「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
スマートフォンのインカメラには、顔をより美しくレタッチする加工機能が搭載されているのが一般的です。しかし、Googleは独自の調査からセルフィーの加工機能がユーザーの精神に悪影響を与える可能性があるとし、「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」「Pixel 4a」ではデフォルトでオフにすることを発表しました。
2020年発売の「Pixel」シリーズでは、加工機能が初期設定でオフになる
Googleによれば、Android端末で撮影された全写真の70%以上がインカメラで撮影されたものであり、セルフィーとタグ付けされた写真は240億枚以上にのぼるとのことです。セルフィーを撮影するうえで欠かせないのが加工機能で、スマートフォンによっては、しわの除去だけでなく目を大きくしたり、顔の輪郭を小さくするなど、幅広い加工が可能になっています。
もはや加工するのが当たり前となっている中、Googleは世界中の子どもたちや、メンタルヘルスの専門家を対象にセルフィーの加工機能に関する複数の調査を実施。その結果、加工前と後の自分を比較するようになるなど、ユーザーの精神にネガティブな影響を与える可能性があることが判明したとのことです。
この調査結果を受けて、Googleは「Pixel」シリーズのカメラ機能では加工機能をデフォルトでオフにし、ユーザー自身が設定のオン/オフを選択できるようにデザインを変更すると発表。さらに、加工機能のアイコンはキラキラ光るデザインになっていますが、これも加工すると美しくなるという価値観の押し付けになる可能性があるため、シンプルなものに変更。また、オンにした場合も、どのような加工が行われ、どのように顔が変化するかの詳細を表示するようになるとのことです。
「加工=美」となってしまうと、加工前の顔は美しくなく修正が必要、という考えがユーザー間で一般認識になってしまうのを避けるため、Googleはより中立的な言語とデザインを「Pixel」シリーズに展開するというわけです。
ソース:Google
NVIDIAが2020年9月に発表した新GPU「GeForce RTX 30」シリーズ。上位モデルの「GeForce RTX 3080」と「GeForce RTX 3090」は、発売後すぐに完売するなど高い注目を集めています。そんな中、NVIDIAは下位モデル「GeForce RTX 3070」を10月29日に発売するとアナウンスしました。
「GeForce RTX 3070」の発売は10月29日
NVIDIAは「早く入手したい人には残念なお知らせになります」と、「GeForce RTX 3070」が当初の予定だった10月中のギリギリとなる10月29日発売になったことを発表。しかしながら、発売が後ろ倒しになったことで、より多くの人に製品を届けられるようになったと説明しました。
「GeForce RTX 3070」は、 前モデル「GeForce RTX 2070」から60%高速化され、さらに2倍以上の価格で発売された「GeForce RTX 2080 Ti」よりも高速なパフォーマンスが売りで、非常にコストパフォーマンスが高いGPUとして話題になっています。
ソース:NVIDIA
マイクロソフトから発売され、人気を博しているパソコン用フライトシミュレーターソフト「Microsoft Flight Simulator 2020」。地球を丸ごと再現した地球シミュレーターとも言われています。
「Microsoft Flight Simulator 2020」は、以前からVRへの対応を明らかにしていましたが、ついにVRモードのクローズドベータテストを開始すると発表し、事前登録を受け付けています。
ついにVRモードが「Microsoft Flight Simulator 2020」にやってくる!
クローズドベータテストに参加するには、Windows Mixed Reality対応ヘッドマウントディスプレイを所有していることや、秘密保持契約書への署名が必要など、細かな要件が設定されています。要件を満たす人は公式サイト(以下URL)をチェックしてみてください。