サンマの頭も軽く押すだけでクラッシュ! 生ゴミを温風で乾燥させて減量&ニオイも抑える

コンパクトな生ゴミ処理機「パリパリキューブライト」で、くさ〜い生ゴミを“パリパリ”に!

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暑くなってくると、途端に臭い出すのがキッチンのゴミ箱。生ゴミというものはいとも簡単に腐り、腐敗臭を放ち出す。さっさと捨ててしまいたいが、収集日は自治体によって決められた曜日の朝、週に2〜3回という縛りがある。うっかりゴミ出しを忘れようものなら、下手をすると1週間保存するはめになることも……。

生ゴミのニオイの原因となるのは、おもに細菌の繁殖だ。特に水分をたっぷり含んだ食物廃棄物は腐りやすい。「細菌の繁殖を抑えるために冷凍庫に保存する」という話も聞くが、気分はよくない。なるべくならゴミはゴミとして無臭になってほしい。「ならば、生ゴミをそのまま乾燥させてしまえ!」というのが、この生ゴミ減量乾燥機「パリパリキューブライト PCL-31」(島産業)だ。

本体サイズは215(直径)×283(高さ)mmと、生ゴミ処理機としてはいたってコンパクトだが、持ち上げると約2.1kgとずしっと重い。カラーはこのトリコロールのほかに、「ブルーストライプ」「トリコローレ」「グリーンストライプ」の4色が用意されている。パリパリ→PARIS PARIS→トリコロールというネーミングとデザインの由来が少々脱力系だが(笑)

生ゴミを温風でパリパリに乾燥させて減量してしまうという発想

生ゴミ処理機は、大型すぎたり高価(5〜10万円程度もざら)だったり、使用時に微生物を投入しなければなかったりと、一般家庭で使用するには使い勝手が今ひとつなことが多い。「パリパリキューブライト」は1〜3人家庭向けのコンパクトな設計で、実勢価格も2万円程度と生ゴミ処理機にしてはリーズナブルなのが特徴だ。

温風を当てることによって生ゴミを乾燥させる仕組みで、1回6時間の運転で最大約500g(約1.3L)の生ゴミを乾燥させる「標準モード」と、1回9時間の運転で最大約700g(約2.0L)の生ゴミを乾燥させる「多めモード」の2つのモードが搭載されている。投入できる生ゴミの種類は、「ご飯・めん類」「野菜・果物くず」「茶がら」「肉類・魚類」。そのほか、一般的に人が食べられる食材や調理物となっている。加熱による引火の可能性のあるアルコールなどは使用不可だ。

操作は2つのボタンのみで、右の「スタート」ボタンでモードを切り替える。消費電力は150Wで、「多めモード」を毎日使用した場合の電気代は1か月(31日)で約837円(電力料金単価27円/kWhの場合)

本体は、温風を吹き出す本体上部、生ゴミを入れるバスケット(右手前)、バスケットをセットする処理容器(右奥)に分けられる。中央下の黒いものは脱臭フィルター。同じくトリコロール・デザインの専用マットも付属する

本体上部の裏側はこんな感じ。内側にある円形部分が温風吹き出し口。生ゴミと接触する白い「押さえカバー」は取り外し可能で、水洗いができるので清潔さを保てる

脱臭フィルターは本体上部にセット。なお、この脱臭フィルターは使用頻度によるが4か月〜半年で交換が必要とのこと(2個で3,000円前後)

使用前に処理容器を取り付けて、何も入っていない状態で試運転する。本体上部にある排気口から風が出ていることを確認し、さらに30分後、温風が出ればOKだ

使用する際は、バスケットに大きめの水切りネットをセットする。バスケットの底面は網になっているので、カレーやシチューなど漏れ落ちてしまうものは対応できない。

水切りネットは15枚付属しており、市販のものも装着できる。ただし、不織布タイプは乾燥しにくくなるので使用不可

バスケットを三角コーナー代わりに使えるので、生ゴミを三角コーナーから移す手間が省ける。通常の三角コーナーと比べると、こんな感じのサイズ感

まずは野菜中心の生ゴミで肩慣らし

それでは、いよいよ実際に生ゴミを使って試してみることにする。最初ということで、おっかなびっくり、野菜中心の生ゴミでチャレンジだ。

できれば触りたくないその内容は、キャベツ、レタス、うどん、卵のカラ、生姜、紅生姜、玉ねぎ 長ネギ、もやし、豚肉。空気が通りやすくするために、中央あたりを開けるようにゴミの形を調整しろというが、正直かなり嫌な作業

ゴミが乾燥によって減量するというので、重さを計っておく。今回は約320g。標準モードで500gまでいけるということだが、内部の目盛りでは結構限界だ

バスケットごと処理容器にセット

バスケットごと処理容器にセット

上から本体上部を乗せる

上から本体上部を乗せる

左の電源ボタンを押して起動、「標準モード」なので右のボタンを1度押すだけでスタート。ボタンが2つだけという操作のシンプルさは、機械操作が苦手な年配の方にも喜ばれそうだ

あとは仕上がりを待つだけ。「標準モード」でもおよそ6時間かかるため、夜寝る前にセットして朝にできあがっている流れにする人も多いかと思い、駆動音をチェック。駆動音はスペック的には約36dBで、下の動画だと音が気になるようにも感じるが、実際はさほど気にならない。小さなファンが回っているなという感じで、静音と言っていいだろう。ただ処理中のニオイに関しては、妻は気にならないと言っていたが、ニオイに敏感は筆者はどことなく甘酸っぱいニオイを感じた。

6時間後、運転が終了。いよいよ、乾燥させた生ゴミと対面だ。

確かにカピカピになっている。だがそれと同時に生ゴミ臭がむわっ。うーん……これは嗅ぎたくなかった

確かにカピカピになっている。だがそれと同時に生ゴミ臭がむわっ。うーん……これは嗅ぎたくなかった

重量を計ってみるとわずか70gに。乾燥させる前は320gだったので、250gも軽くなった! すごい。……臭いけど

重量を計ってみるとわずか70gに。乾燥させる前は320gだったので、250gも軽くなった! すごい。……臭いけど

商品名にもなっているパリパリ具合いを検証。確かにうどんがパリパリというか、バリバリになって、力を入れて押すとポキポキ折れる乾麺状態に。ただ野菜は幾分湿気が残っている気がしたので、もう少し長く温風を当ててもよかったかもしれない

取扱説明書で推奨されている処理方法、新聞紙巻きにチャレンジ。力を入れて丸めていくとバリバリ音がして、どんどん小さくなるゴミ。最終的にかなりコンパクトに。乾燥しているせいかほとんどニオイがない。これをレジ袋などでくるめば、確かに2〜3日は余裕で臭くならないだろう

使用後は、そのままにしておくと「パリパリキューブライト」自体が臭くなってしまうので、バスケットと処理容器、「押さえカバー」を洗浄して乾かしておく必要がある

さらに今度は魚系のゴミにチャレンジだ!

生ゴミといえば、特に問題となるのは魚。食べている間はおいしいが、生ゴミとなるとその腐敗臭はかなりひどい。焼いた網を洗うのもめんどうなら、ゴミ処理も厄介ということで、体によいとはわかっていても魚をメニューにするのは気が重い。「パリパリキューブライト」に関しても、さすがに最初からこの強敵を相手にするのはためらわれたので、野菜中心の生ゴミからチャレンジしたのだ。野菜中心の生ゴミが一応ちゃんと乾燥したので、今度は核心となる魚のゴミにチャレンジしてみる。ついでに乾きにくそうなメロン、バナナも同時に。やりすぎだろうか……。一抹の不安を抱えながら挑戦だ。

サンマ2尾登場。ほかにメロン、バナナ、麦茶、長ネギ、大根の皮、もやしという強力(?)なラインアップ

サンマ2尾登場。ほかにメロン、バナナ、麦茶、長ネギ、大根の皮、もやしという強力(?)なラインアップ

計ってみると420g。かさは前回より少ないが重い

計ってみると420g。かさは前回より少ないが重い

今度は「多めモード」にてチャレンジ。約9時間かかるので、セット後就寝。おやすみなさい

今度は「多めモード」にてチャレンジ。約9時間かかるので、セット後就寝。おやすみなさい

おはようございます。寝ぼけ眼をこすりながらオープン。見事に乾ききったサンマくんたち

おはようございます。寝ぼけ眼をこすりながらオープン。見事に乾ききったサンマくんたち

測ってみたら、420gが60gに! 360gも軽くなってしまった

測ってみたら、420gが60gに! 360gも軽くなってしまった

サンマくんの頭も軽く押すだけでクラッシュ。これはすごい!! メロンやバナナもカラッとしてニオイもない

サンマの頭も軽く押すだけでクラッシュ。これはすごい!! メロンやバナナもカラッとしてニオイもない

気になる臭いについては、カラッとして生臭くはなく、魚を焼いた後掃除をするくらいのレベル。これにはビックリだった。むしろ野菜中心の生ゴミよりも臭わなかったのだが、これは野菜だから、魚だからというより、温風を当てた時間が長いからだろう。

生ゴミ収集日が少なめの自治体下に住んでいるならかなり重宝!

今までこれだけ生ゴミとたわむれる機会もなかったが、確かに「パリパリキューブライト」は強力に生ゴミを減量してくれ、「生ゴミのほとんどは水分」ということを実感できた。運転終了後の本体をオープンした際に「ウッ」とくる生ゴミ臭を感じる場合もあるのと、後片付けにひと手間かかるのを除けば、こんなにコンパクトサイズでパリパリに乾燥させてくれるのはありがたい。

自治体によっては週に2回程度の可燃ゴミ収集のところも多い昨今、巨大マンションで管理組合が常駐し、いつでも生ゴミを出せるという環境でもない限り、「生ゴミプレッシャー」はつきものだ。しかし、「パリパリキューブライト」を使うと、少なくとも強烈な腐敗臭は感じられなくなり、一度くらい収集日を忘れても「今度でいいや」と余裕になる。これはお金には代えられない感動だ。

ちなみに自治体といえば、こうした生ゴミ処理機には助成金が出るところもあり、上限額などいろいろな制限はあるが、うまくいけば半額程度で購入できる場合もあるようだ。「パリパリキューブライト」も助成金対象製品となっているので、一般社団法人日本電機工業会ホームページで自分の住む自治体の状況を確認してみるといいだろう。

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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2017.7.27 更新
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