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アイスコーヒーやふわふわミルク泡のアイスラテも淹れられるデロンギ「エレッタ エクスプロア」

自動で泡立てたミルクなどを使ったミルクメニューが手軽に楽しめる、デロンギの全自動コーヒーメーカー「エレッタ」に新モデル「エクスプロア」が登場。コールドメニューを搭載したのが大きな特徴で、アイスコーヒーやきめ細やかなミルク泡ののったアイスラテメニューが手軽に淹れられるようになりました。

ホットメニューとコールドメニューの「ラテクレマシステム」搭載

デロンギの全自動コーヒーマシンは複数のラインアップがありますが、ミルクなどを入れたコンテナを本体に取り付け、該当するメニューを選択すると、必要な量のミルクなどを自動で泡立ててカップに注ぐ自動ミルク泡立て技術「ラテクレマシステム」を搭載しているのは、新モデル「エクスプロア」を含め7機種(2023年5月時点)。従来の「ラテクレマシステム」はミルクが最も甘く感じられる60〜65度の温度で抽出していたのに対し、20度くらいの温度でミルクを泡立てながら抽出する「ラテクレマ クール」を開発することで冷たいミルクメニューにも対応しました。これに合わせ、「エクスプロア」では、ホットのミルクメニューを作る際に使用されるシステムは「ラテクレマ ホット」と称されます。

コールドメニューに対応する「ラテクレマシステム クール」を搭載しているのは「エクスプロア」のみ(2023年5月時点)

コールドメニューに対応する「ラテクレマシステム クール」を搭載しているのは「エクスプロア」のみ(2023年5月時点)

「デロンギ エレッタ エクスプロア 全自動コーヒーマシン(ECAM45055G)」のサイズは260(幅)×450(奥行)×385(高さ)mmで、消費電力は1,450W。公式オンラインストア価格は298,000円(税込)で、2023年5月30日発売予定です

「デロンギ エレッタ エクスプロア 全自動コーヒーマシン(ECAM45055G)」のサイズは260(幅)×450(奥行)×385(高さ)mmで、消費電力は1,450W。公式オンラインストア価格は298,000円(税込)で、2023年5月30日発売予定です

ふわふわ泡のミルクメニューをホットとアイス両方で楽しめるようになっても、使い方は従来どおり。ミルクコンテナを本体に取り付け、メニューを選ぶだけと超簡単です。ただし、ホットメニューとコールドメニューではミルクの温度や泡を作り出すためのスチームの出し方など細かい部分が異なるため、ミルクコンテナはホット用とコールド用で使い分けが必要。さらに、コールドメニューでは普通の牛乳は非対応で、無脂肪牛乳(乳脂肪分0.5%未満)や植物性ミルク(豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク)の使用が推奨されています。

コールドメニュー用(写真左)とホットメニュー用(写真右)のミルクコンテナ。作りたいメニューに合わせて使い分ける必要があります。ミルクなどを使い切れなかった場合、ミルクコンテナを取り外して冷蔵庫に入れておくことも可能。使用のたびに洗わなくてもかまいませんが、冷蔵庫に入れておくのは1日程度に留めましょう

コールドメニュー用(写真左)とホットメニュー用(写真右)のミルクコンテナ。作りたいメニューに合わせて使い分ける必要があります。ミルクなどを使い切れなかった場合、ミルクコンテナを取り外して冷蔵庫に入れておくことも可能。使用のたびに洗わなくてもかまいませんが、冷蔵庫に入れておくのは1日程度に留めましょう

本体側の取り付け部にあるカバーを開けてミルクコンテナを挿し込めば、準備完了

本体側の取り付け部にあるカバーを開けてミルクコンテナを挿し込めば、準備完了

グラスを置いてメニューを選べば、ふわふわ泡ののったアイスカフェラテなどが作れます。なお、コールドメニューを作る際にはグラスに氷を入れておきましょう

グラスを置いてメニューを選べば、ふわふわ泡ののったアイスカフェラテなどが作れます。なお、コールドメニューを作る際にはグラスに氷を入れておきましょう

下の動画はコールドメニューのカプチーノを淹れている様子。泡立てられたミルクが出た後に、コーヒー液(エスプレッソ)が抽出されます。甘みを引き出すため、ミルクは20度くらいの温度になるようにしているとのこと。ちなみに、取り付けたミルクコンテナの種類が間違っていた場合、エラーメッセージが表示され、抽出は進まない仕組みになっているそうです。

泡ののったアイスカプチーノが完成。泡をスプーンで逆さにしても落ちないくらい、しっかりした泡です。カフェでもミルク泡のある冷たいラテメニューはあまり見かけないので、筆者は初体験でしたが、ちょっとリッチな気持ちになりました。コーヒーとミルクの液体とともにふわふわの泡が一緒に口に入って流れていきますが、口当たりが滑らか。ミルクの甘みも感じます

泡ののったアイスカプチーノが完成。泡をスプーンで逆さにしても落ちないくらい、しっかりした泡です。カフェでもミルク泡のある冷たいラテメニューはあまり見かけないので、筆者は初体験でしたが、ちょっとリッチな気持ちになりました。コーヒーとミルクの液体とともにふわふわの泡が一緒に口に入って流れていきますが、口当たりが滑らか。ミルクの甘みも感じます

こちらは、ホットメニューで淹れたカプチーノ。ミルクの泡はホットもアイスもふわふわですが、使用したミルクの種類が異なるからかホットのほうがクリーミーな印象でした

こちらは、ホットメニューで淹れたカプチーノ。ミルクの泡はホットもアイスもふわふわですが、使用したミルクの種類が異なるからかホットのほうがクリーミーな印象でした

コールドメニューを搭載したことで、アイスコーヒーなどの専用メニューも追加されました。従来モデルはミルクなどを使わないメニューもホットのみだったため、たとえばアイスコーヒーの場合、氷をセットしたグラスを用意し、そこに2杯分のエスプレッソを抽出するという方法で作りましたが、「エクスプロア」はメニューの「アイスコーヒー」を選ぶだけでOK。氷の水分も加味し、アイスコーヒーに最適な濃さのコーヒー粉(エスプレッソ)をマシンが抽出してくれます。これについては、コールドメニューすべてに該当すること。アイスカフェラテなどのミルクメニューも、コーヒー液の濃さはホットとは異なるプログラムとなっているそうです。実際に、アイスカプチーノの氷がすべて溶けるまで放置してから飲んでみましたが、水っぽくなることはありませんでした。

ミルクを使わないコールドメニューとして「アイスコーヒー」と「アメリカーノ」を用意。氷が溶けて薄くなることを考慮し、コーヒー液の濃さや量を調整しなくてもいいのは楽ちん

ミルクを使わないコールドメニューとして「アイスコーヒー」と「アメリカーノ」を用意。氷が溶けて薄くなることを考慮し、コーヒー液の濃さや量を調整しなくてもいいのは楽ちん

搭載されているメニューは、コーヒーメニュー(ホット)が「エスプレッソ」「エスプレッソ×2」「カフェ・ジャポーネ」「スペシャルティ」「ドッピオ+」「アメリカーノ」「コーヒーポット」の7種類で、ミルクメニュー(ホット)が「カプチーノ」「カプチーノ+」「カプチーノMIX」「ラテマキアート」「カフェラテ」「エスプレッソマキアート」「フラットホワイト」「コルタード」「ミルク」の9種類。そして、コーヒーメニュー(コールド)が「アイスコーヒー」「アメリカーノ」の2種類で、ミルクメニュー(コールド)が「カプチーノ」「カプチーノMIX」「ラテマキアート」「カフェラテ」「フラットホワイト」「ミルク」の6種類です。このほか、温度設定したお湯が出る「お茶メニュー」も搭載。同社の全自動コーヒーマシン最多のメニュー数だそうです。

同じコーヒー豆を使ってもメニューによって味が変わるので、いろいろなメニューを飲み比べたくなります。さらに、コーヒー豆の種類を変えれば、もっと楽しみが広がりそう

同じコーヒー豆を使ってもメニューによって味が変わるので、いろいろなメニューを飲み比べたくなります。さらに、コーヒー豆の種類を変えれば、もっと楽しみが広がりそう

ミルクコンテナを取り付けていた部分に、付属の給湯ノズルを装着すればお湯を出すことが可能。お茶に適した4段階の温度のお湯(75/80/85/90度)が注げる「お茶メニュー」のほか、温度設定をしない「給湯」も用意されています

ミルクコンテナを取り付けていた部分に、付属の給湯ノズルを装着すればお湯を出すことが可能。お茶に適した4段階の温度のお湯(75/80/85/90度)が注げる「お茶メニュー」のほか、温度設定をしない「給湯」も用意されています

スマホのように直感的に操作できるから使いやすい

デロンギの全自動コーヒーマシンは魅力的だけれど、多機能で使いこなすのが難しそうと感じている方もいるでしょう。確かに、現行モデルの中には操作に慣れが必要そうな機種もありますが、「エクスプロア」はそうした心配はいりません。メニューはアイコンで表示され、すべてタッチ操作に対応。ホットメニューやコールドメニューを選ぶと、対応しているメニューのみが液晶パネルに出てくるので直感的に操作できます。

3.5インチのTFLカラー液晶パネルも周囲にあるコールドメニューなどをタッチすると、対応するメニューのみが液晶パネルに表示されます

3.5インチのTFLカラー液晶パネルも周囲にあるコールドメニューなどをタッチすると、対応するメニューのみが液晶パネルに表示されます

液晶パネルには3〜4メニューしか表示されませんが、スワイプで全メニューを確認できます。後は、タッチすれば選択完了

液晶パネルには3〜4メニューしか表示されませんが、スワイプで全メニューを確認できます。後は、タッチすれば選択完了

メニューだけでなく、手順や運転状況も液晶パネルに表示されます。グラスに入れる氷の数の目安なども表示されるので、取扱説明書を開かなくても本体だけである程度操作できるでしょう。

コールドメニューは氷の量を「普通」と「多め」で選択でき、その次に表示される画面で氷の個数(目安)を確認できます。また、ミルクメニューではメニューに合わせて最適なミルクの泡立ち具合も表示。ミルクコンテナがきちんと装着できていないときには、セットすることをうながすメッセージも表示されました

コールドメニューは氷の量を「普通」と「多め」で選択でき、その次に表示される画面で氷の個数(目安)を確認できます。また、ミルクメニューではメニューに合わせて最適なミルクの泡立ち具合も表示。ミルクコンテナがきちんと装着できていないときには、セットすることをうながすメッセージも表示されました

なお、コールドメニューで使用する氷の量は、付属の製氷皿で作った氷の個数が目安となります。自宅にある製氷皿で作った氷や市販の氷を使う場合は、この製氷皿で作れる氷の大きさを参考にして調整すればOK

なお、コールドメニューで使用する氷の量は、付属の製氷皿で作った氷の個数が目安となります。自宅にある製氷皿で作った氷や市販の氷を使う場合は、この製氷皿で作れる氷の大きさを参考にして調整すればOK

ミルクの泡立ちは、ミルクコンテナ上部のつまみで設定。なお、「Clean」にするとミルクコンテナのノズルがお湯で洗浄されます。数十秒で完了するので、ミルクメニューを作った後は毎回洗浄しましょう

ミルクの泡立ちは、ミルクコンテナ上部のつまみで設定。なお、「Clean」にするとミルクコンテナのノズルがお湯で洗浄されます。数十秒で完了するので、ミルクメニューを作った後は毎回洗浄しましょう

タンブラーやコーヒーポットにも対応

「エクスプロア」はグラスやカップにコーヒーなどを抽出するだけでなく、タンブラーやコーヒーポットにも対応したのも特徴。抽出口を可動式とし、トレイの一部をリフトアップできる機構にすることで高さ16cmまでの容量のタンブラーがセットできるようになりました。これにともない、「ToGo(テイクアウト)」メニューも搭載。直接タンブラーに淹れられるので、外出時やテレワークのときに役立つでしょう。また、新たに加わった「コーヒーポット」メニューは、2〜6杯のコーヒーを抽出するというものですが、1杯分ずつ豆を挽いて抽出するのがポイント。1杯分のコーヒーを淹れる一連の流れを杯数分行います。

抽出口はカップの高さに合わせて調整可能

抽出口はカップの高さに合わせて調整可能

中央部が可動するリフトアップ型トレイを初搭載。この部分を上げた状態にすれば、高さ16cmまでのタンブラーが大きめのカップがセットできます

中央部が可動するリフトアップ型トレイを初搭載。この部分を上げた状態にすれば、高さ16cmまでのタンブラーが大きめのカップがセットできます

このような感じでタンブラーに抽出できます。ホットメニュー、コールドメニューのどちらにも対応

このような感じでタンブラーに抽出できます。ホットメニュー、コールドメニューのどちらにも対応

「ToGo」メニューは、タンブラーのサイズに合わせて「小(235mL)」「中(355mL)」「大(473mL)」の抽出量を用意

「ToGo」メニューは、タンブラーのサイズに合わせて「小(235mL)」「中(355mL)」「大(473mL)」の抽出量を用意

各サイズで基準となる抽出量は決められていますが、自宅にあるタンブラーのサイズに合わせて調整可能。最大25%の増減で調整できます

各サイズで基準となる抽出量は決められていますが、自宅にあるタンブラーのサイズに合わせて調整可能。最大25%の増減で調整できます

新搭載のメニュー「コーヒーポット」はホットメニューのひとつ。蒸らし工程のない抽出方法なので、すっきりとした味わいのコーヒーが淹れられます。高さ約13.5cmまでのコーヒーポットに対応

新搭載のメニュー「コーヒーポット」はホットメニューのひとつ。蒸らし工程のない抽出方法なので、すっきりとした味わいのコーヒーが淹れられます。高さ約13.5cmまでのコーヒーポットに対応

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいます。

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