先日、テレビで「こぼれないドリンクホルダー」という商品を紹介している時に、高校時代に友人とある賭けをしたことを思い出しました。内容は、電車の吊り革の取っ手に100円玉を乗せて、次の駅に到着するまで落ちるか落ちないかというものでした。筆者は落ちると主張したのですが、友人は遠心力が働いてバランスが取れるので落ちないと主張しました。
「こぼれないドリンクホルダー」は、文字どおり、飲み物を入れたコップを持ち歩いてもこぼれないというホルダー。水の入ったバケツをぐるぐる回しても中の水がこぼれないという遠心力の実験と同じ仕組みです。さらに、「こぼれないドリンクホルダー」は持ち手の部分に伸縮性のある素材を採用することで、より安定した効果を発揮します。
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トレーには滑り止めマットが敷かれており、これで、トレーとコップが密着します |
実際に「こぼれないドリンクホルダー」にコップを置いて持ち運ぶと、多少の揺れでは中の飲み物がこぼれることはありません。特に階段の上り下りの際には重宝しそうです。ただし、人にぶつかったり、コップが倒れるような力が加わったりするとさすがにこぼれてしまいます。
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底の小さなお茶碗を乗せてみましたが、しっかりと安定しております |
グラスを乗せて振ってみました。映像でもお楽しみください
なお、冒頭でお話しした100円玉は、つり革の動きに合わせて揺れ続け、次の駅に止まるためにブレーキがかかっても安定しておりました。しかし、いよいよ到着となったその時に、イスに座っていたおじさんが立ち上がってつり革に触れ、落下してしまいました。「落ちた」、「電車の揺れでは落ちなかった」で双方譲らず、結局引き分けになったとさ。