「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
2021年10月5日、マイクロソフトのOS「Windows 11」がついにリリースされました。デザインの一新やウィンドウ整理機能、ゲーム機能の強化など、さまざまな機能が変更、追加されています。
そんな中、Ryzen CPUを提供するAMDが、「Windows 11」をサポートするRyzen CPUにて性能に関する問題が発生することを明らかにしました。
Ryzen搭載PCユーザーはアプデをもう少し待ちましょう(画像はAMDより)
AMDの発表によれば、Windows 11でL3キャッシュ遅延が最大3倍になる現象が確認されており、一部のゲームでパフォーマンスが10〜15%低下する可能性があるとのこと。また、特定のアプリを実行する際にも約3〜5%パフォーマンスが低下する可能性があると言います。
また、UEFI CPPC2 (「優先コア」) が、プロセッサーの最速コア上のスレッドを優先的にスケジュールしない現象も確認されています。これにより、1つ以上のCPUスレッドに影響を受けやすいアプリにてパフォーマンスが低下する可能性があり、TDP65W以上、8コア以上のプロセッサーは影響がより顕著になる可能性があるとのことです。
これらの問題を解消するためのアップデートが、マイクロソフトより2021年10月以内にリリースされる予定で、AMDはアップデートが配布されるまでWindows 11に更新しないよう注意喚起しています。
ソース:AMD
Google検索にて、「Google Tuner」と検索するとギターなど楽器のチューニングが行える機能が実装されました。
楽器のチューニングが行える機能がGoogle検索に登場
この機能は、PCやスマートフォンのマイクから音を入力すると、音程を表示してくれるというものです。UIは、いわゆるチューニングアプリとほとんど一緒。利用するマイクの品質や、周囲のノイズなどに影響を受けるため、チューニング専用アプリに完全に取って代わるものにはならないと思われますが、いざというときには役立ちそうです。
ソース:Google
Googleは、気候変動の存在を否定するコンテンツを制作するYouTubeクリエイターや広告主、パブリッシャーに対して収益化を禁止することを発表しました。
Googleは「Googleの広告主、パブリッシャー、YouTubeクリエイター向けに、気候変動の存在と原因に関する確立された科学的コンセンサスに反するコンテンツへの広告掲載とその収益化を禁止する新しい収益化ポリシーを発表します」と述べています。
収益化禁止の対象となるのは、「気候変動がデマや詐欺であると言及するコンテンツ」「長期的なトレンドが気候温暖化に関係することを否定する主張」「温室効果ガスの排出や人間の活動が気候変動に寄与していることを否定する主張」などです。
ただし、気候政策に関する公開討論や研究など、気候に関するトピックでの広告掲載は引き続き許可されるとのことです。
ソース:Google Ads
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。