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職人が1個ずつ手作りする鍋「バーミキュラ」を家電にするとこうなる!

鋳物ホーローの美味しさを手軽に! 入荷待ち「バーミキュラ」鍋がついに家電になった

ここ数年、内食派の増加やヘルシー志向の高まりなどから人気急上昇の「無水調理」。その美味しさも魅力ですよね。そんな無水調理ができる鍋として人気の鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」(愛知ドビー)。お料理好きの方なら「ル・クルーゼ」や「ストウブ」と並んでご存知でしょう。メイドインジャパンのこの鍋、1個ずつ熟練した職人が作るため非常に気密性が高く、その質のよさと扱いやすさで世界中から注目を集めており、今でも入荷まで数か月待ちという人気商品なのです。

そんなバーミキュラから、同社初の家電製品となる「VERMICULAR RICE POT(バーミキュラライスポット)RP23A」(以下、バーミキュラライスポット)が登場。バーミキュラの鋳物ホーロー鍋と、それを最大限に生かすことができる専用鍋(IHヒーター)をセットにしたIH炊飯器です。

人気のバーミキュラ鋳物ホーロー鍋と専用IH調理器具「ポットヒーター」がセットになった格好。本体サイズは、鍋をセットした状態で約310(幅)×310(奥行き)×200(高さ)mm。重量は約6.6kg。もちろん炊飯以外の調理にも対応。米用計量カップと水用計量カップ、フタ置き台が付属

バーミキュラライスポットの発売は、12月1日。価格は79,800円(税別)となっています。先に開催された発表会では、バーミキュラライスポットの紹介ともに実際に作られた料理の数々を試食することができたので、そのようすをお伝えします。「世界一おいしいご飯が炊ける」と同社が満を持して発売する本製品のその味をチェックしてきました!

ご飯やローストビーフなど……。その味についてはのちほど詳しく紹介します!

ご飯やローストビーフなど……。その味についてはのちほど詳しく紹介します!

鋳物ホーロー鍋調理の“手間のかかる部分”を家電にまかせる

高い機密性や熱伝導性、蓄熱性を併せ持つ鋳物ホーロー鍋で調理した、特に無水料理は、本当に美味しいです。そのうえ栄養も損ないにくくいいことだらけなのですが、無水調理は火の番や火加減など、慣れていないと失敗も多い少々敷居の高い調理法ともいえます。バーミキュラライスポットはその“火の番”や“火加減”といった問題を解決してくれる調理家電というわけです。

重厚感たっぷりの鍋の重量は、約4.3kg。鍋は通常のバーミキュラ鍋と同様の使い方ができます。容量は3.7L。コンロにかけても大丈夫

フタの裏。いくつかの小さな突起がありますが、これにより食材から発生した蒸気が水滴となって鍋に戻されるのだそう。また、よく見ると2つの大きな輪があります。これも蒸気のコントロールをするもので、炊き上がったご飯のべちゃつきを抑えるそうです

フタ側面のわずかな溝。鋳物ホーロー鍋の弱点は高火力時の吹きこぼれですが、この新開発の溝=「フローティングリッド」により、密閉性を保ちながら蒸気の吹き出させることが可能。フタの向きを変えれば吹き出し方向のコントロールもできます

鍋底内側には、食材の焦げ付きを防ぐための「リブ」が。同時に、鍋内の水分が対流を起こしやすくするためのものでもあります。外側はシンプル

専用のIHコンロ。底面(IHコイル)と側面(アルミ)にヒーター搭載。断熱カバーとあわせて包み込むように鍋を加熱できるようになっています。消費電力は1350W、コードの長さは1m

「ポットヒーター」による加熱で、直火のような熱分布を実現

「ポットヒーター」による加熱で、直火のような熱分布を実現

専用IHコンロの底部には温度センサーが。胴部分はステンレス製

専用IHコンロの底部には温度センサーが。胴部分はステンレス製

専用IHコンロの操作は、土台部にあるタッチ式の操作パネルから行います。次に選択可能な項目が光るようになっているので操作で迷うことはなさそう

先に触れたように、バーミキュラライスポットは“世界一おいしいご飯が炊ける”という「IH炊飯器」なので、まずは炊飯器としての機能を紹介します。炊飯メニューは、「普通」「おかゆ」「おこげ」のみ。お米は「白米」と「玄米」から選択可能ですが、いわゆる昨今流行の歯応えや銘柄別の炊きわけといった機能はなく、いたってシンプルです。炊飯量は、ご飯(白米/玄米)が1〜5合、おかゆが1〜1.5合まで。保温機能がないのですが、これは、同社の経験・調査とこだわりから。保温したご飯はどうしても味が落ちてしまううえ、実は保温用のフタやフタヒーターがないほうがご飯は美味しく炊けるのだと言います。

最近では、長時間ご飯を保存するのに冷凍するユーザーが多く、炊飯器で保温するユーザーは少数だという。もともとバーミキュラの鍋は蓄熱性が高く、保温カバーなどを利用すれば炊飯後2時間い程度は温かいご飯を食べることができるそう。ちなみに、炊飯時間は(標準)、約1時間(浸し30分+炊飯30分/浸し時間は省略可)で、予約タイマー機能が搭載されています。

同社の調査によれば、実は炊飯器の保温機能を使っている人は少数派

同社の調査によれば、実は炊飯器の保温機能を使っている人は少数派

ご飯は、鍋の加熱部と鍋上部の温度差が大きくなったほうが激しい対流が起きやすくなり、米をムラなく加熱できるのだそう。保温用のフタをなくすことで、より“かまど炊き”の原理に近くなっているわけですね

こちらが、炊き上がった“世界一おいしいご飯”。写真ではわかりにくいのですが、美味しく炊けたご飯の証である“カニ穴”ができています。対流がしっかり起きていた証拠

米ひと粒ひと粒が立っていて、ふっくらしていて艶やか! 仕事柄、いわゆる高級炊飯器で炊いたご飯をかなり食べてきましたが、その中でもトップクラスの美味しさ。旨みが強く歯ごたえがあります

ご飯とともに振舞われたのは、バーミキュラ鍋(14cm)で炊いたひじきやそぼろ。ふっくら! もう、ご飯が止まりません!

ご飯だけじゃない! お料理上手になれる4つの「調理モード」を搭載

ご飯だけじゃなく、バーミキュラ鍋を使った美味しい料理も作れるのが本製品の大きな魅力でもあります。「バーミキュラライスポット」には、炊飯メニュー以外に4つの調理モードが搭載されています。調理モードは、「中火」「弱火」「極弱火」「保温」の4つ。あれ?保温機能はないはずじゃ?と思った方もいるかも知れませんが、実は本製品、調理モードでは保温機能が使えるようになっているのです。保温は、30〜95℃(1℃刻み)の間で設定可能で、低温調理にも対応。「バーミキュラライスポット」をテーブルにセットすれば、無水調理や煮込み料理などを皆で囲んでホッカホカのまま食べらるというわけですね。なお、中火は炒め料理、弱火は無水調理、極弱火は煮込みなどの調理に使用します。また、無水調理でやってしまいがちな“焦げ付き”を防ぐ自動調整機能や、切タイマー機能も搭載されています。

鍋底を均一に加熱できるので、ムラのない均一な焼きあがり! 内側は理想的ピンク色で、歯ごたえも絶妙。火加減の妙がなせるワザ!

無水調理で作ったラタトィユ。濃厚で美味しい!野菜の甘みがたまりません

無水調理で作ったラタトィユ。濃厚で美味しい!野菜の甘みがたまりません

だから人気。そもそも質が違う「バーミキュラ」の鋳物ホーロー鍋

話は前後しますが、最後に「バーミキュラ」の鍋がなぜここまで人気を得ているのか、紹介しておきましょう。

バーミュラの鍋は、熟練の職人が手作りで仕上げるメイドインジャパンの鋳物ホーロー鍋。鋳物ホーロー鍋とは読んで字のごとく、金属(鉄)にガラス質の素材を高温で吹き付けてコーティングしたもので、金属の熱伝導性や蓄熱性をもちつつも錆びにつよく扱いやすいというメリットがあるのが特徴です。そんな中で、バーミキュラの鍋は、職人の手で極限までのクオリティで仕上げられており、特に密閉性において、その精度は0.01ミリ以下を実現しているのだそう。無水調理で差がつくのは、この技術にあるわけです。さらに、800℃で焼き付けるホーローは、扱いやすさ、丈夫さへとつながっており、その証拠に、同社では、専用コンシュルジュによる長期サポートを行ってるのです(サービスは有料。鍋のホーローが剥げたら、もう一度ホーロー加工をし直してくれます)。また、「バーミキュラライスポット」のポットヒーターは3年保証。電化製品としてはあまりない長期保証ですが、これこそ製品品質への自信と責任感の表れだといえるでしょう。

発表会で熱い思いとこだわりを語ってくれた、創業80年の愛知ドビー 代表取締役社長 土方邦裕氏(左)と、同副社長 土方智晴氏。二人はご兄弟

「バーミキュラライスポット」の価格は79,800円と高価ではありますが、手軽に“世界一美味しいご飯”を味わえ、また、いろいろな本格的料理にも対応できる。一生付き合う鍋として考えれば、決して高い買い物ではないかもしれません。ちなみに筆者は「バーミキュラ」鍋を普段から使っていますが、これで炊いたご飯や無水料理の味を知ってしまうと、もうもとには戻れません。シンプルですが、ジャガイモやサツマイモをふかすだけ。それがご馳走になるほど美味しく炊き上がります。

高橋美幸(編集部)

高橋美幸(編集部)

家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。

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