トレンドニュース

今が買い時! ドラム式洗濯乾燥機が底値続々!

9〜10月にかけて、多くの新モデルが登場するドラム式洗濯乾燥機

私たちの生活に欠かせない必須家電のひとつである「洗濯機」。10年を超えるスパンで長年使い続け、壊れたら買い換えるという方がほとんどだろう。しかし、壊れてから慌てて買いに走ったりすると、製品選択の余裕もなく、特徴などを吟味できないほか、意外な高値で購入してまうようなことにもなりかねない。特に、高額なドラム式洗濯乾燥機の場合、購入時期によって10万円近いの差が出てくることもあるので、購入するなら、買い時をしっかり見極めたほうがよいだろう。

図1:「洗濯機」カテゴリーの閲覧者数推移(過去2年)

図1:「洗濯機」カテゴリーの閲覧者数推移(過去2年)

図1は「価格.comトレンドサーチ」で見た、過去2年間における「洗濯機」カテゴリーの閲覧者数推移を示したものだ。洗濯機は1年中買い換え需要がある製品だけに、季節によるアクセスの上下はあまりないカテゴリーだが、その中でも比較的盛り上がるのは、これから訪れる9月くらいの時期だ。というのも、実は洗濯機の新製品の多くが9〜10月にかけて発売されるためで、新製品への注目がこの時期に高まることによる。

しかし、新製品が発売されるということは、裏を返せば、それまでの現行モデルが型落ちになるということでもある。型落ちになった現行モデルは、在庫一掃のため、販売価格が下がるのが一般的。ということで、実はこの8月末から9月くらいにかけての時期は、洗濯機の多くの製品が底値となる時期でもあるのだ。

ただし、全ての製品というわけではない。洗濯機には大きく分けて、「縦型」と「ドラム式」の2つの方式があるが、このうち、「縦型」の主要モデルは、本格的な夏を迎える直前の6月くらいに発売されるケースが多いため、縦型の従来モデルは、この時期、すでに在庫薄となっていることが多い。この時期に新製品が投入されるのは、主に「ドラム式」のほう。というわけで、ドラム式洗濯乾燥機のトレンドについて、以下、詳しく見ていこう。

ものによっては10万円以上安く買えることもある、ドラム式洗濯乾燥機

日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」

日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」

図2:日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」の価格推移(過去6か月)

図2:日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」の価格推移(過去6か月)

図3:日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」の閲覧者推移(過去6か月)

図3:日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」の閲覧者推移(過去6か月)

まずは、ドラム式洗濯乾燥機の中でも人気モデルとなっている、日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム」(2016年9月17日発売)の価格推移から見てみよう(図2)。これを見ると一目瞭然だが、6月くらいから徐々に価格下落の幅が大きくなってきており、8月に入ると、そのカーブが一層強まっていることが見て取れる。2017年8月23日時点での最安価格は133,000円だが、これは昨年9月の本製品発売時の最安価格、270,000円と比べると、実に49.3%程度。ほぼ半額ということになる。その差額は実に137,000円と大きい。高額なドラム式洗濯乾燥機だけに、購入時期によってこれくらいの価格差が出るという好例といえるだろう。

なお、この価格下落にともなって、本製品の製品ページへのアクセスも急上昇している(図3)。それだけ購入検討者が増えているということなので、在庫薄となって販売価格が上昇しない今のうちに購入するのが吉と言えるだろう。

パナソニック「NA-VX8700L」

パナソニック「NA-VX8700L」

図4:パナソニック「NA-VX8700L」の価格推移(過去6か月)

図4:パナソニック「NA-VX8700L」の価格推移(過去6か月)

図5:パナソニック「NA-VX8700L」の閲覧者推移(過去6か月)

図5:パナソニック「NA-VX8700L」の閲覧者推移(過去6か月)

続いて、こちらも人気モデルのパナソニック「NA-VX8700L」(2016年9月26日発売)の価格推移を見てみよう(図4)。こちらは5月くらいから価格下落が大きくなってきているが、今が底値であることは変わりない。2017年8月23日時点での最安価格は162,000円と、上記、日立「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム」ほどの安値とはなっていないが、約1年前の発売当初の最安価格は241,000円だったので、約67.2%程度の価格となっている。比較的価格の下がりにくいモデルであるが、今なら実質4割引きくらいの価格で購入することも可能だ。もちろん、図5のように、注目度も上がってきているので、こちらも購入するなら、早めが吉と言えるだろう。

東芝「TW-117X5L」

東芝「TW-117X5L」

図6:東芝「TW-117X5L」の価格推移(過去6か月)

図6:東芝「TW-117X5L」の価格推移(過去6か月)

いっぽう、すでに在庫薄となって、価格上昇に転じているモデルもある。図6は、その販売価格の安さから、「洗濯機」カテゴリーでもしばらく上位に位置していた、東芝の「TW-117X5L」の価格推移を示したものだが、本製品は6月くらいから14万円台の最安価格をつけており、人気が上昇していた。しかし、その人気から直近では店頭在庫が薄くなってきており、8月に入ったくらいから最安価格が上昇気味だ。2017年8月23日時点での最安価格は168,888円と、この半年でもっとも安かった7月31日の142,000円に比べると、約19%も最安価格が上昇している。ライバル機である上記2モデルに比べても、むしろ高くなっており、売れ筋ランキングでもやや順位を下げている(図7、図8)。

図7:「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」「NA-VX8700L」「TW-117X5L」の最安価格推移(過去3か月)

図8:「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム スリム BD-SV110AL」「NA-VX8700L」「TW-117X5L」の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

なお、縦型洗濯機に関しても、9〜10月に新モデルが発売されるものもある。図9は、現在、売れ筋ランキングで1位となっている、パナソニック「NA-F50B10」の価格推移を示したものだが、やはりすでに底値を売って、最安価格が上昇に転じている。このように、人気モデルほど、早めに在庫薄となって価格が上昇してしまうので、この時期、型落ちモデルを狙うのであれば、早めの行動が吉となるだろう。

図9:パナソニック「NA-F50B10」の価格推移(過去3か月)

図9:パナソニック「NA-F50B10」の価格推移(過去3か月)

【関連リンク】
《2018年》おすすめのドラム式洗濯乾燥機、縦型洗濯機7選! 本当の狙い目はこれ

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る