「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
欧州の執行機関、欧州委員会は、EU内で販売されるスマートフォンなど電子機器の充電器の端子について、規格をUSB Type-Cに統一する法案を発表しました。法案が成立すると、メーカーには製品にUSB Type-Cポートを標準搭載することが義務づけられます。
欧州でアップルのLightningが廃止される可能性
充電器の標準規格をUSB Type-Cに統一する大きな理由のひとつは、充電器やケーブルなどの買い替え時に発生する廃棄物を削減するため、とのことです。また、統一することにより、消費者の利便性を向上させる狙いもあります。異なるメーカーの電子機器製品を使う場合でも、同じ充電器が使えるようになり、新しく充電器を購入したり、充電器を複数所有する必要がなくなるわけです。
この法案では、アップルが採用している独自規格のLightningが事実上の廃止へと追い込まれることになり、同社には大きな影響を与えると見られています。
アップルは「1種類の規格を義務付ける厳しい規制は、技術革新を促進するどころか、むしろ阻害し、欧州および世界の消費者に悪影響を及ぼすことが懸念されます」とコメントをしており、今回の法案には反発しています。
法案の成立には欧州議会の承認が必要となり、今後メーカー側からどのような意見が出てくるのかにも注目です。
ソース:欧州委員会
Googleは、写真ストレージサービス「Googleフォト」の新機能「Locked Folder」の提供を開始すると発表しました。これまでは同社のスマートフォン「Pixel 3」シリーズ以降のモデルにのみ提供されていた同機能が、すべてのAndroidスマートフォンで利用できるようになります。
「Locked Folder」がPixelシリーズ以外でも利用できるように
「Locked Folder」はGoogleフォト内に鍵付きのフォルダーを作成できる機能です。パスワード入力や指紋認証などを行わないと、このフォルダーに保存されている画像は閲覧できません。このフォルダーに保存された画像は共有アルバムなどにも表示されなくなります。
機密性の高い画像や、プライベート性の高い画像を保存するほか、たとえば、子どもの誕生日プレゼント候補の画像を保存しておき、子どもにバレないようにするといった使い方も可能です。ユーザーによって、幅広い使い方ができるのではないかと思います。
「Locked Folder」は2021年秋以降にAndroidスマートフォンへ順次展開予定です。
ソース:Google
ほかのユーザーに対して、インターネット上で少額の送金を行ったり、換金できるアイテムを送付する「投げ銭」機能。主に、ライブ動画配信サービスなどで使われている機能ですが、これがTwitterにもやってきます。
Twitterの投げ銭機能は「Tips」という名称で、レストランなどでスタッフに渡すチップからその名前がきています。「Tips」での送金時に使うプラットフォームは以下の通りです。
・Bandcamp
・CashApp
・Chipper
・Patreon
・Razorpay
・Wealthsimple Cash
・Venmo
・GoFundMe
・PicPay
「Tips」のポイントは、ビットコインなど暗号通貨での送金にも対応していることと、Twitter上での手数料がかからないこと。送金時に利用するプラットフォームによって手数料はかかる可能性はありますが、Twitter自体が手数料を徴収することはありません。
お気に入りのユーザーを応援したい、支援したいという人は、1度チェックしてみてはいかがしょうか。
ソース:Twitter