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一気に猛暑日突入の日本列島。エアコンより手軽なクーラー需要も一気にピークへ

猛暑日を迎えた7月3日より急激に需要がピーク入り。特に冷房専用のクーラーが需要増

まだ梅雨が続く日本列島だが、7月に入った途端、気温が急上昇。7月3日には、関東地方でもこの夏初の猛暑日を迎えるなど、一気に夏本番の暑さが襲いかかってきた感じだ。こうした気温の急激な上昇にともなって、価格.comでも「エアコン・クーラー」カテゴリーのアクセス数が一気に上昇。早くも、今年のピークを迎えている。

図1:「エアコン・クーラー」カテゴリーにおける閲覧者推移(過去3か月)

図1:「エアコン・クーラー」カテゴリーにおける閲覧者推移(過去3か月)

図1は、「価格.comトレンドサーチ」で見た、「エアコン・クーラー」カテゴリーにおける閲覧者推移だ。ここで言う閲覧者とは、価格.comの情報ページから、各店舗の売り場ページへと遷移した数なので、より購入に近いユーザーの数ということになるが、これが、各地で猛暑日を記録した7月3日より急上昇。翌7月4日に今年のピークとなる数字を記録した。その後、7月5日〜6日にかけてはやや涼しい日が続いたせいか、数字は少し下げているが、今週後半にかけて、また暑さがぶり返してくると、この数字もさらに上昇する可能性が高い。

図2:「エアコン・クーラー」カテゴリーにおける閲覧者推移(過去2年間)

図2:「エアコン・クーラー」カテゴリーにおける閲覧者推移(過去2年間)

このように、気温が上昇すると、エアコンやクーラーの需要も一気に高まる。逆に言えば、気温が上がらないと、エアコンやクーラーの需要はなかなか高まりづらい。図2は、過去2年間における「エアコン・クーラー」カテゴリーの閲覧者推移だが、昨年2015年のピークは7月13週とやや遅い。これは、昨年の冷夏が響いている。これに対して、今年2016年は7月の第1週にすでにピークを迎えており、エアコン・クーラー需要も、昨年より早めに高まってきているといえる。

図3:「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品のランキング推移(過去3か月)

図3:「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品のランキング推移(過去3か月)

では、どういった製品が人気になっているのかというと、価格.com上では、木造和室目安6畳程度の冷房性能を持った小型のルームエアコンに人気が集中している。家のリビングルームに設置するような大型なものではなく、寝室や個室に設置するタイプのものだ。図3は、2016年7月6日時点の売れ筋ランキングトップ5の製品のランキング推移を示したものだが、これを見ても、エアコン製品はすべてがこのクラスの製品である。しかし、より目を引くのは、トップ5中の2製品が、エアコンではなく、より簡易的なクーラー(冷房専用機)であることだ。

コロナ「RC-2216R」

コロナ「RC-2216R」

図4:「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品の最安価格推移(過去3か月)

図4:「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品の最安価格推移(過去3か月)

現在1位のコロナ「RC-2216R」と、3位のコロナ「CW-1616」は、エアコンではなく冷房専用のクーラーとなる。「RC-2216R」は壁掛け型、「CW-1616」は窓枠設置型の製品だ。いずれも冷房特化型の製品なので、構造がシンプルであり、価格も安い。図4は、「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品の最安価格推移を示したものだが、エアコン3製品の価格がほぼ4万円台中盤で推移しているのに対して、コロナのクーラー2製品の価格は3万円台中盤と、約1万円程度安いことがわかる。また窓枠設置型の「CW-1616」に関しては、ユーザーが自分で設置でき、設置工事すら必要ないので、購入するだけでいいのも人気の理由だ。

実は、こうしたクーラー製品の需要は、今年のように急激に暑くなると一気に高まる傾向がある。図5は、「エアコン・クーラー」カテゴリー売れ筋トップ5の製品のアクセス数推移を示したものだが、これを見ると、上記のクーラー2製品の需要が、7月4日をピークに急上昇していることがわかる。つまり、図1で見た、「エアコン・クーラー」カテゴリーの需要の急激な高まりの大きな部分は、これらクーラー製品が担っているのだ。

根強い人気を誇るコロナのクーラー製品。今年はさらに人気上昇の模様。ただ、動作音など注意も必要

図6:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)の売れ筋ランキング推移(過去2年間)

図6:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)の売れ筋ランキング推移(過去2年間)

このように、急激に需要を高めているコロナのクーラー製品であるが、実を言えば、ほぼ毎年、この時期になると人気の上位に顔を出す常連でもある。図6は、コロナのクーラー製品(壁掛け型、窓枠設置型)の2015年モデルと2016年モデルそれぞれの売れ筋ランキング推移を示したものだ。これを見ると、2015年モデルの「RC-2215R」「CW-1615」とも、6〜7月の需要期に一気にランクを上げており、どちらの製品もベスト10位内をキープしていたことがわかる。特に、壁掛け型の「RC-2215R」については、7月後半から8月にかけて、ランキング首位の座についており、その人気はかなり安定していた。これに対して、今年2016年モデルの「RC-2216R」「CW-1616」もすでにランキングの上位に食い込んでおり、特に壁掛け型の「RC-2216R」は、昨年よりも早い時期に売れ筋ランキングの首位の座についている。

図7:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)のアクセス数推移(過去2年間)

図7:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)のアクセス数推移(過去2年間)

しかも、図7のアクセス数推移で見ると、その注目度の高まりは、昨年モデルをはるかに上回っていることが見て取れる。昨年2015年のピーク時は、「RC-2215R」でもせいぜい6万台/週だったアクセス数が、今年2016年にはすでに「RC-2216R」のアクセス数は倍近い11万台/週に近づいている。窓枠設置型の「CW-1616」についても、明らかに昨年モデルよりもアクセス数を伸ばしており、好調だ。

図8:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)の最安価格推移(過去2年間)

図8:コロナのクーラー製品(2015モデル、2016モデル)の最安価格推移(過去2年間)

では、これら4製品の最安価格を昨年と今年とで比較してみよう。同じ6月最終週での最安価格を比較すると、まず壁掛け型の昨年モデル「RC-2215R」が27,980円だったのに対し、今年モデルの「RC-2216R」は29,280円と1,300円の上昇。いっぽう、窓枠設置型の昨年モデル「CW-1615」は29.870円だったのに対し、今年モデル「CW-1616」は30.880円と1,010円の上昇となっている。いずれも、昨年同時期と比べて若干最安価格が上がっており、ここからも、人気のほどをうかがい知ることができる。

図9:コロナ「RC-2216R」と「CW-1616」の最安価格推移(過去1か月)

図9:コロナ「RC-2216R」と「CW-1616」の最安価格推移(過去1か月)

なお、今週の猛暑日による人気沸騰で、7月6日時点の最安価格は、壁掛け型の「RC-2216R」が33,500円、窓枠設置型の「CW-1616」が36,500円と、先週から5,000〜6,000円程度も上昇している(図9)。このように、暑くなってきて、需要が一気にピークを迎えると、製品価格も一気に上昇する傾向があるので、今これらのエアコン・クーラー製品の購入を考えているなら、早めが吉だ。

コロナ「CW-1616」

コロナ「CW-1616」

図10:コロナ「RC-1616」のユーザー評価(2016年7月6日時点)

図10:コロナ「CW-1616」のユーザー評価(2016年7月6日時点)

ちなみに、上記のコロナ「RC-2216R」と「CW-1616」のユーザー評価だが、2016年7月6日時点で、それぞれ3.00、3.89と、あまり高い評価とはなっていない(図10)。もちろん、ルームエアコンとは異なる、簡易型の冷房専用機ということもあるが、コンプレッサーの動作音などの点でやや不満が多く、手軽に設置できる半面、目をつぶらなくてはいけない部分もあるというのが、大筋の評価となっている。突然の猛暑で駆け込み購入する人が多いこれらのクーラー製品であるが、用途によってはルームエアコンのほうがいいこともあるので、ユーザー評価なども参考にしながら、購入してもらえればと思う。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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