国内で2,000以上の券種が発行されているクレジットカード。現金不要で買い物ができ、さまざまな特典が付帯しているため、持っていると何かと便利な決済手段ですが、各カードの特徴はさまざま。
「どのカードが自分にピッタリ合うのかわからない」という方もいらっしゃることでしょう。そこで本記事では、
・クレジットカードの選び方
・初心者向けおすすめカード16選
・クレジットカードの基礎知識
という3つのパートに分けて解説していきます。
「年会費」「ポイント還元率」「付帯サービス」など、カードを選ぶ際にチェックするべき点を動画でわかりやすく解説。さらに、価格.comで人気の年会費無料カード5枚について、特徴やおすすめの使い道とともに紹介しています。
国内で2,000以上の券種が発行されているクレジットカード。選び方のポイントと、おすすめカードを紹介します
初心者は年会費無料、あるいは年に1回のカード利用で無料になるカードがおすすめ
クレジットカード検討の際に最初にチェックするべきは、カード保有のコストとも言える年会費でしょう。年会費が上がれば、その分付帯する特典や保険は充実したものになりますが、それらをしっかりと使いこなせるかを判断するのは簡単ではありません。
そうした意味で、カード初心者は年会費無料、あるいは年に1回でもカードを利用すれば無料になるカードの中から選ぶのが無難な選択と言えそうです。
まずは利用店舗が幅広いVisaかMastercard、あるいはJCBから選ぼう
クレジットカードの券面には「Visa」「Mastercard」などのロゴが入っていますが、これらは国際ブランドを示しています。たとえば、Visaブランドのクレジットカードであれば、世界中のVisa加盟店で利用可能です。
5大ブランドと呼ばれている各ブランドの特徴は以下のとおり。利用できる店舗の多さで言うと、VisaかMastercard、あるいはJCBから選ぶのがよさそうです。
Visa
世界中に加盟店があり、知名度とシェアで世界トップの国際ブランド。日本国内や欧米を始め、ほとんどの国・地域で使えるため、1枚持っていると安心できるブランド。
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Mastercard
Visaに次ぐシェアを持っており、とりわけヨーロッパ方面に強いとされているブランド。
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JCB
日本発の国際ブランドで、国内はもちろん、ハワイや台湾など日本人に人気の海外リゾートにも加盟店が多いのが特徴。
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アメリカン・エキスプレス(アメックス)
ステイタスカードの代表格で、独自の優待サービスが充実。JCBと提携しているので国内のJCB加盟店でも相互利用が可能。
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ダイナースクラブ
ステイタスカードとしての知名度が高く、グルメやトラベルなどで魅力的なサービスを提供。アメックス同様、JCBと提携しており使える店舗も拡大中。
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クレジットカードの券面には、国際ブランドのマークが記載されています
0.5%還元が平均的水準、1%あれば高水準
ポイント還元率は、クレジットの利用金額に対して、何円相当のポイントが貯まるかを示した数値のこと。ここで注意したいのは、ポイントによって1Pの価値が異なってくることです。
たとえば、
・200円で1P(1P=1円相当)→0.5%還元
・1,000円で2P(1P=5円相当)→1%還元
となります。
ポイント還元率の平均的な水準は0.5%。高還元の基準とされる1%還元のカードであれば、保有する価値は十分にありそうです。
ムダなく消費できるポイントなのかをチェック
ポイントは持っているだけでは意味がなく、使って初めて価値が出てきます。そうした意味で非常に大事になってくるのが「自分がよく使うサービス、店舗でポイントが使えるのか」という視点です。
5大ポイントサービスについて、ポイントを貯めたり使えたりするサービスについて下表にまとめたので参考にしてみてください。
〈各ポイントの加盟店など〉
楽天ポイント「使えるお店」
Vポイント「お店を探す」
dポイント「お店のジャンル一覧」
Pontaポイント「提携店・サービス」
PayPayポイントアップ店
付帯するサービス、保険内容が自分のニーズと合っているかをチェック
クレジットカードの特徴のひとつが、さまざまな特典が付帯していること。映画館や遊園地などの割引き、特定の店舗でのポイントアップなど、カードによってさまざまな特典が利用可能です。
「保険」も注目点のひとつ。クレジットカードの場合、海外旅行時のトラブル(ケガや入院など)を保障する海外旅行傷害保険が付帯するのが一般的ですが、そのカードで買い物をした家電や家具などの破損を補償してくれる「ショッピング保険」が付帯しているカードもあるので、チェックしてみるとよいでしょう。
日常的に使っているコード決済や電子マネーと相性がよいかをチェック
利用できる店舗が拡大し、少額の決済にも使えることから、PayPayや楽天ペイなどのコード決済がここ数年で急速に普及してきました。
これらのコード決済では、ひも付けて利用すると還元率がアップしたり、残高にチャージできたりするクレジットカードがそれぞれ存在します。こうしたコード決済との相性でクレジットカードを選ぶのもひとつの選択肢になりそうです。
また、SuicaやPASMO、WAON、iD、QUICPayなどの電子マネー機能が搭載されているクレジットカードもあるので、これらのサービスを使う機会が多い方は、この点もチェックポイントになりそうです。
年会費はクレジットカードを選ぶ際の重要なチェックポイント
まずは、価格.comマガジンのマネー編集者がイチオシするクレジットカードを紹介します。
こんな人におすすめ:スーパーのオーケーや松屋、くら寿司をよく利用する方
編集者イチオシのカードとして取り上げたいのが「三菱UFJカード」。私も1年間にわたり使っていますが、年会費が無料で、うまくハマる人にはかなりおトクなカードだと感じています。このカード、基本のポイント還元率は0.5%と目立つものではありませんが、オーケーを含め各地の食品スーパーやコンビニ2社、そしてスシローやくら寿司、松屋など30の対象店では7%還元になるのが最大の魅力です。
〈「三菱UFJカード」の最大20%還元の優遇対象店〉
※黒字が2025年6月から新たに加わった対象店
〈コンビニ〉
セブン‐イレブン、ローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100を含む)
〈飲食店〉
くら寿司、スシロー、ピザハットオンライン、松屋、松のや、マイカリー食堂、ロッテリア、ゼッテリア
〈スーパー〉
オーケー、オオゼキ、三和、フードワン、スーパー魚長、生鮮げんき市場、生鮮乃木市場、東武ストア、ドミー、肉のハナマサ、ジャパンミート、ヤマナカ、フランテ、フランテロゼ、アオキスーパー、サンリブ、キンショー、ハーベス、東急ストア
〈自販機〉
コカ・コーラ自販機
※アメックスブランドの場合、くら寿司、オーケー、オオゼキ、三和、フードワン、スーパー魚長、生鮮げんき市場、生鮮乃木市場、ドミー、肉のハナマサ、ジャパンミート、ロッテリア、アオキスーパー、東急ストアは対象外
さらに、三菱UFJ銀行の口座をカードの引き落とし口座に設定したうえで、MUFGカードアプリのログインや電気料金支払いなどの条件をクリアすると、ポイントアップ対象店での還元率を「最大20%」にまで引き上げることができます。
ちなみに、私は現在11.5%還元。10%還元までであれば、さほどムリをしなくてもいけそうな印象を持っています。
公式HP:最大20%のポイントアップ条件
私はもとからスーパーのオーケーを日常的に利用していたので、オーケーがポイントアップの対象になった2024年夏に、このカードに迷わず入会しました。
結果は大満足。
入会特典(10,000円相当)を含めた数字ではありますが、1年間で約42,000円相当のポイントを付与されたので、申し込んでよかったと思っています。
貯まるポイントの種類は「グローバルポイント」。AmazonギフトカードやVisaのタッチ決済加盟店(別途アプリが必要)で、「1P=5円相当」で利用できます。
約1年間にわたり、スーパーのオーケーで利用をしていたら、42,555円相当のポイント(8,511P)を獲得することができました
スーパーで高還元になるクレジットカードは貴重な存在。
ポイントアップの対象となるお店を日常的に利用するなら、保有する価値は十分にあると思います。
ただし、7%還元の対象となるのは月間5万円の利用までで、それを超えた分については0.5%還元と大幅ダウンになる点、Amexブランドを選ぶと、ポイントアップの対象店が半分近くに減ってしまう点には注意が必要です。
入会特典:最大10,000円相当のポイントプレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB、AMEX
発行元
三菱UFJニコス
貯まるポイント
グローバルポイント(1P=5円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(1,000円で1P)
主要な特典
セブン‐イレブンやローソン、スーパーのオーケーなどで最大5.5%還元
好相性電子マネー
特になし
好相性コード決済
特になし
続いては、価格.comで人気のクレジットカードを紹介していきましょう。今回は初心者の方向けに、年会費が無料かお手頃なカードの中からチョイス。「カードの特徴」「ポイント還元率」「ポイントの使い道」を中心に紹介していきます。
こんな人におすすめ:対象のコンビニやマクドナルドなどをよく利用する方
価格.comクレジットカードランキングで3年以上にわたり1位をキープしているカード。人気の理由は身近な店舗で多くのポイント還元を受けられる点にあります。
200円利用につき「Vポイント」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%。
この数字は平均的な水準ですが、セブン‐イレブンやローソン、マクドナルド、サイゼリヤなどの対象店舗で、カードを登録したスマホアプリ(Apple Pay、Google Pay)を使ったタッチ決済で支払うとポイント最大7%還元(※1)にアップします(カードによるタッチ決済の場合は1.5%還元)。また、2025年2月1日から最大7%ポイント還元の対象店に「吉野家」が加わりました。
セブン-イレブンでは、セブン-イレブンアプリを提示したうえで、三井住友カード(NL)のスマホタッチ決済をすると最大10%の「Vポイント」が還元されます(「セブン-イレブンアプリ」と「V会員番号」の連携も必要)(※2)。
貯めた「Vポイント」は、「1P=1円分」として、Visaのタッチ決済対応加盟店で利用できる(別途、VポイントPayアプリが必要)ほか、カード代金にも充当できるので、使い道に困ることもなさそうです。
入会特典:価格.com特典(500円分)含め最大5,500円相当をプレゼント
※2025年9月30日まで
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard
発行元
三井住友カード
貯まるポイント
Vポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(200円で1P)
主要な特典
ローソン、マクドナルドなどの対象店舗でのスマホのタッチ決済利用で最大7%還元(※1)。セブン-イレブンで条件達成のうえ、スマホのタッチ決済利用で最大10%還元(※2)
好相性電子マネー
Visaのタッチ決済、Mastercard(R)タッチ決済
好相性コード決済
特になし
※1 スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済の利用が条件です。
※1 iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※1 商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※1 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※1 通常のポイントを含みます。
※1 ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※1 Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 カード現物のタッチ決済、iD、カード差し込み、磁気取引は対象外です。
※2 「最大10%」は、「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元」に加えて、3%が付与された合計還元率です。
「3%」のうち0.5%は、お支払い時のセブン-イレブンアプリの会員コード提示によって付与されたセブンマイルを、Vポイントへと交換いただくことで付与されます。
※2 2025年4月1日ご利用分より、セブン‐イレブンでのタバコご購入分のうち、本サービスによる追加の特典(+9.25%)は付与されません。
※2 本サービスや10%還元の条件・詳細は、必ず三井住友カード公式HPをご確認ください。
こんな人におすすめ:楽天経済圏の“住人”
楽天市場や楽天証券、楽天モバイルなどを利用する「楽天経済圏」の“住人”必携とも言えるカード。普段の買い物で100円利用につき「楽天ポイント」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は1%。
さらに、楽天市場で利用すると3倍の3%還元にアップします。
このほかにも、ポイントアップのキャンペーンがひんぱんに行われており、楽天ポイントを集中的に貯めるのに重要な役割を果たすカードです(ただし、キャンペーンで貯まるのは有効期限が短い「期間限定ポイント」である点は要注意)。
また
(1)「楽天カード」から「楽天ペイ」にチャージ
(2)「楽天ペイ」で決済
というステップを踏むと、1.5%のポイント還元を受けられます(2025年7月1日から、楽天ポイントカードを期間中に2回以上提示という条件が追加)。
このため、「楽天カード」を保有するなら「楽天ペイ」との併用を検討するとよいでしょう。
貯めた「楽天ポイント」は「1P=1円」として加盟店で利用できるほか、楽天ペイでの決済(期間限定ポイントも利用可能)や楽天モバイルの月額料金にも充当できるので、使いやすさも申し分のないレベルです。
楽天カードはアメックスを含めた4つの国際ブランドから選べる点もメリット。また、ひとりにつき楽天カードを2枚まで持つことができるので、異なる国際ブランドを組み合わせて持つことも可能です。
入会特典:最大5,000ポイント(5,000円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB、AMEX
発行元
楽天カード
貯まるポイント
楽天ポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
1%(100円で1P)
主要な特典
楽天市場で3%還元
好相性電子マネー
楽天Edy
好相性コード決済
楽天ペイ
こんな人におすすめ:PayPayユーザー
コード決済の「PayPay」を日常的に利用しているなら、併用を検討したいクレジットカード。通常利用では、200円ごとに「PayPayポイント」が2P貯まり、基本のポイント還元率は1%です。
「PayPay」利用の際、PayPay残高で支払うとポイント還元率は0.5%。これに対し、PayPayカードを登録した「PayPay」では2倍の1%還元になります。
さらに1か月間で、
・200円以上の支払いを30回以上
・支払金額10万円以上
という2つの条件をクリアすると還元率を1.5%までアップさせることができます。
ソフトバンクとワイモバイルの対象プランを契約している場合、「PayPayカード」で携帯料金を支払うと月187円(年2,244円)オフとなる特典があります。このほか、Yahoo!ショッピングとLOHACOでの支払いでは常に5%還元になるのもメリットと言えそうです。
貯めた「PayPayポイント」は、「1P=1円」として「PayPay」での支払いに使えるほか、擬似的な投資体験でポイントが増減する「ポイント運用」に活用することもできます。
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB
発行元
PayPayカード
貯まるポイント
PayPayポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
1%
主要な特典
「PayPay」に登録し、所定の条件をクリアすると1.5%還元にアップ
好相性電子マネー
特になし
好相性コード決済
PayPay
こんな人におすすめ:Amazonユーザー
JCB屈指の高還元カードで、ほかのJCBプロパーカードと比べて、ポイント還元率が2倍となります。
1,000円利用につき「Oki Dokiポイント」が2P(1P=最大5円相当)貯まり、ポイント還元率は最大1%。セブン‐イレブンやAmazonでは2%還元、そして、スターバックスカードへのオンライン入金では5.5%還元にまでアップするのも特徴です。
貯めた「Oki Dokiポイント」は、
・Amazonで「1P=3.5円」として利用
・nanacoポイントに「1P=4.5P」で交換
・ギフトカードのJCBプレモカードに「1P=5円」相当としてチャージ
といった使い道が用意されています。
価格.comのクレジットカードランキングでも常に上位に入ってくる人気カードですが、入会できるのは39歳以下限定となっている点は要注意です(ただし、一度入会すれば40歳以降も利用を続けられます)。
なお、「JCB CARD W」の基本機能に加えて、毎月のプレゼント企画や協賛企業からの優待といった、さまざまな特典が追加された「JCB CARD W plus L」も発行されています。
入会特典:価格.com経由の申し込みで最大24,500円キャッシュバック
※2025年9月30日まで
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
JCB
発行元
ジェーシービー
貯まるポイント
Oki Dokiポイント(1P=3〜5円相当)
基本ポイント還元率
0.6〜1%(1,000円で2P)
主要な特典
セブン‐イレブンとAmazonで2%還元
好相性電子マネー
QUICPay
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:QUICPayユーザー
QUICPay利用時には最大2%還元となるのが、このカードの最大の特徴。年会費は1,100円ですが、初年度無料。さらに、前年に1回でもカードの利用があると翌年度の年会費が無料になります。
通常は1,000円の利用で「永久不滅ポイント」が1P(最大5円相当)貯まり、基本のポイント還元率は最大0.5%。ただし、このカードを「Apple Pay」「Google Pay」などに登録し、電子マネーのQUICPay払いをすると1,000円で4P(最大20円相当)貯まり、還元率は最大2%にアップします。
QUICPayはコンビニやガソリンスタンド、大手スーパーやドラッグストアなど、全国300万か所以上で使え、こうした身近な多数のお店で2%ものポイント還元を受けられるメリットは大きそうです。
公式HP:「QUICPayの使えるお店」
ただし、最大2%還元を受けられるのは、利用金額が年間合計30万円(税込)に達する引落月までが対象(毎年10月11日〜翌年10月10日利用分を1年間として計算)。利用金額が30万円に達した翌月からは、0.5%に戻る点は注意が必要です。
貯めた「永久不滅ポイント」は、
・Pontaポイント(100P→450P)
・ANAマイル(200P→600マイル)
・JALマイル(200P→500マイル)
などに交換可能。
Amazonギフトカードにも交換できますが、「100P→400円分」「1,000P→4,500円分」「5,000P→25,000円分」と、交換単位が少ないとレートが下がる点には注意が必要です。
入会特典:最大8,000円分のAmazonギフトカード(2025年6月1日〜)をプレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
1,100円(初年度無料、年に1回以上の利用で翌年度無料)
国際ブランド
Amex
発行元
クレディセゾン
貯まるポイント
永久不滅ポイント(1P=最大5円相当)
基本ポイント還元率
0.5%
主要な特典
QUICPay利用時には最大2%還元(年間30万円分の利用まで)
好相性電子マネー
QUICPay
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:Suicaユーザー
こちらのカードは2024年11月に、「ビュー・スイカ」カードから名称が変更になりました。Suicaユーザーにメリットの大きいカードです。1,000円の利用で「JRE POINT」が5P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%と平均的な水準。
ただ、Suicaへのオートチャージ(あるいは、モバイルSuicaへのチャージ・オートチャージ)の際には1.5%還元にアップするのが大きな魅力です。
(1)Suicaにオートチャージ(モバイルSuicaにチャージ)
(2)オートチャージしたSuicaで買い物
というステップを踏めば、結果として1.5%分のポイント還元を受けられます。
このほか、モバイルSuica定期券の購入時には最大5%還元を受けられるなど、JR東日本のサービスに関連した特典も充実しています。また、年間のカード利用額に応じたボーナスポイントもプレゼントされます。
〈ビューカード スタンダードのボーナスポイント〉
年間30万円:250P
年間70万円:1,250P
年間100万円:2,750P
年間150万円:5,250P
貯めた「JRE POINT」は、アトレなどの駅ビルでの買い物に使えたり、新幹線eチケットに交換できたりしますが、定番の使い道は「1P=1円」でのSuicaへのチャージ。モバイルSuicaなら即時にチャージできるので、利便性も高いでしょう。ただし、「ビュー・スイカ」カードは年会費が524円かかります。
入会特典:最大10,000P(10,000円相当)プレゼント
※2025年9月16日まで、JCBブランドに入会の場合
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
524円
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB
発行元
ビューカード(JR東日本のグループ会社)
貯まるポイント
JRE POINT(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(1,000円で5P)
主要な特典
Suicaへのオートチャージ、モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元
好相性電子マネー
Suica
好相性コード決済
特になし
「最強の交通(鉄道)系クレジットカード9選!」
電車の利用や鉄道会社のサービスでの支払い時におトクになる「交通(鉄道)系クレジットカード」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
こんな人におすすめ:レジャーや旅行をおトクに楽しみたい方
2023年12月にリリースされたJCBのプロパーカード。1,000円利用につき「Oki Dokiポイント」が1P(1P=最大5円相当)貯まり、ポイント還元率は最大0.5%です。
ポイントの点で目立つカードではありませんが、特筆すべきなのは付帯特典。割引優待サービスの「クラブオフ」の利用が可能で、ユナイテッドシネマの一般チケットが1,500円(通常2,000円)、PIZZA‐LAが500円オフ(4,000円以上の利用時)など、多彩な特典が利用可能です。
また、スマホの破損や水濡れ、盗難などの際に3万円を補償する保険が付帯している点も特徴的です(破損などでは1万円、盗難では1万5,000円の自己負担が必要、そのほか条件あり)。
「Oki Dokiポイント」の使い道としては、「JCB CARD W」で説明したとおり。ポイント還元の点では際だった特徴はないため、優待での利用を想定して、サブカードとして保有するのもよいでしょう。
入会特典:最大27,000円キャッシュバック
※2025年9月30日まで
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
JCB
発行元
ジェーシービー
貯まるポイント
Oki Dokiポイント(1P=3〜5円相当)
基本ポイント還元率
0.3〜0.5%(1,000円で1P)
主要な特典
クラブオフの割引き優待が利用可能、スマホ保険が付帯
好相性電子マネー
QUICPay
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:Pontaポイントユーザー
「Pontaポイント」を効率的に貯められるカードで、auユーザー以外も入会可能です。
100円の利用で「Pontaポイント」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は1%。
昨今、公共料金を支払ったときの還元率を下げるカードも少なくない中、このカードは電気や水道などの公共料金の支払いに使っても1%分のポイント還元を受けられます。
また、auやUQ mobileの料金をこのカードを使って支払うと月187〜220円の割引きが受けられるほか、「au PAY マーケット」では最大10%のポイント還元を受けられます。
「au PAY カード」を使ったクレカ積立では(三菱UFJ eスマート証券の口座が必要)、0.5%分のポイント(200円で1P)が還元されます。
貯めた「Pontaポイント」はローソンやケンタッキーフライドチキンなどの加盟店で使えるほか、カード請求額やauの利用代金にも充当可能。コード決済の「au PAY」の残高に「1P=1円」としてチャージして使う方法も効率的でしょう。
入会特典:最大5,000P(5,000円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、AMEX
発行元
au フィナンシャルサービス
貯まるポイント
Pontaポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
1%(100円で1P)
主要な特典
auやUQ mobileの料金の支払いに使うと月187〜220円オフ
好相性電子マネー
特になし
好相性コード決済
auPAY
こんな人におすすめ:セブン‐イレブンやイトーヨーカドーのユーザー
セブン‐イレブンで高還元、イトーヨーカドーでおトクになるカードです。200円の利用で「nanacoポイント」が1P(1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%。イトーヨーカドーやデニーズなどのセブン&アイグループの店舗では1%還元になります。
そして最大のメリットは、グループ各社の共通IDである「7iD」にこのカードの番号を登録したうえで、セブン‐イレブンで利用すると10%還元にまでアップする点にあります(このうち、0.5%分はセブンマイルとして貯まります)。
さらに、引き落とし口座をセブン銀行に設定すると「+1%」となり、最大11%還元になります
また、このカードには電子マネー「nanaco」が搭載されていますが(「一体型」の場合)、nanacoへのチャージ200円ごとに1P獲得できるのも大きな特徴。
セブン‐イレブンでは公共料金や税金の支払いに、現金のほかnanacoを使うことができます。nanacoでの支払時にはポイント還元はありませんが、チャージの際にポイント付与されるので、このカードを使って間接的に公共料金や税金の支払いでポイントを獲得することができます。
イトーヨーカドーでは毎月8日、18日、28日にこのカードで決済すると5%オフに(対象外の商品あり)。貯めたnanacoポイントは「1P=1円」として、電子マネーnanacoに交換して、買い物に利用することができます。
入会特典:最大5,100P(5,100円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
JCB
発行元
セブン・カードサービス
貯まるポイント
nanacoポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(200円で1P)
主要な特典
セブン‐イレブンで10%還元、条件クリアで13%還元に
好相性電子マネー
nanaco
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:マルイユーザー
マルイの各店でおトクになるほか、レジャーや旅行シーンで活躍するカード。通常は200円利用で「エポスポイント」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%ですが、マルイで年4回行われるセールでは、10%オフで買い物ができます。
このほか、イオンシネマのチケットが400円オフ、家電量販店のノジマでポイント5倍になるなど、全国1万施設で優待を受けられます。
参考HP:エポスカード優待サイト「エポトクプラザ」
一定の条件を満たすと(非公表ですが、年間50万円程度のカード利用といわれています)、上位カードである「エポスゴールドカード」のインビテーションが届きます。
エポスゴールドの年会費は5,000円ですが、招待されて保有した場合は永年無料。つまり、一度も年会費を負担することなくゴールドカードを保有できるので、これを狙って「エポスカード」を保有するユーザーも少なくないようです。
貯めた「エポスポイント」はマルイでの買い物で使えるほか、「1P=1円」として、Amazonギフトカードに交換できたり、「エポスVisaプリペイドカード」にチャージできたりします。
入会特典:価格.comからの入会で3,000P(3,000円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa
発行元
エポスカード(丸井グループの傘下企業)
貯まるポイント
エポスポイント(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(200円で1P)
主要な特典
マルイで年4回行われるセールで10%オフ
好相性電子マネー
特になし
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:イオンユーザー
イオンを定期的に利用するなら、持っておきたい1枚。200円利用につき「WAON POINT」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%。
イオングループの店舗やサービスでは常に1%還元にアップするほか、毎月20日と30日にイオンで利用すると5%オフになるなど、イオンでの特典が豊富に用意されています。
また、ショッピング保険が付帯しており、スマホやパソコンも対象になるなど、補償内容が充実している点も魅力です。
なお、このカードを年間50万円以上利用すると、国内6空港のラウンジが使える年会費無料の「イオンゴールドカード」に自動的に切り替わります。
貯めた「WAON POINT」は「1P=1円」として、イオングループで利用できたり、電子マネー「WAON」にチャージできたりします。
そして、最もおトクな使い道とされているのが「ウエル活」。大手ドラッグストア「ウエルシア」では毎月20日、「WAON POINT」を「1P=1.5円」として利用可能(200P以上から)。1,000Pで1,500円相当の買い物ができるため、ぜひ活用したい使い道と言えそうです。
入会特典:最大5,000P(5,000円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB
発行元
イオンフィナンシャルサービス
貯まるポイント
WAON POINT(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(200円で1P)
主要な特典
イオンでは常に1%還元、毎月20日と30日にはイオンで5%オフ
好相性電子マネー
WAON
好相性コード決済
AEON Pay
「イオンカードおすすめ10選!」
「イオンカード(WAON一体型)」以外にも、ポイントの二重取りや、ウエルシアで毎月10日に10%ものポイント還元を受けられるなどの、特徴的なイオンカードを紹介しているこちらの記事もチェックしてみてください。
こんな人におすすめ:ウエルシアユーザー
大手ドラッグストア「ウエルシア」で有効活用できるカード。イオンカードの中の一券種です。
通常は200円利用につき「WAON POINT」が1P(1P=1円相当)貯まり、ポイント還元率は0.5%。毎月20日と30日はイオングループの対象店舗で5%オフになるなど、ほかのイオンカードと同様にイオングループでのさまざまな特典が付帯しています。
このカードならではの特徴として、ウエルシアでの特典があげられます。ウエルシアではいつでも、カード提示分で1%還元、クレジット決済分で1.5%還元と計2.5%還元。さらに、毎月10日は11%還元(提示分1%+決済分10%)にまでアップします。
貯めた「WAON POINT」の使い道は、「イオンカード(WAON一体型)」で説明したとおり。ウエルシアで毎月20日行われる「お客様感謝デー」では、「WAON POINT」を「1P=1.5円」として利用可能です。
ウエルシアで最大11%還元になる「10日に多くのポイントを貯めて」、1Pの価値が1.5倍になる「20日にポイントを使う」のがこのカードの効果的な使い方と言えそうです。
入会特典:最大1,000P(1,000円相当)プレゼント
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB
発行元
イオンフィナンシャルサービス
貯まるポイント
WAON POINT(1P=1円相当)
基本ポイント還元率
0.5%(200円で1P)
主要な特典
ウエルシアでは常に2.5%還元、毎月10日は11%還元(カード提示分含む)
好相性電子マネー
WAON
好相性コード決済
AEON Pay
こんな人におすすめ:apollostationで給油する機会が多い方
apollostationで給油する機会の多い人にはメリットの大きいカード。apollostationで給油する際に利用すると、いつでもガソリン・軽油が2円/Lオフに。入会1か月間は5円/Lオフと、割引額が大きくなります。
さらに、年会費550円(初年度無料)のオプションサービス「ねびきプラスサービス」に加入すると、毎月のショッピング金額に応じて割引額がアップ。
ショッピング金額3万円以上で3円/Lオフ、4万円以上4円/Lオフと1万円ごとに1円ずつ増えていき、最大10円/Lオフ(10万円以上利用時)となります(適用上限:毎月150L)。
バッテリーあがりやガス欠などの緊急時に利用できるロードサービスも、特別価格となる825円の年会費で利用可能。なお、国際ブランドをアメックスを含めた4ブランドから選べるのも利点となりそうです。
ポイントサービスは1,000円利用ごとに「プラスポイント」が5P(1P=1円)貯まり、基本のポイント還元率は0.5%。ただし、apollostationでの給油ではポイント付与はされません。
ポイントの面では特筆すべき点はさほどないので、apollostationでの給油専用カードとして使うのが、効果的と言えそうです。
入会特典:最大10,000P(10,000円相当)プレゼント
※2025年9月30日まで
※各種条件あり
●基本スペック
年会費
無料
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB、AMEX
発行元
出光クレジット
貯まるポイント
プラスポイント
基本ポイント還元率
0.5%(1,000円で5P)
主要な特典
apollostationで給油する際に、いつでもガソリン・軽油が2円/Lオフ
好相性電子マネー
特になし
好相性コード決済
特になし
こんな人におすすめ:初心者JALマイラー
JALカードのなかで、最もスタンダードなカード。200円利用で「JALマイル」が1P貯まり、マイル還元率は0.5%。イオンやファミリーマートなどの特約店では2倍の1%還元になります。
また、年会費4,950円の「ショッピングマイル・プレミアム」に別途加入すると2倍の100円で1マイルになるので、ショッピング中心にJALマイルを貯めていくなら、このサービスを検討してもよいでしょう。
入会後や毎年のJAL初回搭乗時に1,000マイルがプレゼントされたり、区間マイルが10%プラスされたりと基本的な特典が備わっているため、「JALカードをまずは試したい」と考えている方には、第一候補となる1枚です。
言うまでもなく、JALマイルの最も効果的な使い道は特典航空券への交換。「東京―札幌」は8,000マイル、「東京―那覇」は9,000マイル(いずれも片道、基本マイル数)で特典航空券に交換可能です。
なお、年会費は初年度は無料ですが、2年目からは2,200円かかります。
●基本スペック
年会費
2,200円(初年度無料)
国際ブランド
Visa、Mastercard、JCB
発行元
JALカード
貯まるポイント
JALマイル
マイル還元率
0.5%
主要な特典
特約店ではマイル還元率が1%にアップ、入会後と毎年のJAL初回搭乗時に1,000マイルプレゼント
好相性電子マネー
WAON
好相性コード決済
JAL Pay
こんな人におすすめ:初心者ANAマイラー
初めてのANAカードにピッタリな1枚。1,000円利用で「Oki Dokiポイント」が1P貯まり、それを「1P=5ANAマイル」と交換可能です(年間5,500円の手数料を払えば「1P=10ANAマイル」と移行レートをアップできます)。
ANAカードはJALカードと異なり、基本的には貯めたポイントをマイルに移行する作業が必要ですが、セブン‐イレブン(200円で1マイル)やマツモトキヨシ(100円で1マイル)などの「ANAカードマイルプラス加盟店」では、カード会社のポイントとは別にANAマイルを直接貯められます。
このほか、入会時や毎年のカード更新時には1,000マイルがプレゼントされるほか(JALカードと異なり、搭乗の必要なし)、区間マイルも10%加算されます。
貯めたANAマイルはたとえば「東京―札幌」は8,500マイル、「東京―那覇」は9,500マイル(いずれも片道、レギュラーシーズン)で特典航空券に交換可能です(2024年10月27日搭乗分から改定され、必要マイル数が500〜1,500マイル引き上げられました)。
なお、年会費は初年度は無料ですが、2年目からは2,200円かかります。
●基本スペック
年会費
2,200円(初年度無料)
国際ブランド
JCB
発行元
ジェーシービー
貯まるポイント
Oki Dokiポイント
マイル還元率
0.5%
※貯めたOki Dokiポイントを「1P=5マイル」で交換可能
主要な特典
加盟店ではカード会社のポイントとは別に、直接マイルを貯められる。入会と毎年の更新時に1,000マイルプレゼント
好相性電子マネー
楽天Edy
好相性コード決済
ANA Pay
以上、価格.com上で人気があり、利用価値の高い16枚のカードを紹介してきました。各カードをおすすめしたいユーザーのタイプについても触れてきましたが、慣れてきたら複数枚を組み合わせることを検討してもよいでしょう。
たとえば下記のような場合、
〈楽天経済圏に属しているが、通勤ではSuicaを使う〉
メインカード:楽天カード
サブカード:ビューカード スタンダード
〈au経済圏に属しているが、日々の買い物はイオン〉
メインカード:au PAY カード
サブカード:イオンカード(WAON一体型)
〈PayPayユーザーで、日々の給油はapollostation〉
メインカード:PayPayカード
サブカード:apollostation card
2枚持ちの3パターンを紹介してきましたが、これ以外にもさまざまな組み合わせが考えられます。この記事も参考に、どういった組み合わせがご自身のライフスタイルに合うのか、検討してみるとよいでしょう。
続いて、クレジットカードを検討、利用にあたり押さえておきたいクレジットカードの基礎知識を説明します。
・現金不要で買い物がスムーズに
・現金払いと違い、ポイントが付与され、カード付帯の特典・保険も利用可能
クレジットカードを持っていれば、現金不要で買い物が可能。レジで硬貨を数える必要もなくスムーズに会計を済ませることができます。そして、カード会社から発行される利用明細を見れば、毎月「何に」「どのくらい」使ったかを把握できるので、お金の管理がしやすい点もメリットになりそうです。
また、ほとんどのクレジットカードにはポイントプログラムが付帯。一定額使うごとにポイントが付与され、貯まったポイントは買い物に使えたり、ギフト券に交換できたりします。このほか、レジャー施設での優待や付帯保険を利用できる点も利点と言えそうです。
・「使いすぎ」は要注意
・巧妙化する不正利用の手口、被害にいち早く気づく工夫が重要
クレジットカードは、一定期間内に利用した分はその後、毎月の決められた日に自身の銀行口座から引き落とされる「後払い」の仕組み。
現金であれば、手元になければ買い物することはできませんが、クレジットカードの場合、身の丈を超える支払いであっても、決められた利用上限額までは使うことができます。クレジットカードには、こうした「使いすぎ」のリスクがある点は常に頭に入れておきましょう。
また、カードの紛失・盗難に注意が必要なのは当然ですが、こうしたことがなくても、買い物をしたECサイトが不正アクセスされ、気づかないうちにカード番号などが盗まれるケースがたびたび報告されています。
カード情報の不正入手の方法は年々巧妙になってきており、「不正利用の被害を100%完全に防ぐのは難しい」というのが専門家の見方です。
こうした状況の中、大事になってくるのは「不正利用の被害にいち早く気づくこと」。カード会社は基本的に不正利用の被害にあった場合、利用明細を通知してから60日以内(90日以内の会社も)に届け出れば、補償する規定を設けているからです。
このため、利用明細を定期的にチェックする癖をつけるほか、カード利用があったときにアプリやメールで通知できるカードもあるので、こうしたサービスを積極的に活用していくとよいでしょう。
クレジットカードが届いたら、裏面の署名欄の名前を記入しましょう。名前の記入がないと、不正利用されても補償対象外となる可能性が出てきます
・クレジットカードやローンの利用履歴と、支払い状況などの信用情報
・支払いの延滞が続くと「クレヒス」に “傷”が残り、審査時に悪影響の可能性
クレジットカードに関連して覚えておきたいキーワードのひとつが「クレジットヒストリー(クレヒス)」です。こちらは、クレジットカードやローンの利用履歴と、支払い状況などの信用情報のことを指します。
各個人のクレヒスは国内の信用情報機関に登録され、クレジットカードの入会・更新時や住宅ローンを組むときに、金融機関はこの情報をチェックします。
そのため、支払いの延滞や、短期間に複数のカードを申し込む「多重申し込み」などはクレヒスを傷つける要因とされており、審査時に悪影響を及ぼす可能性があるので要注意です。
なお、クレジットカードやローンの利用が一切なく、信用情報機関にクレヒスの登録がない状態は「スーパーホワイト」と呼ばれています。
信用を損ねる要素はないものの、「返済能力が判断しにくい」ため、審査で不利になる可能性もあるとされています。そのため、支払いの遅延などをなくし、良好なクレヒスを育てることは重要と言えそうです。
・「1回払い」「2回払い」「ボーナス払い」は手数料なし
・3回以上の「分割払い」、「リボ払い」は手数料あり。特に「リボ払い」は支払いが長引く可能性があり要注意
クレジットカードの支払い方法は上記の5種類。基本的にはレジでスタッフに伝えたり、ECサイトでは購入時に指定したりします。分割払いは大きな買い物をするときには便利なサービスですが、3回以上の分割だと手数料が発生し、分割の回数が多くなるほど手数料負担も大きくなる点は要注意です。
また、「リボ払い」を選択すると毎月の支払額が一定になります。支出管理をしやすい側面はありますが、手数料が発生するため、支払期間が長期化することで結果として手数料負担が重くなる可能性があるので、利用の際は慎重に検討しましょう。
・「一般」「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」の4種類
・グレードが上がると年会費がアップ、それにともない付帯特典が豪華に
クレジットカードのグレードは、年会費や付帯特典などから下記の4種類に大別できます。
一般カード
→年会費は無料から1,000円程度。付帯特典は最小限
ゴールドカード
→年会費は5,000〜10,000円程度。国内主要空港のラウンジ利用などが可能に
プラチナカード
→年会費は2万円以上。チケットの予約などを依頼できるコンシェルジュサービスが利用可能
ブラックカード
→年会費は3万円以上、なかには20万円超のカードも。招待制のカードが多く、限定イベントへの招待や年に1度プレゼントが贈られるなど、プラチナ以上の特典が付帯
・信用情報などを基にしたクレジットカード利用の上限額
・買い物に利用できる「ショッピング枠」と、現金を借りられる「キャッシング枠」の2つから構成
1枚1枚のクレジットカードには、カード会員の信用情報などをもとに利用できる「限度額」が設定されており、この限度額を超えて利用することはできません。
さらに、限度額は主に下記の2つの枠で構成されています。
・ショッピング枠:買い物に利用できる枠
・キャッシング枠:ATMなどで現金を借り入れることができる枠(利用には手数料がかかります)
たとえば、利用限度額(総枠)が50万円でショッピング枠が50万円、キャッシング枠が10万円の場合、
キャッシング枠10万円利用→ショッピング枠で利用できるのは40万円
ショッピング枠50万円利用→枠がいっぱいになったのでキャッシングは利用できない
ということになります。
・プロパーカードは、カード会社や国際ブランドが独自に発行、幅広い特典を利用可能
・提携カードは、カード会社と小売りや航空会社などが提携して発行、提携先のサービスを利用可能
クレジットカードは、下記のとおりプロパーカードと提携カードに大別されます。それぞれ特徴が異なるので、カード選びの際は確認しておくとよいでしょう。
プロパーカード
→カード会社や国際ブランドが独自に発行するカード。そのカード会社が提供する幅広い特典を使え、利用状況によっては上位カードへのインビテーション(招待状)が届くことがあります
提携カード
→カード会社と、航空や鉄道などの交通系会社、石油元売り会社、小売店などが提携して発行するカード。提携先のポイント(マイル)やサービスを受けられます
・運転免許証やマイナンバーカードなどの「本人確認書類」と「銀行口座の情報」が必要
・発行前には、カード会社による審査が行われる
・最近では申し込み後、デジタルカードが即時発行され、すぐに利用可能なカードも登場
クレジットカードの申し込みに必要なのは、運転免許証やマイナンバーカードなどの「本人確認書類」と「銀行口座の情報」の2種類。
カード会社の専用サイトで、氏名や職業、年収などを記入後、本人確認書類を提出します(提出はネット上でアップロード、カード会社への郵送など)。その後、審査を通れば1〜2週間後に、カードが届けられることになります。
なお、最近では申し込み後、最短10秒から30分程度でデジタルカードが発行され、すぐにネットショッピングなどに使えるカードも増えてきました。こうしたカードの場合、リアルのカードは後日、自宅に届けられることになります。
即時発行が可能なクレジットカードが増えてきました
価格.comには、最新の人気カードがわかる「クレジットカード人気ランキング」ページが用意されています。「一般」「ゴールド」「プラチナ」の3グレードのランキングがあり、順位は毎日変動します。
2025年8月21日時点の価格.comクレジットカード 人気ランキング
とりわけ初心者の方に注目してほしいのが、年会費無料、あるいは手ごろな価格のカードを集めた「一般カード」ランキング。
2025年8月21日時点で1位の「三井住友カード(NL)」(年会費無料)は、対象のコンビニや飲食店で最大7%ポイント還元(スマホによるタッチ決済)となる点が人気の理由。
2位の「三菱UFJカード」(年会費無料)は、オーケーをはじめとした各地のスーパーやくら寿司、松屋などで7%還元となるのが、人気アップにつながっています。
3位の「JCB CARD W」(年会費無料)は基本のポイント還元率が最大1%あるうえ、Amazonで2%還元になるのが魅力的です。
4位の「楽天カード」(年会費無料)はポイ活の定番とも言えるカードで、ポイントを貯めやすく(基本還元率は1%)、使いやすい点でユーザーからの根強い支持があります。
5位の「PayPayカード」(年会費無料)は、PayPayを日常的に使っているなら持っておきたい1枚。このカードを登録することで、PayPayの還元率が最大1.5%になります。
このように、「価格.com クレジットカード人気ランキング」を見ると、今、人気のカードがわかりますので、自身のカード選びの参考にしてみてください。
ユーザーの中には、国内主要空港のラウンジやポイントアップの特典が利用できるなど、今回紹介した「一般カード」より付帯サービスが充実した「ゴールドカード」を探している方もいらっしゃるかもしれません。
下記の記事では、価格.comで人気のゴールドカードのうち、条件付きで年会費無料になったり、特定の利用シーンで10%ものポイント還元を受けられたりする、高コスパなゴールドカードを紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。