秋も深まりを見せる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、家庭の魚焼きグリルを進化させるアイテムを紹介します。これが結構革命的だったのであります。
検証するのは、「グリル敷石」というもの。グリルの受け皿に水を入れる代わりに、石を敷くんですね
この商品の特長は、
・魚などを焼くときに出る油や、焼き汁を吸収
・グリル使用後のにおいを吸収(消臭効果)
・遠赤外線効果でこんがりとした炭火に近い焼き上がり
・天然の沸石を高熱処理しているので、無公害で衛生的
なんだそれ。いいことずくめじゃないか。さっそく使ってみようと思います!
使い方は簡単。受け皿にアルミホイルを敷き、そこに石を流し込みます
キングオブ秋の味覚、秋刀魚をのせて……
グリルへin!!
我が家のグリルは片面焼きです。魚はだいたいですが、片面を6分焼いたらひっくり返して、また6分焼いています。
それにしても、水なしで大丈夫なのかしら?
ちょっとドキドキしていたのですが、焼いている最中は音やニオイもしませんでした。「秋刀魚焼いてるぜ〜〜」というニオイがしないのが結構不思議。
様子を見ながら、黄金色になったところで取り出しました。こんがり焼けてますね!
中もほくほくで身がしまった感じに焼けました。水を使わないことでパサパサにならないの? という心配があったけど全然気になりません
水で焼いた場合との違いが気になるので比べてみました。こちらが同じグリルに水を入れて、片面6分ずつ焼いた秋刀魚。まあ焼けてはいるのですが、明らかに色が違います。もう少し焼けば黄金色になったかもしれませんが、これでわかったことは、グリル敷石を使用したほうが焼き時間を短縮できるということです。トータルで3分くらい短くなりました。3分の2くらいに短縮される計算です。
味は、すごく違うとまではいきませんが、グリル敷石を使用したほうがややこんがり感がありました。「炭火で焼いたような」といううたい文句は間違ってはいないなという感想。
グリル敷石のほうが、焼くパワーの強さを感じました。時短になるのは助かります!
気になるお手入れ方法ですが、油が垂れた部分はスプーンで取り除き、石がうっすら黒くなっているところはそのままでいいそうです。次回以降はかき混ぜながら使っていき、全体が黒くなったら取り換え時。不燃ごみで処理をします。
毎回受け皿を洗わなくていいのは、めっちゃラクですね。私はよくグリルを使ったことを忘れてしまい、数日後に気付いて「アー」となるんですが、水を張らないとそういううっかりがなくていい。消臭効果というのがまたうれしいじゃないか。
なんかすごくいい石のような気がしてきた。賢者の石って呼ぼう。
さつまいも(紅あずま)を焼いてみました。左が水で右が石です。両方栗のような食感と甘みに仕上がりました。うーん、とくに味に違いは感じられず
それよりちょっとした問題が。アルミホイルで巻き片面20分ずつというやり方で焼いたのですが、石だと高温になりすぎてサーモスタットが働き途中で止まってしまいました。どうやら長時間焼く必要のある食材は水のほうがよさそうです。
シイタケのマヨ焼き、あっという間に焼けてめちゃめちゃおいしい♪
パっとこんがり焼けてお手入れも簡単というのが、グリル敷石のいいところでありました。じっくり焼くものはオーブントースターに任せるとして、これからはこの“石グリル”の出番が増えそう。あまり活用できていなかった魚焼きグリルが大活躍しそうです。
しばらくは存分に秋の味覚を楽しもうっと!
(2018/10/5追記)
石が取り換えどきになりました。さつまいも2本、椎茸4つ、秋刀魚を8匹焼いた後の状態です。
全体的にはそんなに黒くなっていませんが、秋刀魚の油が垂れるので、取り除いていると石の量が減るため、石を入れ換えるか足す必要があります。秋刀魚を焼く場合はそういう理由で新しい石に交換することになりそう。しかし1袋200円前後なので、これだけ焼ければコスパ的にはよいんじゃないかと思います。
※使用不可能なグリルもあるそうなので、ご自宅のコンロの使用上の注意と商品の説明書をよく読んだうえで、火の取り扱いには十分注意しながらご使用ください。