“マットなしで手軽”と“マットありでパワフル”を選び分けできる

流行のマットレス仕様にも昔ながらのマット仕様にもなるシャープの布団乾燥機が便利

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まだ寒さは残るものの、そろそろ“花粉”というキーワードを耳にする季節になりました。花粉症対策として活躍する家電の代表格は空気清浄機ですが、花粉やPM2.5の飛散などで布団や洗濯物が外に干せない時に重宝するふとん乾燥機も見逃せません。そこで今回は、マットあり・なしの両方の方法で使える「DI-FD1S」(シャープ)をピックアップ! プラズマクラスターイオンが温風と一緒に放出されるので、消臭効果が得られるのもポイントです。そんなDI-FD1Sの有用性をチェックしていきましょう。

手軽に温めたい時はマットレススタイル!

布団乾燥機を使うのがめんどうに感じる最大の理由は、マットの装着と片付け。このわずらわしさを解消すべく、2012年に象印がマットを使わない布団乾燥機を発売してから、布団乾燥機のトレンドは“マットレス”になりました。温風を送る部分を布団に差し込み、スイッチONすればいいだけという手軽さは、一度体験すると元には戻れないほどです。DI-FD1Sもマットレスで利用できますが、マットを取り付けて使うことも可能。生活スタイルや目的にあわせて、使い分けができるようになっています。まずは、現在の主流であるマットレス仕様で使い勝手と温まり具合を確かめてみました。本体から伸びるホースにアタッチメントを付け、布団の中に入れれば準備完了なので、「就寝前に布団を温めたい」「まくらの消臭がしたい」といったようにサッと利用したい時には、マットレスで行うほうが手間もかからず便利です。

サイズ141(幅)×321(高さ)×328(奥行)のスリムな本体の中に、マットとマットレスで利用する時に装着する「ワイド送風アタッチメント」、そして靴を乾かす際に用いる「くつ乾燥アタッチメント」が入っています

ホースは最大50cmまで引き出せるようになっているので、布団の位置にあわせて調整しましょう

ホースは最大50cmまで引き出せるようになっているので、布団の位置にあわせて調整しましょう

布団を温めるので、ホースの先端に「ワイド送風アタッチメント」を取り付けます

布団を温めるので、ホースの先端に「ワイド送風アタッチメント」を取り付けます

敷き布団の縦幅のセンター、横幅の1/3の位置に吹出口をセットして、かけ布団をかけます。ちなみに、今回温める布団は、綿のシングルサイズ

寝具用のコースは布団を温める「20分」、布団を乾燥・消臭する「60分」、そして夏場、60分の乾燥後に送風を30分することで熱気を飛ばす「90分」の3つが用意されています。今回は、就寝前に利用することを想定して「20分」で運転してみました

ホースの先端から温風が吹き出しますが、マットのようにはふくらみません

たった20分の運転でしたが、かけ布団はふかふかに!

運転終了後に吹出口に近い部分の温度を計測してみたところ、約22℃(運転開始前)から42.6℃に上昇。さらに、背中付近は40℃前後、足元は25℃になっていました。これなら、布団に入った時にヒヤッと冷たい! となることがないので、入眠しやすそう

布団全体をしっかり温めるにはマットを使うべし!

手軽さは圧倒的なマットレス仕様ですが、正直なところ布団全体に温風を行き渡らせるのは苦手。いっぽう、マットを使った昔ながらのスタイルであれば、マットの中に温風を入れて温めるため布団一面にアプローチできます。しっかり全体を乾燥させたり、ダニ対策するにはマットを装着するほうがいいでしょう。ただ、マットを利用すると温風とともに放出されるプラズマクラスターの恩恵が受けられないような気がしますよね。しかし、ご安心を! マットにはメッシュ状の穴が設けられており、そこからプラズマクラスターイオンが布団へと届けられます。

マットのサイズは1,160(横)×1,750(縦)mmなので、ダブルサイズまでの布団に対応します。マットを使う時は、敷き布団の上に広げるだけでOK。中央付近にある白い部分が、プラズマクラスターイオンを通過させるための通気口です

ホースの先端をマットの送風口に差し込み、かけ布団をかければ準備完了

マットを使うので、しっかり乾燥させられる「60分」コースを選択

運転が始まるとマットに温風が入り、かけ布団全体が持ち上げられました

実は、DI-FD1Sはマットのふくらみ方が独特。全体ではなく、周囲だけがふくらむ仕様となっているのです。もちろん、中央部に温風は流れるようになっていますが、中央部をふくらませないことにより布団とマットの間に空間を持たせ、プラズマクラスターイオンが布団全体に行き届くようにしているのだそう

乾燥が終わった布団の温かさを計測してみたところ、吹出口近くは70℃以上、隅のほうは50℃前後でした。温度差はあるものの、もっとも低い部分でも50℃程度に温まるのならば問題はなさそう。後日、マットなしで60分運転してみましたが、ふわふわ感と温まり具合はマットを使ったほうが断然上です

靴の乾燥機やスポット暖房機にもなる!

布団乾燥機の中には、靴の乾燥機としても利用できるものがあります。DI-FD1Sも専用のアタッチメントを装着することで、靴の乾燥機に変身! さらに、温風を人に当てればスポット暖房、クローゼットに向ければスポット乾燥としても使用可能。くわえて、プラズマクラスターの効果で消臭が期待できるほか、“送風+プラズマクラスターイオン”で空気浄化もできるようになっています。

靴を乾かしたい時には、温風+プラズマクラスターイオンが放出される「スポット暖房」を選択。熱に弱い素材の靴を乾かす場合や消臭だけを行いたい時は、温風が出ない「空気浄化」を選びましょう。両モードとも、運転開始から12時間後に自動停止します

「くつ乾燥アタッチメント」を装着すると、靴の乾燥機として使えるようになります。アタッチメントはブーツなどにも対応しますが、「スポット暖房」モードで乾かせるのは布製のシューズのみ。革や合皮・ビニール製の靴は「空気浄化」モードを利用してください。ちなみに、写真の靴は10分程度で乾きました(洗濯機で脱水した状態で乾燥)

布団乾燥の時に利用した「ワイド送風アタッチメント」を取り付けて、「衣類」モードで運転すれば生乾き臭の低減、乾燥補助に役立ちます。運転時間は2時間と4時間で選択可能

押入れやクローゼットの消臭にも効果的な「空気浄化」モードは、ホースの先端にアタッチメントを付けずに運転してもOK。ホースは上向き方向に曲げた状態でも固定できるので、用途にあわせてアタッチメントの有無、ホームの角度を調整しましょう

まとめ

マットいらずの布団乾燥機は準備や片付けの手軽さはバツグンですが、筆者がこれまでいろいろな布団乾燥機を使ってきた所感でいうと、やはり布団全体を温めるのはマットを利用するほうが優位。とくに綿布団の場合、マットなしで温風を隅のほうまで届けるのは大変です。とはいえ、就寝前に足元だけを温めたい時にマットを使うのはめんどう。そんなふうに、どちらかを選べない人にDI-FD1Sはうってつけです。2つのスタイルが選べる構造ながら、本体サイズは比較的コンパクト。靴の乾燥機としても利用できるので、“使える度”は非常に高いのではないでしょうか。布団乾燥にかかる電気代は1時間13〜14円程度と、ランニングコストも負担にはならなそう。2017年2月9日時点の価格.com最安価格は15,000円強となっており、マットレス仕様タイプとしては特別高いわけではありません。2つのスタイルで使い分けできることを考えると、花粉シーズンに備え、購入しても損はしないはずです。

ダニ対策を行うこともできます。片面2時間、両面で計4時間の運転時間はかかりますが、マットで布団全体を温められるので効果も期待できそう

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

製品 価格.com最安価格 備考
DI-FD1S 14,300 マットあり・なし両用できる布団乾燥機
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2017.3.29 更新
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