スマートフォンの源流「PDA」の歴史を今ふりかえる

100台以上のPDAを一堂に展示するイベント「PDA博物館」が5月20日に開催!

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これまで急速な進化を遂げてきたスマートフォンだが、ここ数年でコモディティ化が加速し、デザインやテクノロジーの進化はもはや頭打ちになっているのではないか? そんな問いかけに対して、“モバイル黎明期”に誕生した「PDA(Personal Digital Assistant)」をふりかえり、答えを見出そうとするイベント「PDA博物館」が、5月20日にデジタルハリウッド大学・駿河台キャンパスで開催される。

PDA博物館では、デジタルハリウッド大学に保管されているPDAの中から、100台以上を公開する予定。なお、デジタルハリウッド大学メディアライブラリーでは、コレクションの一部が常設展示されているという

PDA博物館が開催されるのは、これが2回目。第1回は、2010年11月に秋葉原で開催された(写真は、その際の様子)。今回、実に7年ぶりのイベント復活となる

モバイル時代の先がけとして、1990年代から2000年代初めにかけて人気を博したPDA。Palmやザウルス、シグマリオン、iPAQなど、数多くの名機が誕生したが、PDAが得意としてきたスケジュール・住所録の管理に加えて、音声通話やインターネットとの親和性も高いスマートフォンが普及したことで、やがて、その存在は影をひそめていった。

そんなPDAの歴史を振り返るイベントとして、デジタルハリウッド大学で非常勤講師を務める星野裕之教員主催による「知の流域を知る そして新たな源流へ PDA博物館 supported by 価格.comマガジン」が5月20日に開催される。なお、本イベントは、価格.comマガジンの協賛イベントとなる。

“PDAの元祖”と呼ばれる、アップルの「Newton(MessagePad)」もイベントで展示される予定だ

“PDAの元祖”と呼ばれる、アップルの「Newton(MessagePad)」もイベントで展示される予定だ

会場内では、全国のモバイラーから寄贈されたPDAの中から、100台以上を公開して展示。実際にPDAを手に取りながら歴史を振り返り、“スマートフォン以降”の未来についても意見交換できる場となっている。また、イベント参加者みずから、時系列ごとにPDAを並び替え、樹形図を作るというユニークな試みも実施する予定だ。

さらに、増井俊之氏、伊藤浩一氏、ジャイアン鈴木氏、山田達司氏という、PDAに精通する著名モバイラーによるトークイベントも開催。「スマートフォンはPDAのDNAを受け継いでいるのか?」「スマートフォンの先にはどんな未来があるのか?」をテーマに、スマートフォンとPDAの関係を振り返りながら、新たなモバイル時代の可能性を探っていく。

PDAの歴史を振り返ることで、かつてのPDAユーザーはもちろんのこと、これまで実物のPDAに触れたことがなかった方まで、新たな“気づき”につながるイベントとなりそうだ。入場無料で気軽に参加できるイベントなので、興味のある方はぜひ、会場へ足を運んでみてほしい。

「知の流域を知る そして新たな源流へ」というタイトルの通り、かつてブームを呼んだPDAの歴史を知り、 “スマートフォン以降”の新たな可能性について、意見交換できる場となっている

■登壇者プロフィール
・星野裕之氏
デジタルハリウッド大学非常勤講師/ロボットデザイナー。「テクノロジーで人々の役に立ち、デザインで幸せにする」ロボットデザイナー、OTUA inc.、KANDA ROBOTICS代表。アイデア出しから実装まで、一貫したモノ作りを学生に教える。IF デザインアワード、グッドデザイン賞受賞。

・山田達司氏
Palm無認可エバンジェリスト。別名、Palmの神様。Palm、CLIE、TreoなどのPalm OS搭載機用の日本語OSであるJ-OS、キーボードドライバー、各種システムユーティリティの生みの親。本業は某SI会社でセキュリティの専門家として、ID管理、シングルサインオン、スマートデバイスなどの研究開発、コンサルティングなどに携わるかたわら、仕事のやり方を変えるためのペーパーレス、モバイルオフィスなどにも取り組んでいる。

・増井俊之氏
工学者、ユーザインターフェース研究者。日本語入力支援システムの一種、予測変換システムのPOBoxの開発者。東京大学大学院工学系研究科電子工学を専攻し、シャープやソニーなどの研究所を経て、2006年Apple入社。iPod touch、iPhoneの日本語予測変換を開発した。2008年以降、慶應義塾大学で環境情報学部の教授を務めて、現在はNota Inc.(en:Gyazo運営元)CTO。

・伊藤浩一氏
All About Japanの「スマートフォン」ガイド。ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超える。

・ジャイアン鈴木氏
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アス PLUSと主にPC系メディアで勤務。当時、PDAマニア必読とされていたエンターブレインの「PDAマガジン」では、編集長を務めた。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始。数々のガジェットレビューを執筆している。

■開催概要
「知の流域を知る そして新たな源流へ PDA博物館 supported by 価格.comマガジン」

・日時:5月20日(土)13:00〜16:00
「触れる」「並べる」「考える」 の3テーマで開催予定

・会場 :デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス
東京都千代田区神田駿河台 4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F、E15-17 教室
(交通アクセス)
JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分
http://www.dhw.ac.jp/access/

・入場無料(当日、直接会場におこしください)

・お問い合わせ
デジタルハリウッド株式会社 広報室
TEL:03-5289-9241
mail:press@dhw.co.jp

松田真理(編集部)

松田真理(編集部)

デジタル製品全般からホビーやカップ麺・スナック菓子まで、オールジャンルをカバーする編集部員。大のプロレス好き。読み方は、まつだ・しんり。

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2017.10.17 更新
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