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導入のメリットやデメリット、製品選びのポイントもくわしく紹介!

デスクトップオーディオに最適な小型プリメインアンプ注目6機種を試す

5. Carot One「ERNESTOLO 50k EX」

Carot One「ERNESTOLO 50k EX」

イタリアのナポリに本拠を置くオーディオブランド、Carot Oneの真空管ハイブリッドアンプがリニューアルした。超コンパクトサイズながら堂々とスピーカーを鳴らす本格派サウンドやイメージカラーのオレンジはそのままにデザインが一新され、より上質なイメージのスタイルへと変更されている。

パワーアンプの出力は25W+25W(4Ω)と変わらず。日本向けモデルには、JJ製真空管「ECC802SG」とバーブラウン製オペアンプ「OPA2604AP」が採用されている。入力は背面のアナログRCAとフロントパネルの3.5mmステレオミニ端子の2系統(特に切り替えスイッチはなく音の出ている方が聴こえるといったイメージ)で、フロントパネルにはヘッドホン出力も用意されている。

「ERNESTOLO 50k EX」のフロントには、入力用の3.5mmステレオミニ端子を2系統用意

「ERNESTOLO 50k EX」のフロントには、入力用の3.5mmステレオミニ端子を2系統用意

「ERNESTOLO 50k EX」の背面インターフェイス部。アナログRCA入力はこちらに用意されている

「ERNESTOLO 50k EX」の背面インターフェイス部。アナログRCA入力はこちらに用意されている

入力はアナログ2系統のみ、しかも切り替えスイッチはなく、まさにボリューム調整付パワーアンプといったイメージだが、入力側の真空管+オペアンプによるプリアンプ回路段の恩恵もあってか、とても生き生きとしたサウンドが堪能できる。特筆なのが女性ボーカルで、艶やかで厚みのある、それでいて通りのよい血の通った歌声を楽しむことができる。高域の伸びをそれほど欲張っていない印象で、全体的にウォーミーなサウンドキャラクターだが、そんなことはまったく気にならない、躍動感に溢れたサウンドだ。

いっぽうで、低域は量感こそほどほどだが見通しのよいクリアなサウンドとなっているため、普段よりノリのよい、グルーブ感の高いサウンドとなっている。音楽をより魅力的に、楽しく心地よく聴かせてくれる、なかなかの演出派だ。正直いって、アンプひとつでここまで音が変わるなんて、そうそうない。

Carot One「ERNESTOLO 50k EX」の試聴テストの様子

Carot One「ERNESTOLO 50k EX」の試聴テストの様子

機能性は最低限に絞られているが、そのデメリットを払拭する生き生きとしたサウンドと超コンパクトサイズは、大いに魅力的といえる。ちなみに、スピーカーとの相性問題は解くに発生せず。幅広い製品を十全にならしてくれそうだ。

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