ハイアールが、ほぼすき間なしで壁際に近づけて設置できる、容量208Lのスリムな冷蔵庫「freemo(フリーモ) JR-SX21A」(以下、「freemo」)を発表。ドア面をカスタマイズできるカバーも用意されているので、インテリアになじむ冷蔵庫が欲しい方、要チェックです!
このようなカバーをドア面に装着可能
「freemo」は208Lの容量を有する幅約45cmのスリムボディの冷蔵庫というだけでなく、本体左右を壁などに4mmまで寄せて設置できるのが特徴。メーカー担当者によると200Lクラスの冷蔵庫の場合、本体左右に20mm以上のスペースを空けて設置しなければならない製品がほとんどで、4mmのスペースで対応できるのは珍しいそう。このスペースは放熱のために必要ですが、実は、ドアを90度の角度に開けたときに、本体よりもドアが外側に出てしまうので、壁や家具にドアが当たるのを防ぐためにも必要でした。そこで「freemo」には、ビルトインタイプの冷蔵庫にヒントを得た新開発の2軸ヒンジ構造を採用。ドアを90度の角度に開けても壁などに干渉しない設計を実現しました。
ドアを開ける部分のヒンジ構造を新開発
新開発の2軸ヒンジ構造によるドアの動きをシミュレーションしたもの。ドアを開いている最中も90度開いた状態でも、ドアは本体側面から4mm以上はみ出ません
ドアを90度の角度に開けると、「freemo」はドアと本体側面がほぼ一直線に。いっぽう、一般的な冷蔵庫はドアが本体側面よりも外側に出ます。このはみ出る部分があるため、壁などから離して設置する必要がありました
このように壁際に近づけて設置できるのが「freemo」の特徴。家具と家具の間にも設置しやすいでしょう。本体サイズは453(幅)×632(奥行)×1,775(高さ)mmで、重量は52kg
当然ながら、ドアを90度に開けた状態で、庫内の棚などを引き出せる設計となっています。ドアが90度に開けられれば問題なく庫内に入れたものを取り出せるので、ドアが開くほうを壁や家具に4mmまで寄せて設置可能
冷蔵室にはドアポケットがありますが、ドアを90度に開けた状態で下部にある引き出しを出しても干渉しません
もちろん、ドアは90度より大きく開けられます
上が冷蔵室(134L)で、下が冷凍室(74L)というレイアウトです。冷凍室の棚には強化ガラストレイを採用し、ドアポケットと引き出しを装備。冷凍室は引き出し式トレイ2個と、中が見える引き出し式のクリアバスケットを1個配置しています
パールホワイトとナチュラルベージュの2色をラインアップ。年間消費電力量は247kWh/年で、運転音は約25dBです。機能はシンプルですが、冷却方式はファン式なので霜取りの手間はなし。市場想定価格は70,000円前後(税込)で、2023年7月上旬発売予定
オプションですが、「freemo」にはドア面をカスタマイズできる「マグネットカバー」が用意されています。モダンな柄、ナチュラルなもの、ビンテージテイストのものなど、10種類のデザインをラインアップ。マグネットタイプなので、ドア面に貼るだけと取り付け方は簡単です(下の動画参照)。剥がしてもシールタイプのようにベトベトしませんし、サッと取り外せるので、引っ越しや模様替えのときにも家具を替えるような感覚で楽しめそう。
2023年7月上旬発売予定とされているのは10種類ですが、今後、増えていく予定とのこと。冷蔵室と冷凍室のドア面に貼る2枚がセットになっており、市場想定価格は7,000円前後(税込)
貼るのも剥がすのも簡単。「マグネットカバー」を貼った状態でも、ドア面にマグネットのアイテムは装着できます
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいます。