価格.com編集長がいろんな家電のトレンドや厳選モデルを紹介する「ガチ解説」シリーズ。今回は炊飯器をピックアップしました。各社の炊飯器へのアプローチを解説しつつ、今狙い目の厳選5モデルを紹介します。
今回の炊飯器の選定基準は5.5合炊きクラスで、いわゆる高級クラスに位置づけられる炊飯器。高級と言っても、価格がリリース時から下がっているものばかりで、下がり幅の大きいものは約半額ほどに落ち着いています。つまり、高級ですが、ある意味お買い得なモデルばかりです。
記事冒頭の動画では、製品の詳細を細かく解説しているので、気になった人は動画をご確認ください。
象印の炊飯器は、価格.com上でユーザーから高い支持を集めています。数あるシリーズのなかでもそのトップに立つのが「炎舞炊き」シリーズです。高級炊飯器では珍しく、鉄など熱伝導率が高いステンレス製の内釜を採用し、大火力でご飯を炊きあげる「炎舞炊き」が特徴。この「炎舞炊き」で炊いたご飯は、冷めてもおいしいということでお弁当などにも適しています。
今回紹介する「炎舞炊き NW-PU10」は、ラインアップでも上から2番目に位置しながら、収録時点での価格が55,000円(税込)と非常にお買い得なのもポイント。自分の好みの炊き方を学習してくれる「我が家炊きメニュー」など機能も豊富で、価格と機能性などトータルバランスを重視する人におすすめです。
タイガー魔法瓶が手がける炊飯器シリーズの中でトップラインに位置づけされるのが「土鍋ご包火炊き」です。
土鍋による遠赤効果と、「連続ノンストップ加熱」により、しっかりと水が浸透した土鍋特有の炊きあがり。土鍋で炊いたようなご飯を食べたい人にはピッタリでしょう。
また、1合だけ炊きたい時にもおいしく炊ける「一合料亭炊き」や、おいしさを保ったまま保温する「おひつ保温」など特徴的な機能も揃っています。
パナソニックが展開する高級炊飯器「おどり炊き」シリーズからは、シリーズの中でも比較的安く購入できる「おどり炊き SR-MPW102」をピックアップ。ダイヤモンドの素材を散りばめた内釜と、上下に6段積み重ねた強力なIHヒーター、そしてパナソニック独自の可変圧力により、ひと粒一粒が粒立ったような炊きあがりのご飯が楽しめます。
機能も非常に豊富なのですが、それよりも注目なのは収録時点で36,560円(税込)という価格です。ほかのメーカーの炊飯器よりも段違いで安いため、お手ごろ価格で高級炊飯器のご飯を味わいたいという人におすすめ。まだ、在庫は潤沢ですが、価格が変動することもあるので、購入したい人は急いだほうがいいかもしれません。
「本炭釜 紬 NJ-BWD10」は、名称のとおり内釜に炭を織り交ぜることで、炭の遠赤効果とIHヒーターにより、ステンレスの内釜では実現できないしっかりと熱のとおったご飯が炊けるのが特徴です。
また、三菱電機は数あるメーカーの中でも圧力機能を採用しない珍しいメーカーです。なぜかと言うと、三菱メーカーが目指すのは硬めのしゃっきりご飯。こういった炊きあがりには、圧力機能をむしろ使わないほうがよいとのこと。硬めのご飯は冷えてもおいしさを保ちやすく、お弁当などにもピッタリです。
加えて、ほかのメーカーとは違い炊飯器自体がスリムなのもポイント。大きい炊飯器は置き場所に困るという人は要チェックでしょう。
「真空圧力IH RC-10ZWT」は、数あるメーカーの中でも唯一、真空状態で圧力を可変する仕組みを採用しています。お米に水を吸わせる段階で内釜内を真空にすることで、短時間で吸水させられるので、しっかりと水分を含みながらも、短時間で炊きあがるのが特徴です。
また、真空状態で保温してくれるため、おいしさをキープしやすいのも特徴。そのほかにも、水の硬度により炊き方を調節してくれるなど面白い機能も搭載しています。2022年発売ながらも、6万円を切る価格で購入できるのもポイントが高めです。