レビュー

スポッと入れてゴロンと寝転んで使えるフットマッサージャー「ねるまえほっとリフレ」が最高にイイ!

冷え性なうえ、ほぼデスクワークの筆者は、夜になるにつれ足がむくみ、重く、だるくなります。ときどき整体にお世話になっていますが、好きなときにケアしたいのでフットマッサージャーを買おうかな……と考えているものの、準備の手間や座った姿勢でケアするのが面倒になり、使わなくなりそうな気がして見送っていました。そんなズボラな筆者が、おっ!と思ったのが、パナソニック「ねるまえほっとリフレ」。準備が楽で薄型だから収納にも困らず、そして、寝転んだ状態で脚をマッサージできるんです!

数十秒で準備や装着・着脱が完了し、収納場所も取らないフットマッサージャー

フットマッサージャーは座った状態で使用するタイプが多く、体を横にして使えるタイプもありますが、マッサージャーの上に脚をのせる使い方なため、マッサージできるのはふくらはぎまたは足裏の2か所で、一度に両方はケアできません。

価格.comでフットマッサージャーを検索してみたところ、そのほとんどが座った状態で足を入れるタイプ(左写真)と、寝転んだままでも使える脚をのせるタイプ(右写真)でした

価格.comでフットマッサージャーを検索してみたところ、そのほとんどが座った状態で足を入れるタイプ(左写真)と、寝転んだままでも使える脚をのせるタイプ(右写真)でした

パナソニックも、以前から「レッグリフレ」というフットマッサージャーを展開しています。エアーバッグが内蔵されたアタッチメントを脚に巻き付け、面ファスナーで固定して使用するスタイルで、360度を同時にケアでき、寝転んだ状態でも使用可能。現行モデルは、足首からふくらはぎに対応する「EW-RA39」、足先からふくらはぎまで対応する「EW-RA180」、足先から太ももまで対応する「EW-RA190」の3モデルが用意されており、高い人気を獲得しています。そんなラインアップの中に新しく登場したのが、今回紹介する「ねるまえほっとリフレ」。面ファスナーで固定する作業はなく、スポッと脚を挿し込むだけで準備が完了し、マッサージが終わったら脚を抜くだけという手軽さが魅力です。しかも、そのまま横になって使用してOK。片付けも楽なので、まさに寝る前に気楽に使えるフットマッサージャーです。

サイズは約700(幅)×540(奥行)×60(高さ)mm。電源プラグをコンセントに挿して使用します。電源コードの長さは約1.8m

サイズは約700(幅)×540(奥行)×60(高さ)mm。電源プラグをコンセントに挿して使用します。電源コードの長さは約1.8m

運転のオン/オフやモード切り替えなどはリモコンを使います。無線なので、着脱の際や使用時にコードがじゃまになりません。リモコンには単4形アルカリ乾電池2本が必要

運転のオン/オフやモード切り替えなどはリモコンを使います。無線なので、着脱の際や使用時にコードがじゃまになりません。リモコンには単4形アルカリ乾電池2本が必要

脚は片足ずつ入れる構造。開口部が大きいので、脚の出し入れはしやすいでしょう。対応サイズは、足のサイズが約20〜28cm、ふくらはぎ周囲が約27〜48cmです

脚は片足ずつ入れる構造。開口部が大きいので、脚の出し入れはしやすいでしょう。対応サイズは、足のサイズが約20〜28cm、ふくらはぎ周囲が約27〜48cmです

電源プラグをコンセントに挿し込んだ後、本体に脚を挿し込み、そのまま奥まで入れれば準備完了です。下の動画のとおり、装着に要した時間は10秒ほど。これなら手間には感じません

電源プラグをコンセントに挿し込んだ後、本体に脚を挿し込み、そのまま奥まで入れれば準備完了です。下の動画のとおり、装着に要した時間は10秒ほど。これなら手間には感じません

ちなみに、脚を挿し込んだときに足首より下の部分が入る「フットカバー」と本体の間にはファスナーが設けられており、ファスナーを開けると長さが伸びます。脚の長さに合わせて調整するための機構で、身長が165cm未満は閉めた状態で、身長が165cm以上は開けた状態で使うといいでしょう

ちなみに、脚を挿し込んだときに足首より下の部分が入る「フットカバー」と本体の間にはファスナーが設けられており、ファスナーを開けると長さが伸びます。脚の長さに合わせて調整するための機構で、身長が165cm未満は閉めた状態で、身長が165cm以上は開けた状態で使うといいでしょう

マッサージャーは使用していないときの置き場所に困ることがありますが、「ねるまえほっとリフレ」は薄型デザインなので、このようにベッドに置いておいても違和感がありません。本体の上に脚をのせても大丈夫

マッサージャーは使用していないときの置き場所に困ることがありますが、「ねるまえほっとリフレ」は薄型デザインなので、このようにベッドに置いておいても違和感がありません。本体の上に脚をのせても大丈夫

ベッドの真ん中にドンッと置いておくのは抵抗があるなら、立てかけておくのもあり!

ベッドの真ん中にドンッと置いておくのは抵抗があるなら、立てかけておくのもあり!

本体、ACアダプター、リモコン(電池入れた状態)を合わせた重量の実測値は約2kg。それほど負担になる重さではないですし、本体が薄型なので片手で抱えて楽に持ち運びできます

本体、ACアダプター、リモコン(電池入れた状態)を合わせた重量の実測値は約2kg。それほど負担になる重さではないですし、本体が薄型なので片手で抱えて楽に持ち運びできます

膝より下の部位をエアーで全周からマッサージ

マッサージの基本的な仕組みは「レッグリフレ」と同じ。内蔵されたエアーバッグに空気を送って膨らませ、空気を抜いて緩めることを繰り返し、空気圧で部位をしぼり上げ、もみほぐします。ただ、「ねるまえほっとリフレ」は脚に巻き付けて密着させる仕様ではないため、太さが異なってもしっかりマッサージ圧を伝えられるようにエアーバッグの形状や配置を工夫しているとのこと。複数配置されたエアーバッグは1つずつ膨張/収縮の量やタイミングなどを制御し、人の手で行うマッサージのような心地よさを追求しています。また、左側と右側でエアーの制御を独立させており、左右でエアーの供給量とタイミングをズラすことで、片方ずつ脚を持ち上げながら施術するような体感を得られるそう。脚を包み込むようにぐるりとエアーバッグが配置されているので、一度に360度からマッサージできるのも特徴です。

すき間なく脚を包み込むようにエアーバッグを配置。各部位に的確にアプローチできるようにエアーバッグの形状や配置位置を調整しています

すき間なく脚を包み込むようにエアーバッグを配置。各部位に的確にアプローチできるようにエアーバッグの形状や配置位置を調整しています

マッサージできる部位は、ふくらはぎ、すね、かかと、足首、足裏、足先の6か所ですが、エアーバッグが配置されているのは本体部だけなので、「フットカバー」の位置まで足(足首より下の部分)を挿し込んだ状態では、足先はマッサージされません。足先をケアしたいときには、かかとが本体に隠れる位置で挿入を留めて「ストレッチコース」を選択。足先から足裏全体、そしてかかとを左右交互に伸ばしてストレッチします。なお、かかと〜膝下をマッサージするコースは「おやすみ前」と「クイック」の2種類。これらのマッサージにより、「ねるまえほっとリフレ」は疲労の回復や血行の促進、筋肉の疲れを取る、筋肉のこりをほぐす、神経痛・筋肉痛の痛みをやわらげるといった効果が期待できるそうです。

ふくらはぎ、すね、かかと、足首をマッサージしたいときには「おやすみ前コース」か「クイック」を選択。足をケアしたいときには「ストレッチコース」を選びましょう

ふくらはぎ、すね、かかと、足首をマッサージしたいときには「おやすみ前コース」か「クイック」を選択。足をケアしたいときには「ストレッチコース」を選びましょう

「ストレッチコース」を使用する際は、本体部に足裏を収める感じで装着。写真では座っていますが、寝転んだ状態でも使えます。実際に試してみたところ、足裏と足の甲、かかとがグーッと伸ばされ、コース終了後には足がすっきりし、足首の動きもよくなったような印象。普段から意識していないと大きく動かすことがない部分なので、柔軟性を高めるためにも有用だと感じました

「ストレッチコース」を使用する際は、本体部に足裏を収める感じで装着。写真では座っていますが、寝転んだ状態でも使えます。実際に試してみたところ、足裏と足の甲、かかとがグーッと伸ばされ、コース終了後には足がすっきりし、足首の動きもよくなったような印象。普段から意識していないと大きく動かすことがない部分なので、柔軟性を高めるためにも有用だと感じました

マッサージの強さは5段階で切り替え可能。手前側と奥側でそれぞれ設定できるので、脚の上部と下部で強弱を変えてもみほぐせます。

強さを変えるときには「強さ 奥」「強さ 手前」をそれぞれ設定する必要があります

強さを変えるときには「強さ 奥」「強さ 手前」をそれぞれ設定する必要があります

また、「フットカバー」にはヒーターを搭載。ヒーターをオンにすれば、足先をじんわり温めます。マッサージは実行せず、ヒーターだけをオンにすることもできるので寒い時期に役立つでしょう。

「フットカバー」部の下側にヒーターを装備。指先部分の生地を温める仕組みなので、脚全体は温まりません

「フットカバー」部の下側にヒーターを装備。指先部分の生地を温める仕組みなので、脚全体は温まりません

ヒーター(温感)の温度は高温(約40度)と低温(約37度)が選択できます。もちろん、オフにすることも可能。ヒーター部とマッサージ部は独立制御なので、マッサージをオンにしてもヒーターは連動してオンにはなりません

ヒーター(温感)の温度は高温(約40度)と低温(約37度)が選択できます。もちろん、オフにすることも可能。ヒーター部とマッサージ部は独立制御なので、マッサージをオンにしてもヒーターは連動してオンにはなりません

ちなみに、「フットカバー」の足を入れる部分にはインナーカバーが付いています。清潔に使えるようにインナーカバーは抗菌加工され、取り外して洗濯も可能

ちなみに、「フットカバー」の足を入れる部分にはインナーカバーが付いています。清潔に使えるようにインナーカバーは抗菌加工され、取り外して洗濯も可能

「ねるまえほっとリフレ」を1週間使ってみた

自宅に「ねるまえほっとリフレ」を持ち帰り、1週間使ってみました。いちいち片付けるのは面倒ですし、出しっ放しでもじゃまにならないので、「ねるまえほっとリフレ」の置き場はベッドの上。なので、就寝前にベッドに横になり、「ねるまえほっとリフレ」に脚を入れたら、枕元に置いておいたリモコンで運転コースを選んでマッサージを始めるというように、準備からマッサージまでベッドの上ですべて完結します。しかも、準備も脚を挿し込むだけなので、まったく手間には感じません。脚もぴったりくっつけて伸ばしているのではなく、少し開いているので姿勢をつらく感じることもなし。まさに、整体などで施術を受けるようなときの姿勢でマッサージできます。

座った状態よりも横になったほうが身体の緊張はほぐれます。寝転んでマッサージできるって楽ちん!

座った状態よりも横になったほうが身体の緊張はほぐれます。寝転んでマッサージできるって楽ちん!

運転の開始も、リモコンを使って寝転んだまま

運転の開始も、リモコンを使って寝転んだまま

筆者が毎日選んだのは、最もスタンダードな「おやすみ前コース」。最初にふくらはぎと足首を包み込むようにもみほぐし、20分間の運転終了に向けて徐々にマッサージが弱くなっていくコースです。強さは手前側、奥側ともに「3」に設定しましたが、それでも締め上げられる強さは十分。整体などで施術を受けると、施術者はひとりなので片方の脚を順番にマッサージし、その際に脚を持ち上げるなど左右で異なる動きになりますが、「ねるまえほっとリフレ」も左右でエアーバッグが膨らむ大きさやタイミングにズレを設けているので(下の動画参照)、人の手でマッサージされているような感覚が得られます。ギューッと締めつけられる感じも、圧が抜けて解放される感じも全部心地いい。運転音も気になりません。

マッサージが終わると、脚の疲れが取れ、筋肉がほぐされ血行がよくなるからなのか、ふくらはぎ周りがすっきりとして脚が軽くなりました。足先までポカポカになり、使用後、しばらく時間が経過してもこの状態が継続。「おやすみ前コース」でマッサージしてから就寝すると、入眠もスムーズになったような気がします。

まとめ

「ねるまえほっとリフレ」をレビューするにあたり、ほぼ毎日使用したのですが、使わなければならないということが負担になって途中でイヤになるのではないかと心配していたものの、今回試した1週間は自然と使い続けられ、そんな自分に驚きました。マッサージの心地よさと、使用後に脚が楽になる効果だけでは継続使用は難しかったと思います。やはり、準備の楽さと使用時の姿勢が大きな要因でしょう。ベッドの上に置きっ放しにしておけば、わざわざ取りに行く手間もなく、ベッドに横になって脚を突っ込めば、すぐにマッサージを実行可能。寝転んで使えるので、身体にムダな力を入れずにマッサージできるのもいいところです。また、温感(ヒーター)機能もいい! お風呂に浸かっているような心地いい温度で、じんわりと足先が温まります。

ただ、マッサージ中にそのまま寝てしまいそうになるのが問題。安全を考慮して、使用中に眠らないようにと注意書きが記されていますが、寝転んだ状態で使っているので、正直、何度か寝落ちしかけました。こんなに気持ちいい状態で寝るなって酷です(笑)。

ソファで使えば、寝落ちは防げるかも!?

ソファで使えば、寝落ちは防げるかも!?

脚を挿し込むだけで使えるものや寝転んで使えるフットマッサージャーはほかにもありますが、空気圧でマッサージするタイプで、これほど薄型で場所を取らず、360度から圧迫する製品はないのではないでしょうか。マッサージに限らず、物事を継続するには面倒に感じることが少ないほうが実現しやすいもの。強い意志を持って実行できる人ならそんなことは問題にならないのでしょうが、筆者は面倒くさがり屋なので、とにかく手間に感じることは少なくあってほしい。だから、秒で準備、片付けが完了する「ねるまえほっとリフレ」のスタイルは、お世辞抜きで最高です。医療機器として認証されているマッサージャーなので安心感がありますし、デザインもいいのでプレゼントにもよさそう!

(※本記事は個人の感想に基づくものです)

有賀 瞳

有賀 瞳

大阪府生まれ、埼玉県育ち。編集プロダクション「雪か企画」に所属し、持ち前の体力で月に50本以上の記事を制作しています。休日はカフェ巡りや散歩を楽しみ、1日15km以上歩くことも。

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