「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
「COMPUTEX TAIPEI」を主催するTAITRA(台湾貿易センター)は、2020年9月28日〜30日の開催を予定していたPC関連機器の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2020」について、正式に中止することを発表しました。
「COMPUTEX TAIPEI 2020」の中止がアナウンスされました
「COMPUTEX TAIPEI」は、毎年6月に開催されるアジア最大のPC関連機器見本市です。30を超える企業が新製品の発表や展示を行い、4万人を超える人が訪れるという非常に規模の大きいイベントです。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響から、多数の大規模イベントが延期や中止を余儀なくされ、「COMPUTEX TAIPEI」も開催を9月末へと延期するとしていました。しかし、主催者のTAITRAは「多くの国で課されている渡航制限により、企業やメディアの参加が困難になる」として、2020年は開催を中止し、2021年6月1日〜5日へと開催を延期すると発表しました。
ただし、 NVIDIAやクアルコム、Supermicroなどの企業がITトレンドに関するトークセッションをオンラインで実施するほか、オンラインエキシビションといったイベントも開催するとのことです。
ソース:COMPUTEX TAIPEI
アドビは、iOSとAndroid向けのカメラアプリ「Photoshop Camera」の配信を開始しました。著名なアーティストやインフルエンサーが考案したフィルターやエフェクトを利用できるのが特徴で、SNSへの投稿を意識としたアプリとなっています。
「Photoshop Camera」
「Photoshop Camera」は、アドビが同社のデジタルツールに提供するAI技術「Adobe Sensei」を活用したカメラアプリです。被写体を認識し、人物や背景などをリアルタイムで編集できるほか、撮影後に細かく編集することも可能です。
芸術的なフィルターやエフェクトが豊富に用意されており、プロのクリエイターが時間をかけて制作したような画像を素人でも簡単に作ることができます。
高度な“映え”を手軽に作れることから、インスタグラムなど写真共有系SNSでの利用が想定されています。日常の何気ないシーンも、「Photoshop Camera」を使えば簡単に映えそうですね。気になる人は要チェックです。
ソース:アドビ
アップルは、開発者向けイベント「WWDC 2020」を6月22日からオンラインで開催します。ソフトウェアとハードウェアに関する新製品発表の情報がインターネット上で飛び交う中、ブルームバーグが「アップルはMac用プロセッサーを内製に切り替えると発表する見込み」と報じ、IT業界で大きな話題になっています。
Macの全ラインアップがアップルの自社製プロセッサーに!?(写真はMacBook Air)
MacBookシリーズやiMacシリーズなど、アップルのPC関連デバイスは、これまでCPUにインテル製の「Core i」シリーズを採用してきました。
しかし、ブルームバーグによると、アップルは自社製のARMベースのCPUのほうが電力効率やパフォーマンスがすぐれることから、MACシリーズの全ラインアップを自社製CPUに移行する計画を進めており、詳細を「WWDC 2020」で発表する見込みとのことです。
アップルは、iPhoneを筆頭にモバイルデバイスにはARMベースの自社製CPUを採用しており、ユーザーからも高い支持を得ています。MacシリーズのCPUに関しても、自社製に切り替えるのではといううわさがありましたが、ついに現実のものになるのかもしれません。
これが実現すると、CPUを供給するインテルにとっては大きな痛手になるのは間違いないでしょう。2020年も「WWDC」から目が離せなくなりそうです。
ソース:Bloomberg
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。