今年も夏は節電モード。エアコンの温度設定もちょっと高めに…いや、できれば使わないで過ごしたいものです。とはいえ、暑いものは暑い。特に日差しが照りつける部屋で、エアコンなしでは室内の温度はあっという間に40度を超える暑さに。日本にはすだれやよしずという、外の日差しをさえぎる日本古来のすぐれた商品がありますが、それ以上に効果があるといわれているのが、グリーンカーテンです。
植物の葉は日光をさえぎり、また吸収した水分を葉の気孔から蒸発させます。この蒸散作用で周囲の気温が下げられるため、単純に日をさえぎったよりも効果が高いのです。ところで、グリーンカーテンって、どうやって作ればいいのでしょう?
簡単に説明すると、日差しをさえぎりたい窓の外側に園芸用ネットを張り、そこにつる性の植物(アサガオ、ゴーヤ、ヘチマ、キュウリなど)を茂らせてカーテンのようにするだけです。ネットの長ささえあれば、1階の庭から2階の物干し台までカバーすることも可能です。
![]() |
このように、2Fベランダ物干しから1Fまで園芸用ネットを吊るします。1階の庭から2階の物干し台までカバーすることも可能 |
![]() |
2Fから見るとこんな感じになっています |
もちろんマンションのベランダプランターでも作成可能です。今年は、グリーンカーテンで自宅の壁面を緑化して、暑さ対策をしてみては?
(回遊舎/番場由紀江)