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調理時間が最大約30%短縮! もっと普段使いしやすくなった新型「ヘルシオ ホットクック」

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2015年の初代モデル発売から今年で10年目を迎えるシャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」に「proシリーズ」2機種が登場。食材をかき混ぜる能力を向上させることで調理時間の短縮を実現したほか、お手入れ性もよくなった新モデルを紹介します。

2.4Lタイプ「KN-HW24H」と1.6Lタイプ「KN-HW16H」を2024年8月22日に発売予定。どちらも「プレミアムブラック」と「プレミアムホワイト」の2色を用意しています。市場想定価格は「KN-HW24H」が77,000円前後(税込)、「KN-HW16H」が66,000円前後(税込)

2.4Lタイプ「KN-HW24H」と1.6Lタイプ「KN-HW16H」を2024年8月22日に発売予定。どちらも「プレミアムブラック」と「プレミアムホワイト」の2色を用意しています。市場想定価格は「KN-HW24H」が77,000円前後(税込)、「KN-HW16H」が66,000円前後(税込)

かき混ぜるモーターの力をフルに使うことで調理時間を短縮

「ヘルシオ ホットクック」と言えば、調理中に自動で鍋の中の食材をかき混ぜて調理する機能が特徴です。プログラムどおりに単純にかき混ぜているのではなく、蒸気センサーや温度センサーで火加減を調整するとともに、加熱の進行に合わせてアームの閉じ開きをコントロール。さらに、食材を混ぜているときの負荷を検知し、食材の量ややわらかさに合わせて回転を制御しています。新モデルに搭載されているかき混ぜ機能の仕組みも、従来モデルと同じ。2021年にコンパクト化した本体サイズなど、基本的なスペックは変わっていません。

サイズは、2.4Lタイプ「KN-HW24H」が345(幅)×305(奧行)×256(高さ)mmで、1.6Lタイプ「KN-HW16H」が330(幅)×282(奧行)×240(高さ)mm

サイズは、2.4Lタイプ「KN-HW24H」が345(幅)×305(奧行)×256(高さ)mmで、1.6Lタイプ「KN-HW16H」が330(幅)×282(奧行)×240(高さ)mm

必要なタイミングでアームが開き、食材をかき混ぜます

必要なタイミングでアームが開き、食材をかき混ぜます

では、新モデルはどこか変わったかというと、かき混ぜるための部分「まぜ技ユニット」の構造が改良されました。アームの形状やモーターは従来モデルと同じですが、ベルトの長さや幅、歯数などを変更。モーターのパワーが最大限使えるようになり、かき混ぜる能力が高まりました。

ベルトが通るルートにローラー部品を追加し、ベルトの幅を4mmから6mmに、長さを280mmから292mmに、歯数を6.1歯から7.6歯に変更

ベルトが通るルートにローラー部品を追加し、ベルトの幅を4mmから6mmに、長さを280mmから292mmに、歯数を6.1歯から7.6歯に変更

従来モデルでは食材に火が通り、しんなりしてからかき混ぜをスタートしていましたが、新モデルはモーターの力をロスすることなく、アームに伝えられるため、食材に火が通る前の固い状態でもかき混ぜが可能に。早い段階からかき混ぜると食材全体に熱がより早く伝わるので、調理時間が最大30%短縮できたといいます。

消費電力は同じながら、たとえば1.6Lタイプの場合、従来モデルでは22分01秒必要だった「麻婆なす」が15分22秒で完成します

消費電力は同じながら、たとえば1.6Lタイプの場合、従来モデルでは22分01秒必要だった「麻婆なす」が15分22秒で完成します

忙しいときに役立つ10〜15分で作れる「パパッとおかず」メニュー

効率のよい加熱を実現した新モデルには、2人分の料理が10〜15分で作れる「パパッとおかず」メニューが新搭載されました。従来モデルにもこのくらいの調理時間で完成する副菜系のメニューはありましたが、「パパッとおかず」はチンジャオロースーやえびのチリソースといった主菜にも対応。準備を含めても30分くらいで1品作れるので、帰宅後に短時間で調理したいときに便利です。なお、「パパッとおかず」を4人分で作る場合、15〜20分で完成するそう。

内鍋に食材や調味料を入れてメニューを選択し、スタートボタンを押すだけと、操作も簡単

内鍋に食材や調味料を入れてメニューを選択し、スタートボタンを押すだけと、操作も簡単

「パパッとおかず」で作れる「えびのチリソース」「チンジャオロースー」「厚揚げの肉みそあえ」「ウインナーと冷凍ポテトのマスタード炒め」を試食。かき混ぜ機能を使っていますが、どれも形状が崩れることなく見た目の仕上がりは上々。そして、10〜15分で作ったとは思えないほど、食材にしっかり味が染み込み、火の通り具合も完璧でした

「パパッとおかず」で作れる「えびのチリソース」「チンジャオロースー」「厚揚げの肉みそあえ」「ウインナーと冷凍ポテトのマスタード炒め」を試食。かき混ぜ機能を使っていますが、どれも形状が崩れることなく見た目の仕上がりは上々。そして、10〜15分で作ったとは思えないほど、食材にしっかり味が染み込み、火の通り具合も完璧でした

プリインストールされている「パパッとおかず」は30メニュー。今後、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」に増えていく予定です

プリインストールされている「パパッとおかず」は30メニュー。今後、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」に増えていく予定です

このほか、従来モデルでは「ごはん」と「おかゆ」の2メニューだった本体搭載の炊飯メニューを拡充。「赤飯」「炊きこみごはん」「玄米ごはん」が追加され、「無洗米」「早炊き」「ふっくら」「しゃっきり」といった炊き方も選べるようになりました。

内釜と接する本体底のお手入れ性が向上

本体底にある熱板(本体と内釜の接触部)に調味料などが落ちると、シミや焦げ付きができて取れにくいという声を受け、手入れしやすいように、熱板に撥水性のある塗装を施した「らっクリーンコート」を採用。濡れふきんで拭き取るだけで、汚れが落とせます。内鍋に食材を入れるのだからそんなところは汚れないだろう……と思われるでしょうが、実際に使うと、熱板にポタッと汁などが垂れて落ちることがよくあるので、「ホットクック」ユーザーならうらやましく感じる進化点でしょう。

「らっクリーンコート」を施した熱板部

「らっクリーンコート」を施した熱板部

カレーと砂糖醤油を0.5g滴下し、250度で1時間加熱した後、固く絞った濡れふきんでお手入れした新旧モデルの比較。「らっクリーンコート」を採用した新モデルの熱板には、焦げ付きや汚れはまったく残っていません

カレーと砂糖醤油を0.5g滴下し、250度で1時間加熱した後、固く絞った濡れふきんでお手入れした新旧モデルの比較。「らっクリーンコート」を採用した新モデルの熱板には、焦げ付きや汚れはまったく残っていません

なお、内釜以外の部品は食洗機に対応しているので、比較的に楽に洗い物を済ませられます。

まぜ技ユニット、内ぶた、つゆ受け、蒸気口カバーは食洗機に対応。内鍋は手洗いですが、フッ素コーティングしてあるので、汚れがこびり付きにくく洗いやすいでしょう

まぜ技ユニット、内ぶた、つゆ受け、蒸気口カバーは食洗機に対応。内鍋は手洗いですが、フッ素コーティングしてあるので、汚れがこびり付きにくく洗いやすいでしょう

2.4Lタイプは別売アクセサリー「もっとクック」に対応

2.4Lタイプ「KN-HW24H」は、「ヘラでのかき混ぜ」を実現する別売アクセサリー「もっとクック」が使えます。ヘラ状のアームなので、粒の細かいスパイスやみじん切りの野菜、とろみのある食材なども取りこぼさず、全体をしっかりかき混ぜ可能。「あめ色玉ねぎ」やソースを作るなど、より本格的な料理を楽しめます。

付属の「まぜ技ユニット」と「もっとクック」は簡単に付け替え可能。使い分けることで、メニューの幅が広がります

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2023/10/05 11:00
中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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