レビュー

高さが足りないのに1L牛乳パックでヨーグルトが作れる“技あり”ヨーグルトメーカー

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日々、さまざまな生活家電をウォッチしている筆者が見つけた、気になる製品の「おっ!」と思ったポイントを紹介。

今回紹介は、“伸びる”ヨーグルトメーカー「KYG-0800」でを取り上げます。

【注目ポイント】必要なときだけ“伸ばせる”機構

ヨーグルトメーカーには、付属の容器を使うタイプと牛乳パックをそのままセットして作るタイプがあります。価格.comのヨーグルトメーカー 人気売れ筋ランキングを見ると、牛乳パックのまま作るタイプが人気。筆者も牛乳パック対応タイプを選びたいと思っていたので、サイズ的に1Lの牛乳パックが入らないコイズミ「KYG-0800」は当初、候補にあがりませんでした。

「KYG-0800」の本体サイズは約140(幅)×140(奧行)×200(高さ)mm。1L牛乳パックの高さは約235mmなので、本体サイズ200mmのヨーグルトメーカーにはセットできません。牛乳パックをそのままセットできるヨーグルトメーカーの高さは280mm前後が一般的です

「KYG-0800」の本体サイズは約140(幅)×140(奧行)×200(高さ)mm。1L牛乳パックの高さは約235mmなので、本体サイズ200mmのヨーグルトメーカーにはセットできません。牛乳パックをそのままセットできるヨーグルトメーカーの高さは280mm前後が一般的です

ところが、そこにはカラクリが! ふたがジャバラになっており、びよーんと引き伸ばせるんです。

1L牛乳パックが入る高さまでふたが伸びます。1L牛乳パックをセットしてヨーグルトを作りたいときは、ふたを伸ばせばいいってわけ!

1L牛乳パックが入る高さまでふたが伸びます。1L牛乳パックをセットしてヨーグルトを作りたいときは、ふたを伸ばせばいいってわけ!

設置面積はその他メーカーの牛乳パックのままヨーグルトが作れるタイプとさほど変わりませんが、必要なときだけ伸ばすスタイルにすることで収納しやすさがアップ。上に棚がある場所にも置きやすくするために、この機構を採用したそうです。

普段はふたをたたんだ状態にしておけるので、コンパクトに見えます。目に付く場所に置いておいても主張しません

普段はふたをたたんだ状態にしておけるので、コンパクトに見えます。目に付く場所に置いておいても主張しません

なお、500mL牛乳パックはふたを伸ばさずにセット可能。500mLサイズの牛乳パックにだけ対応するコンパクトモデルとして発売すればよかったのでは? と思われるかもしれませんが、ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作るには調理時間(発酵時間)が6〜9時間かかります。その後、冷蔵庫で冷やす時間も必要。長時間かけて500mL分だと割に合わないので、ふたを伸縮する機構にすることで1L牛乳パックに対応しつつ、小型化も実現したのはナイスアイデアだと言えるでしょう。

飲むヨーグルトも作れる自動メニューやマニュアルモードを搭載

「KYG-0800」は、自動で時間と温度が設定される自動メニュー(ヨーグルト、飲むヨーグルト、カスピ海ヨーグルト、豆乳ヨーグルト、甘酒、塩麹)と、好みの時間と温度を設定できるマニュアルモードを搭載。メニュー数はそれほど多くありませんが、飲むヨーグルトや豆乳ヨーグルトなど人気の高いメニューを搭載しています。

自動メニューはメニューを押してスタートボタンを押すだけなので楽ちん。マニュアルモードは時間を1〜48時間(1時間刻み)、温度を25〜70度(1度刻み)で設定できます。消費電力は30W

自動メニューはメニューを押してスタートボタンを押すだけなので楽ちん。マニュアルモードは時間を1〜48時間(1時間刻み)、温度を25〜70度(1度刻み)で設定できます。消費電力は30W

ヨーグルトメーカーを使うこと自体初めてでしたが、1回目から大成功。種菌のヨーグルトより、とろりとしており好み。正直、わざわざ手作りしなくてもよくない? と思っていましたが、ヨーグルトメーカーで作ったもののほうがおいしかったです。なぜだろう……

ヨーグルトメーカーを使うこと自体初めてでしたが、1回目から大成功。種菌のヨーグルトより、とろりとしており好み。正直、わざわざ手作りしなくてもよくない? と思っていましたが、ヨーグルトメーカーで作ったもののほうがおいしかったです。なぜだろう……

【まとめ】

牛乳パックのまま作れるヨーグルトメーカーの利点は洗い物が減らせることだと思っていましたが、衛生的に調理できるのが大きなメリットなよう。ヨーグルト作りにおいて雑菌は天敵。使用する前に、容器やスプーンなど器具を熱湯で消毒する必要があります。牛乳パックを使う場合もスプーンの熱湯消毒が必要ですが、容器を熱湯消毒しなくて済むのは楽。牛乳パック対応タイプのほうが気軽に始めやすいでしょう。

そのタイプの中から選ぶとき、搭載されているメニューなどのほかに収納サイズという選択肢ができたのはありがたく感じる人もいるはず。牛乳パック対応の一般的なヨーグルトメーカーと比べて高さが80mm低い程度ですが、意外とこの差が響いてくることもあります。ヨーグルトメーカーとしての性能は申し分ないので、ほかにはない伸縮するふたの機構が気に入ったという理由で選んでも満足できるでしょう。

取扱説明書には牛乳を使用する場合、種類別名称に「牛乳」と書かれてあるものを使うと記されていましたが、筆者は普段、無脂肪ヨーグルトを食べているので、無脂肪牛乳(加工乳)と無脂肪ヨーグルトで作ってみました。結果は、無事にヨーグルトが完成。種菌のヨーグルトと同じ、なめらかな食感で大満足です。牛乳とヨーグルトの組み合わせを変えると食感や味わいが変わるのが、手作りの楽しいところ※「牛乳」以外の種類の場合、うまく固まらないこともあるのでチャレンジするときは自己責任で!

取扱説明書には牛乳を使用する場合、種類別名称に「牛乳」と書かれてあるものを使うと記されていましたが、筆者は普段、無脂肪ヨーグルトを食べているので、無脂肪牛乳(加工乳)と無脂肪ヨーグルトで作ってみました。結果は、無事にヨーグルトが完成。種菌のヨーグルトと同じ、なめらかな食感で大満足です。牛乳とヨーグルトの組み合わせを変えると食感や味わいが変わるのが、手作りの楽しいところ
※「牛乳」以外の種類の場合、うまく固まらないこともあるのでチャレンジするときは自己責任で!

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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