レビュー
真空調理もできる「EM-SB1A」にミキサー愛用者も激ハマり!

シャープ「真空ブレンダー」を使って実感!やっぱり“真空”で作るグリーンスムージーはおいしい

筆者の友人Aが愛用しているミキサーが壊れてしまい、買い換えを検討中。これまで容器内を真空状態にしてかくはんするタイプを使用していたので、次も真空機能を搭載している製品でないと絶対にイヤだと言います。筆者友人がかたくなに譲らない真空機能の魅力を、シャープの「真空ブレンダー(EM-SB1A/EM-SB1)」を使って見ていきましょう。

ミキサーを毎日使っている筆者の友人(主婦)にも、「真空ブレンダー」を使ってもらいました

ミキサーを毎日使っている筆者の友人(主婦)にも、「真空ブレンダー」を使ってもらいました

1度使うと普通のミキサーには戻れない真空の魅力とは?

真空機能を搭載したミキサーは、最初に容器内の空気を抜いて真空状態にしてからかくはんします。空気に触れるのを抑制することにより、食材の酸化が低減。栄養成分の酸化も抑えられるので、ビタミンCやポリフェノールなどが多く残ったグリーンスムージー(生の葉野菜と果物、水をミキサーでかくはんしたもの)が作れます。また、ジュースに含まれる空気も少なくなるため、泡立ちが少ない、なめらかな仕上がりになるのも特徴。普通のミキサーで作ったものとの違いは見た目にも明らかなので、シャープ「真空ブレンダー(EM-SB1A/EM-SB1)」で作ったグリーンスムージーを、まず見てください!

「真空ブレンダー」には、容器の上に空気を抜くためのポンプを内蔵した装置「真空ヘッド」が備わっています。容器のフタにも、空気の流入を防ぐバルブを装備。形状などは製品によって異なりますが、真空機能を備えたミキサーはこうした真空にするための機構が搭載されています

「真空ブレンダー」には、容器の上に空気を抜くためのポンプを内蔵した装置「真空ヘッド」が備わっています。容器のフタにも、空気の流入を防ぐバルブを装備。形状などは製品によって異なりますが、真空機能を備えたミキサーはこうした真空にするための機構が搭載されています

一般的なミキサー(左)と「真空ブレンダー」(右)でグリーンスムージーを作ってみましょう。どちらも同じ種類・分量の葉野菜と果物を使います

一般的なミキサー(左)と「真空ブレンダー」(右)でグリーンスムージーを作ってみましょう。どちらも同じ種類・分量の葉野菜と果物を使います

「真空ブレンダー」のボタン操作は一般的なミキサーより手順がひとつ多く、「電源」ボタンを押してから「自動」ボタンを押すと、容器内を真空状態にしてからかくはんが始まります。なお、真空状態にせず、普通にかくはんすることも可能。その場合、「高速/低速」ボタンを押します※「高速」ボタンと「低速」ボタンは、それぞれ2分間かくはんされますが、「高速/低速」ボタンを同時に押すと、押している間だけかくはんできます

「真空ブレンダー」のボタン操作は一般的なミキサーより手順がひとつ多く、「電源」ボタンを押してから「自動」ボタンを押すと、容器内を真空状態にしてからかくはんが始まります。なお、真空状態にせず、普通にかくはんすることも可能。その場合、「高速/低速」ボタンを押します
※「高速」ボタンと「低速」ボタンは、それぞれ2分間かくはんされますが、「高速/低速」ボタンを同時に押すと、押している間だけかくはんできます

「自動」ボタンを押すと、下の動画のようにポンプが駆動し、1分間、容器内の空気を吸引。その後、かくはんに切り替わり、2分間運転が続きます。かくはんする時間は少々長めですが、メーカーによると、素材全体がよりなめらかに、かつ、安定した仕上がりになるように2分に設定しているのだそう。なお、かくはんするための刃はステンレス製の6枚刃で、1分間に約15,000回転します。

かくはんを終えた2つのミキサーを見ると、すでにグリーンスムージーの色が違います。「真空ブレンダー」のほうが濃い印象

かくはんを終えた2つのミキサーを見ると、すでにグリーンスムージーの色が違います。「真空ブレンダー」のほうが濃い印象

容器の中を見てみると、泡立ちにも差が!

容器の中を見てみると、泡立ちにも差が!

大きな泡があるかないかの差くらいかと思いきや、グラスに注ぐと、全体的に違うことがわかります。一般的なミキサーで作ったグリーンスムージーは全体的に空気が混じり、気泡がたくさん!

大きな泡があるかないかの差くらいかと思いきや、グラスに注ぐと、全体的に違うことがわかります。一般的なミキサーで作ったグリーンスムージーは全体的に空気が混じり、気泡がたくさん!

この見た目の差は、実際に飲んでも明確に感じます。「真空ブレンダー」で作ったグリーンスムージーのほうが、断然なめらか! 口当たりや喉ごしがいいだけでなく、このなめらかさがおいしさにも直結していると思いました。なお、メーカーによると、りんごをミキサーでかくはんした場合、りんご100gあたりのポリフェノール残存量は、「真空ブレンダー」が6.4mgだったのに対し、真空機能を搭載していないミキサーでは4.5mgだったとのこと。

少し時間が経つと、一般的なミキサーで作ったグリーンスムージーは食材の繊維と液体が分離し、グラス下に水が溜まってしまいました。このような状態になると飲む気が起こりませんよね……

少し時間が経つと、一般的なミキサーで作ったグリーンスムージーは食材の繊維と液体が分離し、グラス下に水が溜まってしまいました。このような状態になると飲む気が起こりませんよね……

友人の心を一瞬でつかんだバナナジュース

筆者の友人が、真空状態でかくはんするミキサーがいいと言い続けた最大の理由は、仕上がりのなめらかさ。飲み比べると明確にわかるほどなので、これが理由になるのは当然でしょう。実は、友人Aが真空機能搭載ミキサーを購入したきっかけを作ったのは筆者。数年前に、一般的なミキサーと真空機能搭載のミキサーで作ったバナナジュースを試飲してもらったところ、そのなめらかな食感と味わいに衝撃を受け、すぐに購入したそうです。というのも、友人Aは毎朝、果物や野菜をミキサーでジュースにして飲んでいる、ミキサー愛用者。さらに、畑で野菜も作っているので、同じように飲むなら、よりおいしく、健康的なジュースが作れる真空機能付きのほうがいい!と即決したと言います。

真空機能を搭載したミキサーで作ったバナナジュースは、びっくりするほどおいしい! 泡だっていないため飲みやすいだけでなく、牛乳とバナナがまとまっている感じで、味が濃厚に感じます

真空機能を搭載したミキサーで作ったバナナジュースは、びっくりするほどおいしい! 泡だっていないため飲みやすいだけでなく、牛乳とバナナがまとまっている感じで、味が濃厚に感じます

畑で野菜を作っている友人A。夏野菜は毎朝収穫してもどんどんできるので、ミキサーでグリーンスムージーにするなどしないと消費が間に合わないとのこと

畑で野菜を作っている友人A。夏野菜は毎朝収穫してもどんどんできるので、ミキサーでグリーンスムージーにするなどしないと消費が間に合わないとのこと

トマトジュースも友人Aのお気に入り

トマトジュースも友人Aのお気に入り

泡立ちの差によるなめらかな口当たりもさることながら、仕上がりの色の違いのとおり、真空機能を搭載したミキサーで作ったトマトジュースのほうがトマトの味をしっかり感じられます

泡立ちの差によるなめらかな口当たりもさることながら、仕上がりの色の違いのとおり、真空機能を搭載したミキサーで作ったトマトジュースのほうがトマトの味をしっかり感じられます

ドリンクを真空保存で作り置きできる「ドリンクボトル」

ここからは、「真空ブレンダー」だからこそできることを紹介していきましょう。「真空ブレンダー」は真空状態で食材をかくはんするだけでなく、真空保存する機能が搭載されています。ただし、使用できる容器は付属品のみ。「真空ブレンダー」には付属品が異なる「EM-SB1A」と「EM-SB1」という2機種がラインアップされていますが、どちらにもドリンクボトルが同梱されており、「真空ブレンダー」で作ったドリンクなどを真空状態で保存できます。

ドリンクボトルには最大700mlまで入れられますが、使用した食材によっては500mlまでとなります(ドリンクボトル内を減圧する時に泡立ち、故障の原因となるため)。「真空ブレンダー」の容器の最大容量が1,500mlなので、すべてをドリンクボトルに入れることはできません

ドリンクボトルには最大700mlまで入れられますが、使用した食材によっては500mlまでとなります(ドリンクボトル内を減圧する時に泡立ち、故障の原因となるため)。「真空ブレンダー」の容器の最大容量が1,500mlなので、すべてをドリンクボトルに入れることはできません

使い方は簡単。「真空ブレンダー」で作ったグリーンスムージーなどをドリンクボトルに入れて、フタをします。ちなみに、「真空ブレンダー」の容器はガラス製ではなく樹脂製なので軽くて注ぎやすい

使い方は簡単。「真空ブレンダー」で作ったグリーンスムージーなどをドリンクボトルに入れて、フタをします。ちなみに、「真空ブレンダー」の容器はガラス製ではなく樹脂製なので軽くて注ぎやすい

ボトルスタンドを本体に取り付け、そこにドリンクボトルをセット。あとは、真空ヘッドを下げて、「電源」ボタン→「真空」ボタンの順で押します

ボトルスタンドを本体に取り付け、そこにドリンクボトルをセット。あとは、真空ヘッドを下げて、「電源」ボタン→「真空」ボタンの順で押します

ポンプが駆動し、ドリンクボトル内の空気が吸引されていきます。運転は1分間続き、その後、自動でオフに。見た目にはわかりませんが、ボトル内は真空状態になっています。

ドリンクボトルを冷蔵庫に入れておけば、ミキサーで作る頻度が減らせます

ドリンクボトルを冷蔵庫に入れておけば、ミキサーで作る頻度が減らせます

友人Aは、朝作ったグリーンスムージーの内、1杯分を少し遅めに起きてくる夫の分としてドリンクホルダーに入れて保存しておくのだそう。夫は冷蔵庫に入っているドリンクボトルを取り出し、朝食時に飲んでから出社しているとのこと

友人Aは、朝作ったグリーンスムージーの内、1杯分を少し遅めに起きてくる夫の分としてドリンクホルダーに入れて保存しておくのだそう。夫は冷蔵庫に入っているドリンクボトルを取り出し、朝食時に飲んでから出社しているとのこと

なお、ドリンクボトルには取っ手や飲み口が付いたフタも付属しています

なお、ドリンクボトルには取っ手や飲み口が付いたフタも付属しています

食材を真空保存したり、真空調理できる「保存容器」

ドリンクボトルで真空保存したのと同じ要領で、真空調理ができるのも「真空ブレンダー」の特徴。付属の「保存容器」に食材と調味料を入れて真空状態にすれば、食材への味の染み込みが促進され、ピクルスやマリネなどを短時間で作れます。もちろん、保存容器でお菓子などを真空保存することも可能。ただし、「保存容器」が付属する「EM-SB1A」のみ。保存容器は別売されていないため、食材の真空保存や真空調理を行いたいならEM-SB1Aを選んだほうがいいでしょう。

EM-SB1Aに付属する保存容器。サイズの異なる「S」「M」「L」の3つの保存容器(最大容量500/800/1,400ml)が用意されています※液体が入る場合は、最大容量はそれぞれ200ml少なくなります

EM-SB1Aに付属する保存容器。サイズの異なる「S」「M」「L」の3つの保存容器(最大容量500/800/1,400ml)が用意されています
※液体が入る場合は、最大容量はそれぞれ200ml少なくなります

保存容器を使用する際には、本体に保存容器スタンドを取り付け、その上に保存容器をセット。あとは、前述のドリンクボトルと同じように真空ヘッドを下げて、「電源」ボタン→「真空」ボタンと押したら真空保存が始まります

保存容器を使用する際には、本体に保存容器スタンドを取り付け、その上に保存容器をセット。あとは、前述のドリンクボトルと同じように真空ヘッドを下げて、「電源」ボタン→「真空」ボタンと押したら真空保存が始まります

サクッとした食感をキープしたいお菓子やナッツなどを、この真空容器に入れて数日間保存してみたところ、室内の湿度がそれほど高くなかったためか、普通の袋に入れてあるものと食感はそれほど大きく変わりませんでした。しかし、空気に触れている差でしょうか。普通の袋に入れておいたものは、油が酸化したようなニオイがして、食べる気になりませんでした。保存容器で真空保存しておいたものは、開封時に同じようなニオイのまま。酸化するスピードの差は歴然でした。なお、保存容器に入れたものを1度に食べきれなかったら、またフタをして同じ手順で真空保存できます。

真空調理を行う場合は、調味料などの液体と食材を保存容器に入れて、「真空」ボタンを押して容器内を真空状態にするだけ。真空状態にすると素材に味が染み込みやすくなるので、浸しておく時間が短くできるのがメリットです。どのくらい染み込みやすくなるのかを、大根でテストしてみました。しょう油に水を加えたものにカットした大根を入れ、「真空ブレンダー」の「真空」ボタンを押すと、下の動画のように大根から空気が外に! 大根に含まれる空気が抜けることで、中に味が染み込みやすくなるのかも?

真空保存した容器(右)と普通の容器(左)で、大根に液体が染み込む速さにどのくらい差が出るのでしょうか。冷蔵庫に入れて、しばらく待ちます

真空保存した容器(右)と普通の容器(左)で、大根に液体が染み込む速さにどのくらい差が出るのでしょうか。冷蔵庫に入れて、しばらく待ちます

1時間後、容器を開けてみると、その瞬間に差が出ていることを確認できました。真空保存した容器の大根(左)のほうが中心部まで液体が染み込んでいます

1時間後、容器を開けてみると、その瞬間に差が出ていることを確認できました。真空保存した容器の大根(左)のほうが中心部まで液体が染み込んでいます

筆者の友人も、味の染み込む速さが気になったので、保存容器とジッパー付き食品保存袋でピクルスを作って比較してみたそうです。

いつもジッパー付き食品保存袋に入れてピクルスを作っているという筆者友人。普段の作り方より短時間でピクルスが作れるかを試してみるのだと言います

いつもジッパー付き食品保存袋に入れてピクルスを作っているという筆者友人。普段の作り方より短時間でピクルスが作れるかを試してみるのだと言います

1時間後に食べてみると、真空調理したほうはちゃんと味が染み込んでいます。硬くて味が染み込みにくそうなにんじんにもしっかりと! いっぽう、ジッパー付き食品保存袋に入れた野菜は、表面に調味液の味がするだけで、生のままの野菜スティックといった感じ。「1時間でピクルスが作れるっていい!」と、筆者友人は大絶賛

1時間後に食べてみると、真空調理したほうはちゃんと味が染み込んでいます。硬くて味が染み込みにくそうなにんじんにもしっかりと! いっぽう、ジッパー付き食品保存袋に入れた野菜は、表面に調味液の味がするだけで、生のままの野菜スティックといった感じ。「1時間でピクルスが作れるっていい!」と、筆者友人は大絶賛

真空調理が超気に入った友人Aは、その後もひんぱんに真空調理を行ったそうです。

サーモンと玉ねぎのマリネやフルーツのマリネが簡単においしく作れた! と、写真を送れてくれました。真空調理にハマっているのがわかります

サーモンと玉ねぎのマリネやフルーツのマリネが簡単においしく作れた! と、写真を送れてくれました。真空調理にハマっているのがわかります

まとめ

「真空ブレンダー」を使ってみて、やっぱり真空機能が搭載されたミキサーで作ったグリーンスムージーはおいしいと実感しました。この、なめらかな仕上がりを知ってしまうと、普通のミキサーには戻れないという友人Aの気持ちはとてもわかります。ただ、真空機能を搭載したミキサーは、運転音が大きめなのが懸念点。筆者友人は一軒家に住んでいるので問題ありませんが、集合住宅や使用する時間によっては運転音が問題になるかもしれません。

今回使用した「真空ブレンダー」については、真空ブレンド(真空状態にしてかくはんする運転)の性能は上々。筆者友人が以前使っていた真空機能を搭載したミキサーと、仕上がりは同レベルだったと言います。過去に“真空ミキサー”と称する製品をいろいろ使ったことがありますが、なかには、きちんと真空状態にならないためか、空気がかなり混じった状態で仕上がるものもありました。「真空ブレンダー」は、その点は安心していただいて大丈夫! さらに、EM-SB1Aに付属する保存容器を使ってできる真空調理と真空保存が超便利すぎて、このおかげでミキサーの使用頻度がアップしました。

使い勝手の面においては、刃が付いている「カッター台」の脱着が少々ネック。カッター台を取り外して洗えるのは便利なのですが、付属の金具を使わないと脱着ができません。また、金具を使って取り付ける時に、けっこう力が必要なのも気になりました。

カッター台を取り外して洗えるのは、刃が洗いやすいのでとても便利。でも、金具がないと外せないので、この金具は洗い場の近くに置いておくのがよさそう

カッター台を取り外して洗えるのは、刃が洗いやすいのでとても便利。でも、金具がないと外せないので、この金具は洗い場の近くに置いておくのがよさそう

筆者友人も、最初は、カッター台の着脱の手間をめんどくさいとボヤいていましたが、すぐに慣れて、気にならなくなったとのこと。それよりも、「真空ブレンダー」で作ったグリーンスムージーのおいしさと、真空調理ができる魅力のほうが勝ったといいます。

ただ、残念なことに「真空ブレンダー」は生産が終了しており、在庫限りとなっています。ECサイトではまだ手に入るところもあるので、見つけたらゲットするチャンス。真空機能を搭載したミキサーは、ほかのメーカーからもあまり発売されていないので、ぜひ、「真空ブレンダー」の後継機を発売してほしいです。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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