レビュー

まるで映画でマジ怖い! 「iPhone 15 Pro」で「バイオハザード ヴィレッジ」を先行プレイ

カプコン「バイオハザード ヴィレッジ」のiPhone/iPad版が2023年10月30日に配信されます。Macに続き、iPad/iPhoneでもサバイバルホラーゲームの名作を楽しめるようになります。「iPhone 15 Pro」で先行プレイができたのでレポートします。

2023年10月30日に発売される「バイオハザード ヴィレッジ」のiPhone/iPad版

2023年10月30日に発売される「バイオハザード ヴィレッジ」のiPhone/iPad版

「バイオハザード ヴィレッジ」は、前作「バイオハザード7 レジデント イービル」から3年後の世界が舞台の名作サバイバルホラーゲーム。2021年販売され、全世界で累計販売数830万本を超える大ヒットタイトルです。主人公は前作と同じ、イーサン・ウィンターズ。奪われた娘を取り戻すために、謎に包まれた“村”を訪れると……。

まるで映画! マジで怖いです

画面の小さなiPhoneで、どれだけ楽しめるのか懐疑的でしたが、いい意味で本当に怖かったです(涙)。怖すぎて声が出そうなので、外出先でプレイするときは気を付けましょう。

映画のような美麗なグラフィック、リアルで本当に怖い敵キャラクター、引き込まれるストーリーと音楽。どれをとってもスマートフォンで主流のカジュアルゲームとは一線を画すクオリティです。ドミトレスク婦人の大きさは、iPhoneだとさらに際立ちます。

画面のキャプチャだと、きれいさが伝わりにくいですが、光りの表現や陰影などは、これまでのスマートフォン向けゲームとはまったく異なります

画面のキャプチャだと、きれいさが伝わりにくいですが、光りの表現や陰影などは、これまでのスマートフォン向けゲームとはまったく異なります

画質設定では、フレームレートが30/60/120/可変から選択できました。「iPhone 15 Pro/Pro Max」はリフレッシュレートが最大120Hzなので、ヌルヌル動きます。「A17 Pro」チップはハードウェアアクセラレーションのレイトレーシングを備えており、リアルな光りの反射を再現できます。

フレームレートは30/60/120/可変から選択可能

フレームレートは30/60/120/可変から選択可能

さすがに長時間プレイすると、「iPhone 15 Pro」本体が熱くなりますが、プレイ中に止まったり、動きが遅くなったりすることはありませんでした。

気になる操作は、タッチ操作に対応したのが大きなトピック。カスタマイズ性が高く、操作しやすいようにボタンの位置や大きさを調整できます。タッチパッドでのエイムは難しく感じましたが、微調整すれば追い込めるかも。対応コントローラーを使っても操作できるので、自宅ではコントローラーを使うのがいいでしょう。

タッチパッドのボタンの大きさや配置場所が変えられる

タッチパッドのボタンの大きさや配置場所が変えられる

PS5のワイヤレスコントローラーで操作しましたが、家庭用ゲーム機と遜色のない操作感でした

「PlayStation 5」の「DualSense ワイヤレスコントローラー」で操作しましたが、家庭用ゲーム機と遜色のない操作感でした

「iPhone 15 Pro」の画面サイズは6.1インチで、どうしても迫力という面では物足りません。iPhone 15シリーズから外部インターフェイスがLightningからUSB Type-Cに変わっているので、対応のモバイルディスプレイに接続してみました。これは完全にゲーム機です。あまりおすすめはできませんが、MagSafeでワイヤレス充電をしながら遊べば長時間でも遊べます。

「iPhone 15」シリーズは外部インターフェイスにUSB Type-Cを採用しているので、モバイルディスプレイに接続して大画面で「バイオハザード ヴィレッジ」を楽しみやすい

「iPhone 15」シリーズは外部インターフェイスにUSB Type-Cを採用しているので、モバイルディスプレイに接続して大画面で「バイオハザード ヴィレッジ」を楽しみやすい

発売記念セールでいきなり60%オフ!

カプコンはM1チップ搭載のMac向けに「バイオハザードヴィレッジ」を今年8月に発売しており、それに続き、iPhone/iPad版の投入となります。前述のとおり、美麗なグラフィックがウリのタイトルだけに、プレイできる端末は限られます。特にiPhoneは最新の「iPhone 15Pro/Pro Max」のみに限られます。「iPhone 15 Pro/Pro Max」は、頭脳のチップにハードウェアアクセラレーションのレイトレーシングを備えた「A17 Pro」を搭載。ゲームに強いチップだけに、そのパワーを存分に生かせるタイトルがやっと出てきたと言えるかもしれません。

なお、「バイオハザード ヴィレッジ」はユニバーサル購入非対応なので、Mac版を購入していても、iPhone/iPad版は別に購入しなければならないのでご注意ください。

価格はゲーム本編が4,990円、追加コンテンツ「ウィンスターズ エクスパンション」が2,000円。ゲーム本編は序盤が無料でプレイできるので、気軽に体験してみるといいでしょう。なお、発売を記念してセールを実施します。2023年10月30日から11月20日まで期間限定で、ゲーム本編が60%オフの1,990円、「ウィンターズ エクスパンション」が50%オフの1,000円で購入できます(価格はすべて税込)。

まとめ

スマートフォンのゲームと言えば、すき間時間に気軽に楽しめるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、本作はかなり毛色の違うゲームです。コンソール向けのヘビー級ゲームなので、当然ですが、クオリティを下げることなくiPhoneで楽しめるのは画期的です。「A17 Pro」のパワーで、名作をあますことなく、スマートフォンで楽しめる、いい時代になりました。

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×