトラクションが目白押し

そのほかにも、レゴの製造過程を遊びながら体験できる「レゴファクトリー」や、レゴを使って街づくりを楽しむ「シティ・ビルダー」、自作のレゴ電車を街中で走らせて遊ぶ「レゴシティトレインワールド」など、レゴならではの楽しみ方ができるアトラクションが多数用意されています。

レゴの製造工場を探検する「レゴファクトリー」では、ブロック作りの工程の雰囲気を体験できる遊具が集まっています

「シティ・ビルダー」では、街の中に新しい像を建てたり、設置されている建物にレゴブロックをつけてアレンジを楽しむことができます

自作のレゴブロック電車を街中で走らせて遊ぶことができる「レゴシティトレインワールド」

自作のレゴブロック電車を街中で走らせて遊ぶことができる「レゴシティトレインワールド」

レゴならでは、というアトラクション以外にも、中世の戦車を模した乗り物に乗り込み、シューティングガンで目の前に現れる敵を倒すシューティングアトラクション「キングダム・クエスト」や、レゴのキャラクターが活躍する迫力満点の3Dショートムービーを見ることができる「4Dシネマ」など、大きな遊園地に引けをとらないアトラクションも用意されています。

「キングダム・クエスト」は大人もかなり夢中になって楽しめるはず。もう1回やりたい

「キングダム・クエスト」は大人もかなり夢中になって楽しめるはず。もう1回やりたい

「4Dシネマ」では、上映中のシーンに合わせて風が吹いたり、水しぶきが飛んできたりと、かなり臨場感のあるエンターテインメントが楽しめます

「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」で2時間ほどたっぷり遊んでみた感想は、「これだけ楽しんで1,900円(前売りチケット価格)なら、なかなかお得感があるな」というもの。実際にプライベートで訪れたら、「ミニランド」の細部をじっくり眺めたり、「キングダム・クエスト」に繰り返しチャレンジしたりすると思うので、2時間では足りないでしょう。

レゴブロックが好きという方や、「童心に返って疲れた心を癒したいな」という方はもちろん、4月に名古屋オープンする「レゴランド」を訪れてみようと思っている方は、予習のつもりで「大人のレゴナイト」に訪れてみてはいかがでしょうか。レゴの世界観、レゴを触れる楽しさを存分に味わえますよ。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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