特別企画
AV家電、ガジェット、生活家電までクセが強い

'17年下期に発売? ビッグサイトで見た“ひとクセある系”最新家電&ガジェットたち

家電・ガジェット・雑貨・インテリア用品などを幅広く展示するイベント「GIFTEX 2017」が、東京ビッグサイトで2017年7月5日〜7日に開催中だ。簡単に言うと、メーカー関係者と小売関係者が集う商談会なのだが、今後発売される未発表製品や、開発中の試作機がサラッと展示されていたりする。しかも、ちょっとした個性というか、クセを持ったモノがあって興味深い。……というわけで、会場で見つけた“ひとクセある系”家電・ガジェットの中から、2017年下半期に発売されそうな新製品を中心にご紹介していこう。

「インテリアEXPO」「DESIGN EXPO」「雑貨EXPO」「キッチンウェアEXPO」「テーブルウェアEXPO」「ベビー&キッズEXPO」「ファッション雑貨EXPO」「ヘルス&ビューティEXPO」が一挙に開催されているイベント「GIFTEX」! 文具や紙製品が並ぶ「ISOT」も同時に開催されている。ISOTのレポート記事はのちほど!

魔法びんのサーモスが本気でPC用スピーカーを開発中

まずは、魔法びんで有名なサーモスのブースから。もちろん人気の魔法びん最新製品を展示……しているかと思いきや、今回はBluetoothスピーカー「VECLOS SSA-40」が主役だった。魔法びんのほうは客寄せに置いてあるだけという潔さだ。

SSA-40は、2015年に発売された同社初のBluetoothスピーカー。「なぜサーモスがスピーカーを??」と不思議に思うが、異業種の企業がやみくもに作ったというわけではなく、オーディオメーカー出身者らがしっかりと製品企画に携わっている。しかも、魔法びんの断熱技術を応用して真空のエンクロージャーを作り上げるという“サーモスならでは”の構造で、音質にこだわっているのが特徴だ。

さらに、同社はPCオーディオ用の「Hi-Fiスピーカー」も鋭意開発中とのことで、今回のイベントでその試作機が展示されていた。「Hi-Fi」とわざわざ銘打つだけあり、本気で高クオリティなPCオーディオ再生を狙って開発しているそうだ。まったくの試作段階で、製品化スケジュールは未定とのことだったが、同社はそのほかにもさまざまなオーディオ製品を意欲的に開発中らしいので、期待したい。

サーモスが開発したBluetoothスピーカー「VECLOS SSA-40」。魔法びんはその隣にそっと置いてあった

サーモスが開発したBluetoothスピーカー「VECLOS SSA-40」。魔法びんはその隣にそっと置いてあった

こちらが、PCオーディオ用Hi-Fiスピーカーの試作機。SSA-40と同じ、真空エンクロージャー技術が採用されているようだ

現地では、RMEのオーディオインターフェイス「Babyface Pro」を接続してMacBookからのオーディオ再生デモを実施していた。かなりHi-Fiを意識した音作りで完成に期待したい

音モノ関連でいうと、スマホ周辺機器を手がけるMSソリューションズも出展。同社は「極の音域 ALDEBARAN」といった“個性派ネーミング”のイヤホンを展開していることで知られる。今回も、“極の音域”シリーズ最新モデルであるトゥルーワイヤレス(完全独立型)イヤホン「Fly High」を展示していた。こちらはテトラポットのような個性的なバッテリーチャージャーが特徴的。今秋の発売を予定しており、価格は1万円前後を見込んでいる。

テトラポットのようなバッテリーチャージャーが個性的な「Fly High」

テトラポットのようなバッテリーチャージャーが個性的な「Fly High」

こちらが「極の音域 ALDEBARAN」。同社のイヤホン製品は個性派ネーミングが光る!

こちらが「極の音域 ALDEBARAN」。同社のイヤホン製品は個性派ネーミングが光る!

ちなみに“完全ワイヤレスな音モノ”といえば、あのディナウディオもブースを出展している。メインで展示しているのは、スタイリッシュなフォルムが特徴のワイヤレスBluetoothスピーカー“Xeo”(シオ)シリーズ。特に来場者を惹き付けていたのは、ブックシェルフ型の「Xeo2」だ。

“ワイヤレススピーカー”と呼ばれるブックシェルフスピーカーはたくさんあるが、大体の製品は音楽デバイスとの接続がワイヤレスなだけで、LchとRchのスピーカー間は有線接続する場合が多い。これに対してXeo2は、LchとRch間もBluetoothによるワイヤレス接続なので、設置の自由度が高い。実際に今回のイベントでは、カフェなどの商業空間に追加するスピーカーとして引き合いが多いそうだ。

ディナウディオのブースの様子。Xeo2を天吊りにして(写真下)、完全ワイヤレススピーカーのメリットを強力訴求している

→ディナウディオの製品はこちらをチェック!

【関連リンク】
《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!音質や装着感をイヤホンのプロが徹底検証

モバイルバッテリーのCheeroは、“眠るためのガジェット”訴求

モバイルバッテリーなどで有名なCheeroは、快適な睡眠をサポートするというヘルスケアガジェット「Sleepion2」を出展していた。スピーカーを搭載するアロマ機能付きのLEDライトで、「音・明かり・香り」の3点から、心身をリラックスさせて睡眠の質の向上を図るというもの。ヘルスケア製品というと何となくうさん臭いと思われる方もいるかもしれないが、本製品は大阪府立大学名誉教授・医学博士の清水教泳氏が監修している。

本体には、“睡眠音楽の第一人者”と言われる土岐健一氏が、母親の胎内をイメージして作ったというオリジナルサウンドを34曲も内蔵する。実際に鳴らしてみると、かなりネイチャー感のある音楽で、ヒーリング的な効果がグイグイ来る。これは癒されながら眠りにつくことができそうだ。ちなみにBluetoothにも対応しているので、手持ちのスマホと接続して普通のBluetoothスピーカーとしても使用可能。価格は2万円弱で、8月中旬からの発売を予定しているとのことだ。

ダンボー君のモバイルバッテリーなど、同社のヒット製品と並んでアピールされていたSleepion2。中に見えるのが癒しを演出するLEDライトで、天面にセットされている円形のフタがアロマシートになっている

ブラックとホワイトの2色展開を予定。サウンドはかなりネイチャー感が強く、精神が癒しの方向に持ってかれる

初代Sleepionは、三日月のような形をした大型のアロマ付きスピーカーだった。これをベースに手のひらサイズまで小型化したのが、新製品のSleepion2だ

AK Racingの快適チェアに、オフィス向けハイエンドモデル登場

PC周辺機器を多数展開するテックウインドは、AK Racingのゲーミングチェアを一挙に並べて展示している。“ひとクセある”というよりは、“座ることだけを突き詰めまくってる”と言ったほうがよいかもしれないが。

レーシングシート開発の技術を応用した同社のゲーミングチェアは、高い質感と快適な座り心地により世界中でヒットしている。そして、これをベースにしたオフィス向けのハイエンドチェアも登場したばかり。その特徴は、腰椎をしっかり支えるランバーサポートや、頭と首を支えるヘッドレストなどで、長時間座ったまま仕事をしても疲れにくい姿勢をサポートしてくれる。また、座面チルト機能によって、座面と背もたれの角度を維持したまま座面を沈み込ませることが可能で、着座姿勢ででん部や太ももにかかる負荷を背中や腰に分散することができるという。1度座るとこれしか使えなくなりそうだ。

AK Racingのかっこいいチェアがズラリと並んで迫力があったテックウインドのブース

AK Racingのかっこいいチェアがズラリと並んで迫力があったテックウインドのブース

新製品のオフィス向けハイエンドチェアは、座面にチルト機能が付いて、でん部や太ももへの負担が分散できるように。脚部はストッパー付きのPUキャスターになっており、チェアを固定して使いたい場合に便利。こちらは発売されたばかりだ

アピックスの大ヒット加湿器に新色イエローが登場。電気ケトルも

アピックスは、ひとクセあるかわいさを持った生活家電を多く展開する家電ブランドだ。特に、しずく型をした加湿器“SHIZUKU”シリーズの大ヒットで知られる。今回のイベントでは、この“SHIZUKU”シリーズの新カラーであるイエローが展示されていた。このイエローモデルは、今秋発売予定とのこと。

大ヒットした加湿器“SHIZUKU”シリーズに新色イエローが追加

また、同社では、最近ブームのコーヒー関連製品にもチカラを入れている。5月に発売されたコーヒーメーカー「ADM-200」は、「ハンドドリップを再現するために給湯部が360°自動回転する」という新発想が光る製品だった(詳細レビューはこちら)。

そして今回の展示では、このADM-200とデザインをあわせた電気ケトル「AKE-277」が登場した。ただ、こちらは調理家電としては非常にシンプルでミニマム。最大0.7Lのお湯を沸かすことができ、細口の注ぎ口を持ち、お湯を注ぐときに細かいコントロールがきくように配慮されたデザインとなっている。こちらは8月発売を予定している。

ADM-200は、給湯部が360°回転することでハンドドリップを再現するという新発想コーヒーマシン

ADM-200は、給湯部が360°回転することでハンドドリップを再現するという新発想コーヒーマシン

こちらが今後発売予定という新製品の電気ケトル「AKE-277」。フタの取っ手とハンドル部が木製になっていて、ADM-200とのデザイン性をあわせている。充電用の台座がとてもスリムでスタイリッシュだ

お湯をコントロールしやすい細口の注ぎ口を装備する

お湯をコントロールしやすい細口の注ぎ口を装備する

お湯が沸いたら透明のレバーが上がって教えてくれる仕組み

お湯が沸いたら透明のレバーが上がって教えてくれる仕組み

ビジュアル的に超目立ってた、家庭用「アクアポニックス」システム

最後に、「brio35」という水槽と植木が一体化したインテリア製品が、会場で目を惹いていたのでご紹介しよう。これは「アクアポニックス」を、家庭で実現できるというものだ。手がけているのは株式会社ベムパートナー。

アクアポニックスとは、魚の飼育と植物の栽培を一体化する農業スタイルのこと。魚の排出物が混ざった水を、植物が栄養として吸収し、それによって浄化された水が再び魚の水槽へ戻るというエコな循環システムだ。brio35は、「水槽」「植木」「水を循環させるベースボックス」がセットになっていて、室内に設置できる。水槽と植木をLEDライトが照らすデザインになっているので、間接照明としての役割も担えるのだ。

左側の水槽と、右側の植木、そして水を循環させるベースボックスがセットになっている。今回の会場では、マングローブの植木を使って海水を浄化させ、海水魚を飼育するという試みも行われていた

なおこちら、ホテルなど施設向けの展示かと思いきや、普通に5万円前後で販売されている一般向けの製品とのこと。ホテルなどの施設向けには、これよりさらに大型のセットがラインアップされたばかりだという。ちなみに、最初から魚と植物がセットになったスターターキットも用意されていて、誰でもすぐにアクアポニックスを開始できる。同社のブースは、このbrio35のLED照明効果もあいまって、とにかくビジュアル的に目立っていた。

ホテルなどのエントランスにぴったりな施設向けの大型モデルが提供開始されたばかり

ホテルなどのエントランスにぴったりな、施設向けの大型モデルも提供開始されたばかり

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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