いよいよ夏商戦本番。「価格.comリサーチ」の夏のボーナスに関するアンケート調査の結果によると、夏のボーナスで購入したいものの4位に「ノートパソコン」(8.2%)が入っている。カメラ(5位、7.4%)、スマートフォン(同5位、7.4%)、PCパーツ(7位、6.9%)、タブレット(10位、6.1%)をおさえて、デジタル機器ではもっとも順位が高かった。そこで本特集では、予算別にどんなノートパソコンが購入できるのかを徹底調査。「5万円」「10万円」「15万円」の3つの価格帯で注目モデルもピックアップする。
※記事中の価格.com最安価格やランキング順位など各種データは2015年6月11日時点の情報です。
本題に入る前に、この夏、ノートパソコンの購入を検討している人にとって一番気になっているであろう「Windows 10」に関する情報をおさえておこう。
スタートメニューが復活したWindows 10。マウスとキーボードを使った操作がしやすくなっている。タッチ操作向けの「タブレットモード」というユーザーインターフェイスも備え、タブレットでも使いやすい。画面は開発途中のインサイダープレビュー版(Build 10074)
マイクロソフトは、「Windows 8.1」の後継となる基本ソフト(OS)、Windows 10を2015年7月29日にリリースする。「Windows 8」で廃止されたスタートメニューが復活するなど、マウスやタッチパッドでの操作に慣れている「Windows 7」の利用者でも違和感なく乗り換えられるように改良されているのが特徴だ。マイクロソフトは、Windows 7以降を搭載したパソコンを対象に、Windows 10リリース開始から1年間の期間限定で、無償でWindows 10にアップグレードできることを発表している。今年の夏のボーナスで、パソコンを買っても、無料でWindows 10へアップグレードできるのだ。現行モデルのほとんどはWindows 10への無償アップグレードの対象機種となっているので、Windows 10が登場するまで待つ必要はない。ただし、型落ちモデルを狙っている人は注意したい。NECパーソナルコンピュータは2013年5月以降発表のモデルをアップグレードの対象としている(一部機種を除く)。Windows 7を搭載していても、それ以前のモデルは動作保証外だ。
アップグレードではなく、最初からWindows 10を搭載したパソコンの発売時期はいまのところ不明だ。パソコンメーカー各社は5月から6月にかけて、すでに夏商戦向けの新モデルを発表済みで、Windows 10に合わせてすぐに新モデルを投入してくるとは考えにくい。パソコンメーカー各社の夏商戦向けモデルは、今年1月、2月に発表した春モデルから小幅な強化となっており、Windows 10に焦点を合わせて新モデルの開発を進めている思われる。昨年2014年は9月、10月に秋冬モデルを発表したメーカーが多く、Windows 10を搭載した新モデルは、そのタイミングで発表される可能性が高い。
パソコンメーカーのWindows 10への対応状況
NECパーソナルコンピュータ 「Windows 10サポートのご案内」
富士通 「今、Windows 8.1モデルを購入しても安心!」
東芝(2015年夏頃までにこの「サポート情報」ページ内にて順次公開予定)
VAIO 「Windows 10アップグレード情報」
ソニー 「Windows 10情報」
レノボ・ジャパン 「PCの画面に「WINDOWS 10を入手する」というアイコンが表示される場合についてのお知らせ」
デル 「Windows 10が間もなく登場」
日本ヒューレット・パッカード 「HP PCのWindows 10対応について」
日本エイサー 「Windows 10 へアップグレード」