今回第2世代Ryzenのベンチマークを行うにあたり、AMDが全世界のレビュワーに送付しているレビュワーズキットの機材をそのまま使用させていただいた。編集部に到着したレビュワーズキットには、第2世代Ryzenの「Ryzen 7 2700X」「Ryzen 5 2600X」のほか、ASRock「X470 Taichi」とGIGABYTE「X470 AORUS GAMING 7 WIFI」という2種類のマザーボード、G.SkillのDDR4メモリー「F4-3400C16D-16GSXW」が同梱されていた。
レビュワーズキットは、大小2つの専用ボックスに収められた形で編集部に到着
Ryzenロゴがあしらわれた小さな専用ボックス
箱の中には「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 2600X」が収められていた
「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 2600X」のパッケージ
AMD「Ryzen 7 2700X」
CPU-Zで「Ryzen 7 2700X」の情報を表示したところ
付属のCPUクーラーは、LEDイルミネーション機能を備えた「WRAITH PRISM」
CPU接触面はヒートパイプダイレクトタッチを採用。マザーボードとの固定はレバー式だ
ファンのサイドにイルミネーション用端子を装備。付属のケーブルでマザーボードに接続し、イルミネーションをコントロールする形だ
AMD「Ryzen 5 2600X」
CPU-Zで「Ryzen 5 2600X」の情報を表示したところ
付属クーラーは、イルミネーション機能のない無印タイプの「Wraith Spire」。マザーボードとはネジで固定する形だ
マザーボードについては、2種類のうちどちらかを使用すればOKということだったので、今回はASRock「X470 Taichi」を使用させていただいた。CPUは、レビュワーズキットに同梱されていた2つのCPUに加え、パフォーマンス比較用に初代Ryzenの最上位モデル「Ryzen 7 1800X」を用意。CPUクーラーは全モデルで統一するため、今回はCorsairの簡易水冷クーラー「H110i」を組み合わせた。
マザーボードが2種類
やけに大きい専用ボックスだと思ったら、マザーボードが2種類同梱されていた
同梱されていたマザーボードは、ASRock「X470 Taichi」とGIGABYTE「X470 AORUS GAMING 7 WIFI」の2種類。いずれも、最新のX470チップセットを搭載したモデルだ
今回の検証では、ASRock「X470 Taichi」を使用した
同梱されていたメモリーは、G.Skillのオーバークロックメモリー「F4-3400C16D-16GSXW」。8GB×2のモデルで、
メモリーは同梱されていたG.SkillのDDR4メモリー「F4-3400C16D-16GSXW」を使用した。こちらのメモリーはXMP設定をそのまま適応するとDDR4-3400で動作するが、「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 2600X」の公式サポートはDDR4-2993まで、「Ryzen 7 1800X」の公式サポートはDDR4-2667までとなっているので、今回はXMP設定後にメモリークロックをCPUの公式サポート最大クロックにダウンクロックして検証を行っている。その他の検証環境の細かい仕様は以下の通りだ。
【検証環境】
マザーボード:ASRock「X470 Taichi」
メモリー:G.Skill「F4-3400C16D-16GSXW」(8GB×2、CPUの公式サポート最大クロックに設定して使用)
CPUクーラー:Corsair「H110i」
ビデオカード:ZOTAC「ZTGTX1060-GD5STD」
ストレージ:crucial「MX500 CT500MX500SSD1」
電源ユニット:Corsair「HX1200i(1200W)」
OS:Microsoft「Windows 10 Pro 64bit」