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ミーレ創業当初から続くサステナブルな製品作りのこだわりが詰まった食洗機やオーブンが登場

調理家電やクリーナーなどさまざまな生活家電を展開するミーレから、食器洗浄機やビルトインオーブン、冷蔵庫などの新製品が2024年冬に登場します。気になる新製品の特徴や2024年12月12日に行われた発表会の様子をレポートします。

省エネ性にしっかりこだわったミーレの新製品

新製品の紹介の前に、まずはミーレのおさらいをしておきましょう。同社は1899年にドイツで創業し、家庭用の調理家電や洗濯機、掃除機から、業務用機器まで幅広く展開する電気機器メーカーです。

創業当初から製品の長期使用を理念に製品開発を行っており、今で言うサステナビリティなところも、新製品のポイントとなっています。

ということで、ここからは新製品をチェックしていきます。まずは、サステナビリティにこだわった食器洗い機(食洗機)からです。

1.パワフル洗浄と省エネの食洗機「G 7000」シリーズ

標準ドア装備タイプ(SCU)とドア材取付専用タイプ(SCi)の市場想定価格は451,000円(税込)から。オールドア材取付専用タイプ(SCVi)の市場想定価格は528,000円(税込)から

標準ドア装備タイプ(SCU)とドア材取付専用タイプ(SCi)の市場想定価格は451,000円(税込)から。オールドア材取付専用タイプ(SCVi)の市場想定価格は528,000円(税込)から

ビルトイン食器洗い機「G 7000」シリーズのリデザインモデルが、2024年12月16日に一挙11機種登場します。さまざまなラインアップがありますが、シリーズ全体の特徴は省エネ性と洗浄力の両立です。

従来モデルでは、水と電気の消費量を抑え、約4時間かけて洗い上げるECOプログラムを搭載していました。そこにリデザインモデルでは、「ComfortWash 45℃」と「ComfortWash+ 55℃」という消費電力を抑えながら食器の種類に応じて最適に洗い上げる2つのプログラムが加わったのです。

「ComfortWash 45℃」は、食器と耐熱温度の低いグラスなどを一緒にやさしく洗浄するプログラム。「ComfortWash+ 55℃」はあらゆる食器に対応し、しっかり洗浄・乾燥を行うプログラムで、それぞれECOプログラムよりも洗浄時間が約1.5時間短くなっています。

洗浄工程で発生する熱を効果的に使用し、自動でドアを開いて食器を乾燥させる「AutoOpen乾燥」機能を搭載。消費電力を抑えるのはもちろん、食器の負荷も少ないサステナブルな乾燥方式です

洗浄工程で発生する熱を効果的に使用し、自動でドアを開いて食器を乾燥させる「AutoOpen乾燥」機能を搭載。消費電力を抑えるのはもちろん、食器の負荷も少ないサステナブルな乾燥方式です

さらにポイントとなるが、洗剤の自動投入機能の搭載です。専用洗剤「PowerDisk」を本体にセットするだけなので、手間が掛からないのはもちろん、プログラムごとに洗剤の量を自動で調節してくれるので、むだのない洗浄ができるのがポイントです。

専用アプリと連動することで、プログラムの選択や運転スケジュールの設定、消費電力のチェックなども可能

専用アプリと連動することで、プログラムの選択や運転スケジュールの設定、消費電力のチェックなども可能

高さ90cmのキッチンカウンターにも設置できる、高さ85cmのXXLモデル(「G 7659 C SCVi XXL」※画像右)。上段のバスケットが最大4cm高くなり、高さのある食器なども格納しやすくなっています

高さ90cmのキッチンカウンターにも設置できる、高さ85cmのXXLモデル(「G 7659 C SCVi XXL」※画像右)。上段のバスケットが最大4cm高くなり、高さのある食器なども格納しやすくなっています

家族の1日分の食器も一度に洗浄できる大容量サイズですが、バスケットにたくさんの食器が入った状態でも、軽い力で引き出せるので使いやすそうです

家族の1日分の食器も一度に洗浄できる大容量サイズですが、バスケットにたくさんの食器が入った状態でも、軽い力で引き出せるので使いやすそうです

2.幅広い料理に活用できるビルトインオーブン「H 2465 B」

本体サイズは595(幅)×568(奧行)×596(高さ)mm。公式オンラインストア価格は330,000円(税込)

本体サイズは595(幅)×568(奧行)×596(高さ)mm。公式オンラインストア価格は330,000円(税込)

ビルトインオーブン「H 2465 B」は、焼く、煮る、炊く、解凍、低温調理、発酵、乾燥などの基本調理に対応しており、幅広い料理に活用できるオーブンです。

本機の特徴は、ミーレのオーブンでは初めて油を使わずにヒーターと熱風で調理する「AirFry 調理モード」が搭載されたこと。揚げ油を使わないから、油はねによる火傷などの心配がなく、あまった油を処理する手間も不要。それにカロリーも大幅にカットしてくれるので、健康に気を遣っている人にもうれしいポイントです。

3.洗練されたデザインの冷蔵機器「K 4000シリーズ」

定格内容積278Lの冷凍庫「FNS 4782 E」、市場想定価格649,000円(税込)。定格内容積399Lの冷蔵庫「KS 4783 ED」市場想定価格561,000円(税込)。定格内容積330L(冷蔵室227L/冷凍室103L)の冷凍冷蔵庫「KFN 4375 DD」、市場想定価格495,000円(税込)。定格内容積433L(冷蔵室295L/冷凍室138L)の冷凍冷蔵庫「KFN 4776 ED」、市場想定価格770,000円(税込)

定格内容積278Lの冷凍庫「FNS 4782 E」、市場想定価格649,000円(税込)。定格内容積399Lの冷蔵庫「KS 4783 ED」市場想定価格561,000円(税込)。定格内容積330L(冷蔵室227L/冷凍室103L)の冷凍冷蔵庫「KFN 4375 DD」、市場想定価格495,000円(税込)。定格内容積433L(冷蔵室295L/冷凍室138L)の冷凍冷蔵庫「KFN 4776 ED」、市場想定価格770,000円(税込)

最後に紹介するのは、2025年2月に登場するフリースタンディング冷蔵機器「K 4000シリーズ」。指紋の付きにくいステンレス「CleanSteel(クリーンスチール)」を採用した、高級感溢れるデザインが特徴的です。

冷凍庫「FNS 4782 E」(画像左)と冷蔵庫「KS 4783 ED」(画像右)はそれぞれ本体幅が60cmとスリムで、2台の並べて設置することで、観音開きの大型冷凍庫・冷蔵庫(合計677L)としても使えます。

冷凍庫「FNS 4782 E」(画像左)と冷蔵庫「KS 4783 ED」(画像右)はそれぞれ本体幅が60cmとスリムで、2台の並べて設置することで、観音開きの大型冷凍庫・冷蔵庫(合計677L)としても使えます。

冷蔵室は湿度調節が可能で、野菜や果物などの食品の鮮度を保ち、フードロスを低減させるフレッシュネスシステム「DailyFresh」を搭載

冷蔵室は湿度調節が可能で、野菜や果物などの食品の鮮度を保ち、フードロスを低減させるフレッシュネスシステム「DailyFresh」を搭載

ミーレの家電なら自然とサステナブルを取り入れられるかも

今回発表されたミーレの新製品は、大きくモデルチェンジをするというよりも、それぞれが本来ミーレの製品が持っているよさを、よりよく進化させているという印象でした。

特にサステナブルにこだわったポイントが多く、食洗機では、省エネプログラムの追加。オーブンでは、同時調理や省エネな使用ができるところ。冷蔵庫では、食品の鮮度を保つシステムの搭載などが注目です。

もちろん「サステナブルな未来のために」と考えると、さすがに敷居が高く感じるかもしれませんが、「省エネ機能を自分で選択できる」と聞くと、筆者のようにお得でいいかもと感じする人もいるのではないでしょうか? それが結果としてエコな行動につながったり、サステナブルな暮らしになるのも、ひとつの魅力かもしれません。

今回、紹介しきれていないこだわりの機能や、豊富な調理メニュー、冷蔵機能などが気になった人は、価格.comのクチコミや家電量販店でぜひチェックしてみてください。

北島圭介(編集部)
Writer / Editor
北島圭介(編集部)
出版社で10数年、編集者として経験を積み、2022年にカカクコム入社。家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を生かし、価格.comマガジンで生活家電を中心に気になる製品をレビューしている。
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