レビュー
AMD「Ryzen 7 5800U」搭載でパフォーマンスも高め

コスパ優秀すぎ! 12万円で1kg切りの軽量モバイルノート「HP Pavilion Aero 13-be」レビュー

軽量モバイルノートは国内メーカーの十八番だが、最近は海外メーカーからも1kgを切るモバイルノートがいくつか登場してきている。今回取り上げる日本HPの「HP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)」も重量が約957g(カタログスペック)と1kgを切る軽さを実現。CPUにはAMDの「Ryzen 7 5800U」を搭載しており、パフォーマンスもすぐれている。さらに、日本HPらしく価格.com最安価格は120,000円(2021年10月27日時点)と非常にお手ごろ。軽くてハイスペックで魅力的な価格のHP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)を詳しくレビューしていきたい。

HP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)のセラミックホワイトモデル。13.3型のディスプレイを搭載するモバイルノートで、その重量は約957g(カタログスペック)

HP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)のセラミックホワイトモデル。13.3型のディスプレイを搭載するモバイルノートで、その重量は約957g(カタログスペック)

1kgを切る軽量ボディ。陶器のようなサラッとした質感

HP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)は、13.3型のディスプレイを搭載するモバイルノート。「HP Pavilion」シリーズとしては初めてマグネシウム合金を使うことで、約957gという切る軽さを実現している。本体サイズは約298(幅)×209(奥行)×16.9(最薄部)mm。軽量かつコンパクトでスリムなボディだ。

実機はさすがに1kgを切っているということで、軽くて持ち運びしやすい。屋外はもちろん、家の中でも気軽に持ち運べるだろう。

キッチンスケールでの実測は956g。カタログスペックよりも1gほど軽かった

キッチンスケールでの実測は956g。カタログスペックよりも1gほど軽かった

カラーは「セラミックホワイト」と「ピンクベージュ」の2色がラインアップされており、今回はセラミックホワイトを試した。AED(アニオン電着塗装)が施されており、陶器のようなサラッとした質感。指紋が付きにくく、引っかき傷にも強いという。真っ白なボディで、軽さをうまく表現している。ヒンジ部分の形がユニークで見た目もスタイリッシュだ。

陶器のような質感になる塗装が施されたセラミックホワイトモデル

陶器のような質感になる塗装が施されたセラミックホワイトモデル

真っ白な天板に、大きめのHPロゴ。手前のプラスチックパーツは電波を通すためのものと思われる

真っ白な天板に、大きめのHPロゴ。手前のプラスチックパーツは電波を通すためのものと思われる

底面も真っ白

底面も真っ白

ヒンジ部分が窪んでおり、そこに「PAVILION」の文字が印刷されている

ヒンジ部分が窪んでおり、そこに「PAVILION」の文字が印刷されている

アスペクト比16:10の13.3型ディスプレイ

ディスプレイは13.3型で解像度が1920×1200。アスペクト比が16:10で、一般的な16:9のモデルよりも縦方向が広いので、WebページやExcelなどが見やすく、作業しやすいディスプレイだ。輝度が400ニットと明るく、屋外でも見やすい。光の反射が少ないノングレアタイプで、オフィスでも自宅でも使いやすそうだ。

縦方向に少しだけ広い、アスペクト比16:10の13.3型液晶ディスプレイを搭載。色域はsRGBを100%カバーしており、日常使いには十分すぎる画質だ。約92万画素のWebカメラも搭載されており、ビデオ会議も可能

縦方向に少しだけ広い、アスペクト比16:10の13.3型液晶ディスプレイを搭載。色域はsRGBを100%カバーしており、日常使いには十分すぎる画質だ。約92万画素のWebカメラも搭載されており、ビデオ会議も可能

「Ryzen 7 5800U」搭載でパフォーマンスは高め

HP Pavilion Aero 13-beには、「パフォーマンスモデル」「スタンダードプラスモデル」「スタンダードモデル」の3モデルがラインアップされている。各モデルの主なスペックは以下の通り。

パフォーマンスモデル:Ryzen 7 5800U、16GB、512GB SSD、120,000円
スタンダードプラスモデル:Ryzen 5 5600U、16GB、512GB SSD、107,000円
スタンダードモデル:Ryzen 5 5600U、8GB、256GB SSD、93,000円
(CPU、メモリー、ストレージ、2021年10月27日時点の価格.com最安価格)

今回試したのは最上位機種のパフォーマンスモデルで、CPUにはAMDのRyzen 7 5800Uを搭載する。基本クロックが1.9GHz、最大ブースト・クロックが4.4GHz、8コア16スレッドの高性能なCPUだ。

CPUの処理性能(レンダリングパフォーマンス)を測定する「CINEBENCH R20」の結果はCPUが「3677」、シングルコアが「476」。インテルの「Core i7-1165G7」(4コア8スレッド)を搭載した他社製モバイルノートの結果はCPUが「1693」、シングルコアが「483」だった。シングルコアではRyzen 7 5800Uはわずかに劣っているが、8コア16スレッドの効果で、CPUの性能は2倍以上のスコアを記録した。

CINEBENCH R20の結果

CINEBENCH R20の結果

パソコンの総合性能を測定する「PCMark 10」の結果は「5589」。モバイルノートで5000を越えるモデルはなかなか見かけない。グラフィック処理性能を測定する「3D Mark Professional」の結果は「Time Spy」が「1241」、「Fire Strike」が「3140」と思ったほど伸びなかった。前述のインテルの「第11世代Core i7-1165G7」のスコアは「Time Spy」が「1637」、「Fire Strike」が「4833」だったので、「Iris Xe Graphics」のほうが少しパワフルなようだ。

PCMark 10の結果

PCMark 10の結果

3DMark Professionalの「Time Spy」の結果

3DMark Professionalの「Time Spy」の結果

3DMark Professionalの「Fire Strike」の結果

3DMark Professionalの「Fire Strike」の結果

パワフルな分、バッテリー駆動時間はカタログスペックで最大10時間30分(MobileMark 2018)と短め。ただ、JEITA2.0よりも、より実利用に近いMobileMark 2018の数値なので、数値だけで判断するのは難しい。体感では、少しバッテリーが減るのが早いかなと感じるくらいで、Webページの閲覧や資料作成といった作業であれば、1日は問題なく使えそうだ。

キーボードとUSBポートに少しクセあり

キーボードはキーピッチが約18.7mmとフルサイズに近いレイアウト。本体の左右までいっぱいにキーボードを配置することで、コンパクトなボディに余裕のあるキーボードを搭載できている。ただし、Enterキーの横に一列キーがあるのは要注意。日本HPのノートパソコンでは珍しくないが、最近は日本市場に合わせてEnterキーの横にキーを配置しないモデルを投入しているだけに残念だ。慣れれば大きな問題にはならないだろうが、慣れるまではEnterキーと間違って、Page Downなどを押してしまうだろう。

本体色と同じ真っ白なキーボード。Enterキーの横に、一列キーのあるタイプで、慣れるまでは押し間違いそうだ。キーボードバックライト付きで、暗い場所でもタイピングしやすい

本体色と同じ真っ白なキーボード。Enterキーの横に、一列キーのあるタイプで、慣れるまでは押し間違いそうだ。キーボードバックライト付きで、暗い場所でもタイピングしやすい

外部インターフェイスはUSB Type-Aポートを左右に1ポートずつ搭載。薄型のボディのため、下の部分が少し開く仕組みで、機器を差し込むときに少しだけ面倒だ。USB Type-Cポートは、USB Power DeliveryとDisplayPort 1.4に対応しており、充電や映像出力に利用できる。電源入力もあり、付属のACアダプターはUSB Type-Cではなく電源用のもの。USB Type-Cに機器をつなげながらでも充電できるのは便利だし、手持ちのUSB Type-C充電器も使えるので、これはこれでありがたい。そのほか、HDMI2.0出力も備えているので、プロジェクターやテレビとの接続もできる。

USB Type-Aポートを左右に1基ずつ、HDMI出力、USB Type-Cポート、ヘッドホン出力/マイク入力、電源ポートを備える。薄型ボディながら、外部インターフェイスは充実している

USB Type-Aポートを左右に1基ずつ、HDMI出力、USB Type-Cポート、ヘッドホン出力/マイク入力、電源ポートを備える。薄型ボディながら、外部インターフェイスは充実している

ACアダプターを合わせた重量は実測で1252g。USB PDに対応しているので、よりコンパクトなアダプターを使う手もある

ACアダプターを合わせた重量は実測で1252g。USB PDに対応しているので、よりコンパクトなアダプターを使う手もある

USB Type-Aポートは下のツメを開いてケーブルを接続する。薄さを重視した設計だが、機器を挿すときに、いちいちツメを開かないといけないのがやや面倒だ

USB Type-Aポートは下のツメを開いてケーブルを接続する。薄さを重視した設計だが、機器を挿すときに、いちいちツメを開かないといけないのがやや面倒だ

まとめ

キーボードに少しクセがあることバッテリー駆動時間がやや短めな点を除けば、HP Pavilion Aero 13-be(パフォーマンスモデル)は非常に優秀なモバイルノートだと感じた。12万円という価格も非常に魅力的で、コストパフォーマンスは文句なし。仕事用はもちろん、学生が選ぶモデルとしてもいいだろう。スタンダードプロモデルやスタンダードモデルという、より手ごろなモデルもラインアップされているので、予算を重視する人はそちらもチェックしてみてほしい。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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