一般的な会社では、外出している人あてに電話がかかってくると、電話を受けた人が用件をメモなどに残します。どこの会社でも見られる、あたりまえの光景ですよね。もちろんわが社でも同様で、電話を受けてくれたそれぞれの方が創意工夫をこらした伝言メモを残してくれています。先日も、思わずほっこりする、素敵なメモが机の上に置かれておりました。
席外しから戻るとこんなメモが♪
負けずに、素敵なメモをみんなに残したい筆者ですが、字が汚いのは言うまでもありませんし、絵心は皆無。そこで、なんとか個性を発揮しようと、こんなメモパッドを購入してみました。その名も、「スペース・ペパラブル 4-D memopad」。
「スペースペパラブル 4Dmemopad」には、3種類のデザインがあります。左から「ボール」、「パース」、「トンネル」
「ペパラブル(paperable)」とは、「paper(紙)+able(できる)」のことで、紙だからこそできるアナログなコミュニケーションを通して得られる、豊かな時間を分かち合おうという願いが込められたメモパッドのシリーズです。石川県金沢市にある老舗印刷会社山越と、アートコミュニュティKapoによる共同開発プロジェクト「YKP(Yamakoshi+Kapo Project)」から生まれました。ペパラブルを冠したユニークなデザインの商品はすでにたくさん販売されており、かつてこのコーナーでも紹介されていたように思います。
なかでも「スペース・ペパラブル 4Dmemopad」は、金沢美術工芸大学との産学連携プロジェクトで、「A SPACE ODYSSEY/宇宙の旅」をテーマに生まれた商品のひとつです。ブラックホールや惑星をイメージしたデザインと遠近法をうまく組み合わせることで奥行きが生じ、立体感のある独特のメモを残すことができるメモパッドに仕上がっております。
それではひとつずつ見ていきましょう。
惑星をイメージさせるデザインが特徴の「ボール」
筆者は地球儀を思い出しました。いや、やっぱりボールかな
手前から奥にいくにしたがってマス目が小さくなっている「パース」
立体的に見えませんか、いや見えるはず!!
筆者の一番のお気に入りは、こちらの「トンネル」
ブラックホールに文字が吸い込まれている、いや、ブラックホールから文字が飛び出しているのかも!?
どうも、美的センスとバランス感覚が皆無の筆者が書いた文字では、不細工なことこの上ありませんが、罫線の角度に合わせるように文字の大きさを意識して書くのがポイントですぞ。皆さんなら、異次元からのメッセージ(?)を残す人として会社で人気者になれるかも!?
4Dとは4 dimensions(またはdimensional)の略で、立体的な空間である3次元(3D)に、新しい要素を加えた次元定義のことを言います。たとえば、映画館では、香りや雨、光、霧、座席の動きなどを新しい要素として加えて、4D映画として上映されていますね。
ちなみに次元を語るときには、1次元(1D)は点、2次元(2D)は平面、3次元(3D)は私たちがいる立体空間、さらに4次元では時間軸が加わると言われることが多いようです。では、4次元に続く次の次元とはどんな世界なのでしょう?
筆者が個人的に、歴史に残る名作コミックスのひとつと考える「マカロニほうれん荘」の中にヒントがありました。もう40年以上前の話なので、正確なセリフは覚えていませんが、その中では以下のように語られていました。「1次元、2次元、3次元、4次元とあって、その後に続くのは給食時間」……お粗末さまでした。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。