文具対談
【連載】文具ソムリエール・菅未里と色物文具ライター・きだてたくの「文具対談」

誰でも「TED」式プレゼンができる! リモコン型マウス「Spotlight」が優秀すぎる

本連載は、文房具の専門家2人がそれぞれお気に入りの新製品を互いにプレゼンし合う対談企画。専門家として対談を行うのは、テレビ番組「マツコの知らない世界」にたびたび出演する文具ソムリエール・菅未里さんと、文房具コラムサイト「森市文具概論」編集長のきだてたくさんの2人だ。

記念すべき第1回となる今回は、きだてさんが「2017年上半期ベストバイかも!」と豪語するリモコン型マウスを菅さんに紹介。2人は、世界的に有名な講演会「TED Conference」で行われているようなプレゼンテーションのやり方にあこがれているようで、同製品のスゴさに大興奮する!

プロフィール紹介
きだてたく(左)……1973年京都生まれのライター/デザイナー。自称「世界一の色物文具コレクション(3000点以上)」に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々を送る。文房具コラムサイト「森市文具概論」では、文房具魔改造講座などピーキーな記事を連発している
菅未里(かん みさと/右)……Webサイト「STATIONERY RESTAURANT」を運営する文具ソムリエールとして活躍。大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職しステーショナリー担当に。現在は、文房具の紹介、コラム執筆、商品開発、売場企画などの活動をしている

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専門家たちがあこがれる「TED」式プレゼンテーション

文房具のトークショーでプレゼンする機会が多い2人。いつもはPCの前でポチポチ?

文房具のトークショーでプレゼンする機会が多い2人。いつもはPCの前でポチポチ?

きだてたく(以下、き) 最近、菅さんもいろんな場所で講演される機会が多いですよね。僕もあちこちで文房具を紹介するトークショーとかやるんですが、そういうときに「どういう見せ方をするのがベストなんだろう?」って毎回考えてまして。

菅未里(以下、菅) ねー、考えますよね。

 PCの前に座ってパワポ(PowerPoint)や「Keynote」をポチポチ操作するのもいいんですが、演壇に上がって「TED」(海外のかっこいいプレゼンショー番組)方式でスライドを見せるというほうが見栄えがよくて効果的、って場合もありますよね。

 そうそう。普段は私もPCの前で操作しながらお話をしているんですが、たまに会場で操作しやすいリモコン型マウスみたいなグッズを貸してもらえると、持ったままスクリーンの前に出たりしますね。かっこつけて(笑)。

 実は最近、その「TED」方式に超最適なアイテムを見つけたんですよ。それがまさにそのリモコン型マウスの“すごくいい版”こと、ロジクールの「Spotlight プレゼンテーション リモート」(以下、Spotlight)です。

「Spotlight プレゼンテーション リモート」(ゴールド)。価格.com最安価格は12,044円(2017年9月13日時点)。カラバリはほかに「スレート」を用意。WindowsとMacに対応し、「PowerPoint」「Keynote」「PDF」「Googleスライド」「Prezi」などで使用できる

スポットライトのような「強調表示」機能に驚き!

 菅さんって、講演をするときに、スクリーンをレーザーポインターで指し示すことってあります? スライドをめくりながら、「この辺は注目ですよ」ってチラチラと画面を指したり。

 やりますねー。「いま私が強調しているとこはここです」って意味で光の点をグルグル動かしたり。あと、照らしてるところをお客さんは見えてるかな? って不安になってチラチラ動かすんですけども。

 レーザーは照らしてる点が小さいんで、画面から見失わないようにチラチラ動かすんですよね。でもあれ、見ているほうからすると落ち着かなくて気持ち悪いんですよ。

 なんか目が痛くなったり、たまに“チラチラ酔い”して気分悪くなったりしますね。でもついやっちゃうんですけど(苦笑)。

 この「Spotlight」にもポインターが付いているんですけど、でもレーザーではないんです。本体を画面に向けたまま「ポインターボタン」を押して、はい、ここ注目。

テレビモニターに映し出した「PowerPoint」を使って、「強調表示」ポインター機能を披露

テレビモニターに映し出した「PowerPoint」を使って、「強調表示」ポインター機能を披露

 わー! 何これ、めっちゃいい! 画面にスポットライト当てたみたいになってる!

 この「強調表示」ポインター機能は、注目させたいサークルの中だけハイライト表示して、それ以外の部分は少し暗くしちゃう。まさにスポットライトを当てた感じになるんです。これだと指し示している場所を絶対に見失わないし、お客さんにも注目ポイントが一発で伝わる。

 この時点ですでに欲しい! これ、イイ……。

「Spotlight」は、見ている人たちに注目してもらいたいところだけハイライト表示ができる。それ以外は暗くなるので自然と目がそこへ向く

 さらに、「Spotlight」を動かしますと、それに合わせて画面内のスポットライト位置も移動します。これ、PCの中に専用アプリをインストールすることで、「Spotlight」がワイヤレスのマウスとして認識されるんですね。で、アプリ上でカーソル位置にスポットが当たる仕組みになっているんです。

 やりたい、やりたい! ちょっと貸してください。

 本体内にジャイロセンサーが入っているので、こちらの傾きや加速度を検知してカーソルを動かせる、という仕組みなんですよ。任天堂の「Wii U」の「Wiiリモコン」みたいな感じで。

 (「Spotlight」を動かしながら)……おお〜、ちゃんと思った通りに動かせますね。反応もいいなぁ。「私が見せたいの、そこじゃないんだけど」みたいなことにまったくならなかった。

本体とPCは、付属のUSBレシーバーかBluetoothで接続

本体とPCは、付属のUSBレシーバーかBluetoothで接続

 本体と一体になっているUSBレシーバーを外してPC側に挿すか、BluetoothでペアリングするかのどちらかでPCと接続するんですが、Bluetoothだとちょっと反応が遅れるときもあるかな。僕としては、PCのUSBポートが空いているならレシーバーのほうがオススメ。PCから20mぐらい離れても安心して使えますし。

夢中で「Spotlight」を動かし続ける菅さん

夢中で「Spotlight」を動かし続ける菅さん

 あと、個人的に気に入ってる機能がこれ! いま表示されているスポットサークルをポインターボタンの2度押しで切り替えますと、ほら、サークル内をルーペみたいに「拡大」して表示もできるんです。

手に持ったボールペンの先端を「拡大」。プレゼン資料の細かいところが見やすくなる

手に持ったボールペンの先端を「拡大」。プレゼン資料の細かいところが見やすくなる

 すごい!! 私、これ、わざわざ(パワポの)スライドで作ってますよ! ペン先とか一部をアップにして見せたいときは、アニメーションで拡大していくようなスライドにして……。

 僕も普段は拡大図スライドは別に作ってるんだけど、話の流れで「あっ、拡大スライド作ってなかったけど、ここ拡大して見せたい」って場合もあるじゃないですか。

 ありますあります。「そういえばここも、ここも見て!」みたいなとき。最初からスライドにある程度解像度の大きい画像を使っておいたら、拡大してもそんなに画質が荒れることもなさそうですね。

 こうやって指し示したいときって、そこだけ見てほしいわけじゃない? というか、むしろそこ以外は見てほしくない。そういう意味では、演者の意思がお客さんにダイレクトに伝わる。

 ハイライト表示とか拡大機能を使うと、スライドショーの時間調整が簡単になりそう。ここ拡大して見せて話を広げて……みたいな時間稼ぎもできますよね。

 あと、開始前にタイマーを設定しておけば、終了5分前や終了時にバイブが震えて時間を知らせてもくれますよ。PCから離れてるときはこれも便利。

「iPod shuffle」のようなデザイン性が優秀

 機能もいいんですけど、私としては見た目もいいなーと思って。

 菅さん、外見も重視派ですもんね。ちょい昔の「iPod shuffle」みたいでかわいいですよね。

 色もいいし、全体的な質感とか、ボタンの丸っこいのもかわいい。あんまり“メカメカしくない”のは、女性でも触りやすくていいですよ。「何をするモノかわかんないけど、なんかかっこいい」ぐらいの感じのほうが使いたくなる。

本体に備わるボタンは3つだけ。迷わず直感的に操作できる

本体に備わるボタンは3つだけ。迷わず直感的に操作できる

 デザイン性もいいんですが、操作性も実はちゃんと兼ね備えているんです。ボタンは「ポインター」とスライドの「進む」「戻る」の3つだけ。電源ボタンすらなくて、使うときは一番大きい「進む」ボタン押したらスリープから復帰して使えるし、使い終わったらもうそのまま放置で自動スリープ。ほんと、何も考えなくても使えます。

 こういう機械って、説明書を読まないといけないのはわかってるんです。でも基本的に面倒で読まないんですよ……。読む手間をいちいち私にかけさせないで! って思っちゃう(笑)。だから、直感で適当に使えるものがいい。

 使う前に「Spotlight」のアプリをロジクールのサイトからPCへダウンロードするんですが、インストーラーを起動するとまず「PCと接続して1分間充電しましょう」って表示されます。そのあともインストールと同時進行で使い方の説明と設定方法を教えてくれるから、とりあえず見といてください。1回見て設定したら、もうあとは直感で使ってもらっていいんで。

アプリをダウンロードしたあとに始まるチュートリアル画面

アプリをダウンロードしたあとに始まるチュートリアル画面

 使い始めがラクなのはいいですね。超ポイント高い!

2017年上半期に買った仕事用道具としてはベストバイ!

 もうひとつポイントなのが、本体の充電時間。いま、インストールの話のときに「1分間充電」って言いましたが、「Spotlight」は1分間充電で3時間使えるんですよ。これ、スゴくないですか?

USB Type-C充電ケーブルによる1分間の充電で3時間のプレゼンテーションが可能。また、60分でフル充電できる。充電が必要になると本体が振動し、バッテリーインジケーターが赤で点灯する

 講演とかプレゼンの直前に「バッテリーがない!」ってあわてなくてもいいじゃないですか。1分間ぐらいなら何とかしゃべって場つなぎします。それで3時間動くならよろこんでつなぎますよ。これは欲しい。完全に欲しい。

 ね〜。会議とかプレゼンでスライドショーする機会って、いま会社員の人でもよくあるじゃないですか。そういう人にありがたい機能ががっつり詰まっている。いいでしょ。ただ、ちょっとお高い……。

 でしょうね〜。

 ずばり12,800円。

 あれ、もっと高いのを覚悟してた。

 リモコンマウスだと、安いのは3,000円ぐらいで買えるじゃない。高くても7,000円とか。そう考えると、やっぱりちょい高い。

 でもレーザーポインターだと、高級なグリーンレーザーとか10,000円ぐらいしますから。それと比べたら買っちゃうな〜。

 僕的には、2017年上半期に買った仕事用の道具としてはベストバイかな、というぐらい便利に使わせてもらってます。菅さん、買おう!

 買うか〜。

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きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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