「測量野帳」というノートをご存じですか? 発売(1959年)から50年以上の時を経ても変わらぬデザインの超ロングセラー商品です。ヘビーユーザーは“ヤチョラー”とも言われ、発売元のコクヨのサイトによるとその数は約50万人という話も…。全国のヤチョラー100人に聞いたそれぞれの使い方も載っていて、まだまだ知らない世界があるものだなあと感心しました。
というわけで今さらながらですが、筆者も“ヤチョラー”デビューを果たしました。
「測量野帳」は元々測量士向けに作られた手帳型ノート。長い歴史を持つコクヨのノートのなかでも超がつく人気のロングセラー商品です。最大の特長は、一般的な手帳よりもはるかに頑丈に作られた表紙。野外で使うことを前提にしているので、片手で持ってもしっかりと書ける安定感は「測量野帳」ならでは。また、胸ポケットにおさまるコンパクトでスリムなサイズも人気のポイントです。(縦165mm × 横95 mm × 厚さ6mm)
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しっかりとした厚みのある表紙ながら厚みはわずかに6mm |
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持ちやすく手になじむサイズも絶妙! |
元々が測量用なのでノートの罫線も独特で、「LEVEL」、「TRANSIT」、「SKETCH」の3種類があります。「LEVEL」と「TRANSIT」は測量方法の名前で、罫線はそれぞれの測量方法(水準測量とトランシット測量)に適した罫線になっています。なお、「SKETCH」は3mmの方眼です。中面はフラットに広がるので、イラストや図表、フローチャートなど大きく使いたい時も便利です。紙質もしっかりしていて、万年筆でも裏移りしません。
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筆者が購入したのは「LEVEL」。一般的なノートとは罫線が異なりますが。日常的に使用するには何の問題もありません |
外に出かけては、気になったことや、ふと思いついたアイデアなどメモする筆者。しっかりした表紙の「測量野帳」のおかげで、今まで使っていたメモ帳や手帳よりも、明らかに文字は書きやすくなりました。ただし、「測量野帳」を使っても字が下手なのは相変わらずの筆者でした。