今、ちまたで話題の新感覚のホットサンドメーカー「プレスサンドメーカー キルト」をご存知だろうか。これ、普通のホットサンドメーカーとどこが違うのかというと、“耳までまとめて焼き上げる”ということ。耳まで一緒に焼くことが、何でそんなに話題になるのか。実際に作って人気の理由を探ってみることにした。
文字どおり、キルト模様の焼き目の付いたホットサンドが作れるプレスサンドメーカー キルト。とにかくまず、見た目がかわいい
本体サイズは、約13(幅)×23(奥行)×9(高さ)cm。重量は約1kg。コードの長さは95cm
まずは、耳までプレスできるというその仕組みをチェックしていこう。とはいえ、構造はいたってシンプル。基本的には普通のホットサンドメーカーと大きな違いはないのだが、プレートに秘密があった。このプレート、食パンの耳までぐるりと1周プレスして焼くことができる形状になっているのだ。
機能的には、手前のフックを外しプレートにパンを挟んで焼くだけというシンプルなもの。消費電力は600W。プレートのキルト模様がポイント
ホットサンドを作るのに使用する食パンは“6枚切り2枚”。かなり厚みが出そうだが、上下プレートの連結部がかなり頑丈にできているのと、プレート自体に深さがあるので大丈夫そうだ
フックはパンの厚みに応じて、3段階で調節できるようになっている
電源ボタンも操作ボタンもなく、あるのはこの電源ランプ(予熱完了ランプも兼ねる)のみ
では、耳までまとめて焼けるプレスサンドメーカー キルトのホットサンドがなぜ人気なのか、さっそく作ってチェックしてみよう。
使い方もいたってシンプル。上下のプレートで食パンを挟んで焼くだけなのだが、以下、作ったホットサンドを見てほしい。まるで表参道かどこかのおしゃれなカフェのランチで出てきそうなたたずまいなのである。
ホットサンドにしたら美味しそうな食材を冷蔵庫から取り出してみた。食パンは“6枚切り”が推奨されているが、結構なボリューム。ちなみに薄いほうは“8枚切り”の食パン
パンの内側にバターを塗ってプレスサンドメーカー キルトの下プレートに置き、具材を乗せる
その上にもう1枚のパンを置く。なんと罪深い厚み……。これ、挟めるの?と不安になるが……
コンセントを挿し、予熱ランプが赤く点灯したらフタを閉めていく。ちなみに予熱にかかる時間は数十秒。タイマー機能がないので、焼き時間は自分で計らなければならない。
ギュギュギューッと、はみ出す耳を押さえつつ上ブタを下げていくと……無事に閉った。フックは一番外側で固定
ちなみに、本体横のこの部分はホットプレートの一部なので、調理中は触らないように!
待つこと3分(タイマー機能はないので自分で測定)。フタを開けるとキルト模様のかわいいホットサンドが!
耳も一緒にぐるりとプレスして焼くので、中の様子はわかりません。座布団のような感じ
元の食パンと厚みを比較。かなりペッタンコになっている
切ってみたら、いい香りが湯気と一緒にモワッ! これ、見た目よりもかなりおいしい! 外側がパリパリなのに、中の具材はシットリ。しかも、ぐるりとプレスしてあるので食べやすい
ホットサンドを1つ作るのに、6枚切り食パンを2枚使うというカロリー面での罪悪感をぬぐえず、ここからは、“ちょっと小さめ食パン”と8枚切り食パンを使用することに(どうせペッタンコになるのだから!)。はたして上手くいくだろうか?
“ちょっと小さめ”とうたう食パンで、コロッケホットサンドを作ってみた。食感を楽しめるようキャベツも挟む
コロッケの油分のせいか、湯気がかなり立ち上っている
問題なく完成。これもなかなか美味しい。見た目も華やかだし食べやすいので、ピクニックのランチによさそう!