今年も新生活シーズンがやってきました。新社会人や大学生に欠かせないものといえば、ノートパソコンです。今回は新社会人や大学生にチェックしてほしいノートパソコンを厳選しました。価格.com上で人気のモデルを中心に10機種を価格帯別(8万円以下、約10万円、約12万円)に動画で紹介します。
※価格.com最安価格は2024年2月8日時点の情報です。
新生活向けということで、画面サイズが14型以下で、重量が約1.5kg以下の持ち運びしやすいモデルをチョイス。スペックの基準は、CPUは世代に関係なくCore i5/Ryzen 5以上、メモリーは16GB以上(一部8GBのモデルもあり)。それに価格.com上での人気や、クチコミ・レビューの評価を加味しつつ、10機種を選びました。もちろん、全機種コストパフォーマンスにすぐれたモデルです。
今回の選択基準
まずは予算重視派の人にチェックしてもらいたい8万円以下のモデルです。価格が安いのはもちろん、しっかり“使える”モデルを厳選しました。
このモデルのポイント
(1)価格.com最安価格69,960円という安さ
(2)価格に見合わない質感の高さと完成度
(3)約15時間のバッテリー駆動時間
「ThinkBook」は、レノボのビジネスノートパソコン「ThinkPad」の弟分的なブランド。本体カラーは、「ThinkPad」がブラックなのに対して、「ThinkBook」はシルバーの金属ボディでスタイリッシュなデザインです。本モデルのクチコミでは質感の高さを評価する書き込みがあるなど、スマートなデザインが魅力です。また、69,960円という価格ながらスペックが充実していることも人気の理由。人間工学に基づいた設計のキーボードの評価も上々です。スペックや完成度を考えると、コストパフォーマンスは今シーズン最強クラスの1台です。
○主なスペック
・CPU:Ryzen 5 7530U
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:14型液晶(1920×1200)
・重量:1.38kg
このモデルのポイント
(1)価格.com最安価格64,800円という安さ
(2)普段使いには十分なスペック
(3)この価格でIPSパネルを搭載
(1)の「ThinkBook 14 Gen 6」と、ほぼ同じスペックの日本HP製モバイルノート。価格.com最安価格は64,800円で、「ThinkBook 14 Gen 6」よりも手ごろな価格です。14型フルHD液晶は、同社がこだわるIPSパネル。ただ、IPSパネルらしく視野角は広いものの、画面の色についてはクチコミにて賛否あるようです。バッテリー駆動時間は最大11時間でモバイルノートとしては少し短いものの、45分で50%充電できる急速充電に対応します。キーボードの完成度やボディの質感は、「ThinkBook 14 Gen 6」のほうが上かもしれませんが、何と言ってもこの価格はこのご時世、非常に魅力的と言えるでしょう。
○主なスペック
・CPU:Ryzen 5 7530U
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:14型液晶(1920×1080)
・重量1.39kg
このモデルのポイント
(1)第13世代Core i5を搭載の14型ノートパソコンとしては最安クラス
(2)高性能なカメラ&マイク搭載で在宅ワークにぴったり
(3)Thunderbolt 4の搭載など細かい部分が充実
コスパの高いノートパソコンといえば、デルは外せません。本モデルはインテルの「第13世代Core i5」搭載モデルとしては最安クラスの14型ノートパソコン。フルHDカメラ、AIサウンドリダクションなど在宅ワークを快適にしてくれる機能が充実しています。この価格でThunderbolt 4やSDメモリーカードスロットを搭載しているのもポイント。ACアダプターは大きいですが、Thunderbolt 4経由で充電できるので、小さなPDアダプターを導入するのもアリでしょう。注意点は1.53kgと持ち運び用としてはやや重いこと。
○主なスペック
・CPU:Core i5-1335U
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:14型液晶(1920×1200)
・重量:1.53kg
続いて、約10万円のモデルを見ていきましょう。ディスプレイの表示品質や持ち運びやすさなどにこだわったワンランク上のモデルです。
このモデルのポイント
(1)有機ELディスプレイ搭載
(2)エンタメからクリエイティブまでこなせる万能性
(3)第13世代Core i5のHシリーズを搭載
「IdeaPad」はレノボのコンシューマーブランドで、ディスプレイやスピーカーにこだわっています。本モデルは鮮やかな14型有機ELディスプレイを搭載。キーボード左右にはステレオスピーカーを備えます。スペックもインテルの「第13世代Core i5」のHシリーズを筆頭に、16GBのメモリー、512GBのSSDとハイスペックな仕様。USB 3.2 Gen1 Type-C×2やmicroSDメモリーカードスロットなど外部インターフェイスも充実しています。
○主なスペック
・CPU:Core i5-13500H
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:14型有機EL(1920×1200)
・重量:1.46kg
このモデルのポイント
(1)持ち運びに適した0.957kgの軽量ボディ
(2)マグネシウム合金のスタイリッシュなボディ
(3)性能、重量、価格などトータルでのバランスのよさ
日本HPのロングセラーモバイルノート。最新モデルは天板のロゴが、直線的なデザインのプレミアムロゴに変わりました。外観はマグネシウム合金で、質感が高いうえに、天面耐圧300kgfなので、電車移動も安心。バッテリー駆動は最大12時間と少し短いですが、45分の充電で50%まで充電できる急速充電に対応しており、安心して持ち出せます。指紋認証センサー付きでセキュリティも万全。カラーはピンクベージュとセラミックホワイトの2色がラインアップされています。
○主なスペック
・CPU:Ryzen 7 7735U
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:13.3型液晶(1920×1200)
・重量:0.957kg
このモデルのポイント
(1)12.4型のコンパクトモデル
(2)約10万円でOffice付き
(3)4色のカラバリを用意
ノートパソコンを学校や職場に毎日持っていくという人に注目してほしいコンパクトモデル。4色のカラバリがあるのもポイント。なお、前世代の「Surface Laptop Go 2」のほうは本機より約1.5万円安く(128GB SSDモデルなら約2万円)、機能的にはほぼ同じなので、価格重視なら「Surface Laptop Go 2」を選ぶのもありです。メモリーが8GBで不安な人は16GBモデルもあるので、そちらをチェックしてみましょう。16GBモデルの価格.com最安価格は約13万円と少し高めです。
最後は、約12万円のモデルを見ていきましょう。性能はもちろん、デザインや機能、ブランドなどにこだわった高性能なモデルを選びました。
このモデルのポイント
(1)完成度の高さ
(2)この価格でOffice付き
(3)最大19時間のロングバッテリー
「Surface」というと、2in1の「Surface Pro」が有名ですが、オーソドックスなノートパソコンの「Surface Laptop」も人気です。タブレット形態では使えませんが、タッチ操作や「Surfaceペン」(別売)を使った直感的な操作が可能。重量は1.265kgと軽量で、顔認証も利用できます。この価格でOfficeを備えるのもポイント。バッテリー駆動時間が最大19時間と長いのも見逃せません。ボディの質感や完成度が高く、デザインにこだわりたい人にもぴったりです。
○主なスペック
・CPU:Ryzen 5 4680U Microsoft Surface Edition
・メモリー:16GB
・ストレージ:256GB SSD
・ディスプレイ:13.5型(2256×1504、アスペクト比3:2)
・重量:1.265kg
このモデルのポイント
(1)厚さ17.1mmのスリムボディ
(2)安心の国内メーカー製
(3)充実のサポート
厚さ17.1mm、重量1.24kgという薄型・軽量が特徴のモバイルノート。ボディはマグネシウム合金製で堅ろう性も高く、10万円台の価格でOfficeも搭載されています。また、国内メーカーらしくサポートが充実しているのもポイント。メーカー保証期間を3年・4年・5年に延長できる「あんしん保証サービスパック」(別売)があるので、大学生なら4年間をしっかり保証してくれます。契約期間中、何度でも電話やリモートでサポートを受けられる「デジタルライフレスキューサービス」も、パソコン初心者にはありがたいはず。
このモデルのポイント
(1)まだまだ現役の「M1チップ」搭載
(2)古さを感じないデザイン
(3)アップルならではの使い勝手のよさ
「MacBook Air」の「M1チップ」モデルは、発売から3年以上が経過しているものの、価格.com「Macノート」カテゴリーでは、人気売れ筋ランキング1位を長期間維持する超ロングセラーモデルです。「M1チップ」のパワーは現在でも十分通用しますが、クチコミを見ると、クリエイティブ系のソフトでは、「M1だと遅い」という書き込みが見られるようになってきました。クリエイティブ系のソフトをさほど使わないのであれば「M1チップ」モデルを、クリエイティブ系のソフトをよく使うなら「M2チップ」モデル(価格.com最安価格140,940円)を検討するといいかもしれません。
このモデルのポイント
(1)0.875kgの軽量ボディ
(2)約24時間の長時間バッテリー駆動
(3)豊富な外部インターフェイス
重量0.875kg、薄さ17.9mmという、Dynabookらしい薄型・軽量ボディが特徴のモバイルノート。軽すぎて、クチコミでは堅牢性を心配する声が見られますが、MIL規格準拠テスト9項目をクリアするなど安心して使えるタフさが本モデルにはあります。バッテリー駆動時間は今回紹介する10モデルの中で最長の約24時間(JEITA2.0測定)。外出先で作業を行う人には心強いモデルと言えるでしょう。この軽さと薄さでスペックも充実しており、性能にこだわりたい人にもぴったりです。
○主なスペック
・CPU:Core i5-1340P
・メモリー:16GB
・ストレージ:512GB SSD
・ディスプレイ:13.3型(1920×1080)
・重量:約0.875kg
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