初心者でもスマホで野菜栽培が楽チン!

家庭菜園の新時代。IoT水耕栽培機「foop Lite」でレタスを作ってみました

このエントリーをはてなブックマークに追加

自分で作るため安心して野菜を食べられる家庭菜園は、食と健康への関心が高まっていることもあり、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、庭やベランダなど育てる場所が必要だったり、栽培が難しかったり、毎日の世話が大変だったりなど、初心者にとってハードルが高いのも事実です。

筆者も家庭菜園に興味があるものの、きちんと育て上げられるか自信を持てず悩んでいたのですが、スマートフォンを使って育成を管理し、お手軽に野菜を栽培できる「foop Lite」というIoT水耕栽培機を発見。「これならばズボラな筆者でも栽培できそう!」ということで実際に試してみました。

スマートフォンで管理するIoT水耕栽培機「foop Lite」

スマートフォンで管理するIoT水耕栽培機「foop Lite」

初めての水耕栽培

「foop Lite」は、アドトロンテクノロジーが開発、販売を手がける水耕栽培機。価格は38,500円。温度センサーや照度センサーなど複数のセンサーから検出されたデータを専用のアプリから確認し、野菜を従来の家庭菜園より手軽に育てることができます。

「本当に失敗することなく手軽に育てられるの!?」と疑心暗鬼で水耕栽培に初トライ。まずは、「foop Lite」の設置場所から決めます。498(幅)×320(奥行き)×326(高さ)mmと家電としては少し大きめのサイズになりますが、スタイリッシュなデザインでインテリアとしても使えるため、どんな場所でもフィットしそう。ただし、LEDがまぶしかったり、ファンの音が結構したりするので、寝室など静かな場所には不向きかもしれません。今回はオフィスの一角に設置しました。

本体サイズは家電としては大きく両手で抱えると結構な重さです

本体サイズは家電としては大きく両手で抱えると結構な重さです

白を基調としており、側面は木目調のデザイン。自宅やオフィス、カフェなどにインテリアとしても設置できます。今回はオフィスの一角に設置してレッツ水耕栽培!

設置場所を決めたらセットアップ!……と言っても、スマートフォンにアプリをインストールして「foop Lite」と同期し、野菜育成のプログラムを選択。あとは、トレイに水と液体肥料を入れたら、カプセル型種子キット「foop capsule」をセットして終わり。種子キットはさまざまな種類のリーフレタスが入った「いろどりレタス」を選びました。セットアップは10分ほどで終了。こんなに簡単で本当に育つのか……とにもかくにも人生で初めての水耕栽培スタートです。

専用アプリ「foop」はiOSとAndroid版があり、育てる野菜を選択すると温度や湿度など野菜にあわせた環境を自動で設定。種子キットのセットも手順に従うだけで迷うことなく行えます

アプリは「foop Lite」とBluetoothで接続し各種データを受信。また、アプリから「foop Lite」をインターネットに接続しておく設定にしておけば、外出先でもスマートフォンから「foop Lite」の状況を確認できます

カプセル型種子キット「foop capsule」と液体肥料。農薬と化学肥料不使用で遺伝子操作されていない有機種子のみを使用しています。液体肥料はパックになっていて、水2リットルに対して1袋を入れるだけ。液体肥料の調整に面倒な計量は必要ありません

苗床を作るべく、栽培トレイに水を4リットルと液体肥料を2パック入れます。使用する水は水道水でOK。蛇口から栽培トレイに直接水を入れてもいいですが、ものすごく重たくなって運ぶのが大変なので、ペットボトルなどを使うほうが安全です

水を入れたら「foop capsule」のフタをペリッとはがして、栽培プレートにセットしていきます

水を入れたら「foop capsule」のフタをペリッとはがして、栽培プレートにセットしていきます

セットするときには、水が「foop capsule」のスポンジ部分にしみこんでいるか確認。しみこんでいないときは、スポンジを少しだけ下方向に押し込んであげます。これでセットアップは完了です

ほぼ何もしないでグングン成長する野菜たち

晴れて人生初の水耕栽培をスタートさせたわけですが、基本的にはアプリで「foop Lite」の状態を確認しつつ、野菜の様子を観察する毎日。開始から3日目にすべての種子キットから芽が出ました。元気よく発芽した芽はとてもかわいく、なでなでして愛でたいほどです。

栽培開始から3日目。「foop Lite」を確認すると、種子に変化が!

栽培開始から3日目。「foop Lite」を確認すると、種子に変化が!

3日目にしてついに発芽。感動の瞬間到来!

3日目にしてついに発芽。感動の瞬間到来!

アプリからは各種センサーから検出した、外/内温度湿度、二酸化炭素濃度、室内の明るさ、水位などさまざまなデータを確認可能。何か異常があれば、アプリが通知してくれたり、「foop Lite」本体正面に搭載されているLEDライトで教えてくれたりします。自分で問題を解決できないときは、アプリからサポートセンターへ連絡すれば、クラウドに記録された育成データをもとに何が問題なのかを調査して適切なアドバイスをくれます。ただし、アドバイスを受けるには、「foop Lite」をインターネットに接続する必要があります。

「foop lite」に問題が起こると、アプリが通知して教えてくれるので安心です

「foop lite」に問題が起こると、アプリが通知して教えてくれるので安心です

1週間ほどすると、植物と十分認識できるほどの大きさに成長。まだまだ、レタスにはほど遠いですが、順調に育つ姿を見ているのは非常に楽しく、毎日出社したらすぐに「foop Lite」を確認するようになりました。また、ほかの社員から「育ってるね!」と報告を受けることもあり、どうやらみなさん気になっているようです。

栽培開始から1週間後。種子キットから飛び出るほど成長したレタスたち。まだまだ小さいですが、とても愛くるしい姿です

長期休暇で10日ほど目を離すも……

栽培スタートから9日目。10日間の休暇をいただくことになりました。休暇前には水をたっぷりと足しておき、ちょっと心配しながら会社を後に。もちろん、休暇中はアプリで「foop Lite」の状況をチェックできるのですが、植物を育てるのに10日間も目を離すのは正直なところ不安です。念のため、開発元のアドトロンテクノロジーに確認したところ、「水を満タンにしておけば2週間くらいは問題ないですよ」とアドバイスをいただきました。とは言っても、やっぱり気になります。

長期休暇に備えて水を満タンまで足しておきます。これだけで本当に大丈夫なのか、一抹の不安がよぎります

長期休暇に備えて水を満タンまで足しておきます。これだけで本当に大丈夫なのか、一抹の不安がよぎります

レタスとしばしのお別れです

レタスとしばしのお別れです

休暇中にアプリから「foop Lite」の異常が通知されることはなく、10日間が経過。休暇を終えて出社し、不安をかかえながらまっさきに向かったのは、もちろん「foop Lite」。ドキドキしながら見てみると、LEDライトが光る中で以前の何倍もの大きさに育ったレタスたちの姿を確認。その大きさに衝撃を受け「レタスの成長速度ハンパない!」と思いつつ、ホッと胸をなでおろしたのでした。

出社してからすぐに「foop Lite」を確認すると、そこにはモサモサと育ったレタスの姿が!

出社してからすぐに「foop Lite」を確認すると、そこにはモサモサと育ったレタスの姿が!

青々としたレタスは今にも食べられそうで、丈夫に育っているようです

青々としたレタスは今にも食べられそうで、丈夫に育っているようです

水を足そうとトレイを開くと、細い根がいたるところに張り巡らされていました。レタスの根を見たことがなかったためか、謎の感動!

栽培開始から28日目、ついに収穫のとき来たる!

その後も、ほとんど何もすることなく毎日は過ぎていき、やることと言えば観察と水を足すことくらい。「foop Lite」をぶち破りそうなくらいモリモリ育ったレタスを見て「そろそろじゃないかな〜」と思っていた28日目。ついにアプリから「そろそろ食べ頃です」という通知がきました。

ついにやってきた収穫のとき。アプリで収穫の手順を説明してくれるので助かります

ついにやってきた収穫のとき。アプリで収穫の手順を説明してくれるので助かります

待ってました!と言わんばかりにハサミで収穫開始。レタスは茎が硬くしっかりとしており、「水耕栽培でも丈夫に育つんだ!」などと思いながらバッサバッサと収穫していきます。セットしたすべてのカプセルから丈夫なレタスが育っていて、大量収穫に胸が躍ります。

福島県にある昭和村では「レタス祭り」というお祭りがありますが、ここカカクコム本社でも初のレタス祭り開催です。1人では食べきれないほどのレタスを収穫したため、サンドイッチとサラダを作ることに。収穫したばかりのレタスは、包丁で切ると「シャリパリシャリィィッ!」と新鮮さが耳でわかるような音を奏で、自然と包丁が進む進む。ある程度切ったところで「こんなに切っても食えるわけがない」となったので、残りは自宅に保存して後日いただくことに。

ケースからあふれ出さんばかりに育ったレタス。後でわかったのですが、ある程度大きくなったらアプリから通知が来る前に収穫しても大丈夫とのこと

根元からはさみで切り、残った容器はゴミ箱へポイ

根元からはさみで切り、残った容器はゴミ箱へポイ

収穫した大量のレタス。大豊作です!

収穫した大量のレタス。大豊作です!

みずみずしい断面が新鮮さを物語っています

みずみずしい断面が新鮮さを物語っています

「foop Lite」で育てた野菜は農薬を使わないので洗わずにそのまま食べることができます。採れたてホヤホヤのレタスは、みずみずしくさわやかな香りでシャキッとした歯ごたえ。こんなに手軽においしいレタスが育つ、しかも自分で育てられるなんて思っていなかったので、食べながら感動してしまいました。

新鮮なレタスをぜいたくに使ったサンドイッチとサラダを作って1人レタス祭り開催。あまったレタスは自宅に持ち帰り、レタス祭り二次会を開きました

初心者やズボラな人でもきちんとおいしい野菜を育てられる!

「foop Lite」は、植物を育てるのに幾度となく失敗してきた筆者でも野菜を育てられる画期的な水耕栽培機です。セットアップすれば、後は水をときおり足すだけで、ほとんど手間がかからず、楽しい水耕栽培を体験できます。虫が寄ってこないのも何気にありがたいです。

もちろん、手間をかけたほうが収穫時の楽しみが増えるという人もいるでしょうが、場所がなかったり、世話をする時間がなかったりなどの事情で、家庭菜園をしたいけどできないという人もいるはず。そういった方は一度試してみてもいいかもしれません。

種子キットは、レタス以外にも「ベビールーフ」や「ルッコラ」が用意されています。10個セットで1500円(税別)と、スーパーマーケットで野菜を買うより安くはないものの、自分で栽培した野菜を食べるというのは楽しい体験になること間違いなし。興味がある人は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
レビュー最新記事
レビュー記事一覧
2017.12.13 更新
ページトップへ戻る