レビュー
工事不要で手軽に設置できる

プロジェクター・天井照明・メディアプレーヤーの1台3役!話題のスマートライト「popIn Aladdin」の実力は?

アップデートでAmazonプライムビデオも対応し、メジャーな動画配信サービスを網羅

さて、たいした手間もなく設置が終わり、続いてメニュー画面をチェックしてみる。ホーム画面には、さまざまなアイコンが並ぶ。そのメインは、YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、AbemaTV、DAZN、Spotifyなどのネット配信サービスだ。個人的には、YouTubeとAmazonプライムビデオを頻繁に使うので、この2つがどちらも利用できるのは嬉しい(HDDレコーダーなどはYouTubeが見られないものが多いので)。

「popIn Aladdin」のホーム画面。発売当初からアップデートが頻繁に行われており、当初非対応だったAmazonプライムビデオにも対応を果たした

YouTubeにもしっかりと対応。Googleアカウントと連動することもできる

YouTubeにもしっかりと対応。Googleアカウントと連動することもできる

また、DTCP-IP対応のネットワークプレーヤー「Dixim Play」も用意されているため、HDDレコーダー内の録画コンテンツも楽しむことができる。じつはこちら、機器によってはチューナーにアクセスしてリアルタイムの映像を見ることも可能だ。ネットメディアだけでなくテレビを見ることも可能となってくれる。実際、手元のパナソニック「おうちクラウドディーガ DMR-UBZ2030」で試してみたところ、しっかり視聴することができた。

もうひとつ、Spotifyも便利そうだ。プロジェクター部分は電源オンオフに加えて画面のオンオフができるため、BGM代わりに音楽をかけ続ける、ということもできる。ちなみに、「popIn Aladdin」はDLNAやAirPlayなどのWi-Fi機能に加えて、Bluetooth機能も搭載しており、Bluetoothスピーカーを接続して音楽再生を行うこともできる。ちなみに、夜中など大きな音が出せないときは、Bluetoothスピーカーやヘッドホンを接続して使うのもひとつの手だろう。

そのほかにも、絵本や学習ポスターなどのキッズ向けコンテンツ、小児科オンラインやキッズラインなどの子育て支援サービスなども用意されており、ファミリー向けを主眼とした製品となっていることが分かる。なかなか、幅広い活用ができそうだ。

プロジェクターをONにしてしばらく操作していないと、設定したコンテンツが自動で再生させる。インテリアとしても活用できそうだ

「popIn Aladdin」を2週間使ってわかったよかったところ、改善してほしいところ

今回2週間ほど使い続けてみたのだが、使い込んでいくうちに“これは素晴らしい”“改良の余地あり”という点がいくつか見つかった。

まずは機能面に関して。とても便利なのがオンタイマー機能だ。設定時間にプロジェクターとライトをオンにすることができるが、起床時間に設定するとなかなかにいい感じ。プロジェクターとライトは個別に設定できるのもありがたい。ただし、時間設定可能なオフタイマーは用意されておらず、2時間でオフなどは手動で設定できるが、毎回行う必要があって不便。ぜひ、オフタイマーも付けて欲しい。また、プロジェクターは単にオンになるだけで、アプリやコンテンツの指定&再生なども設定できない。オンタイマー時に自動的に指定したコンテンツを再生できたりすると、とても嬉しいのだが。まあ、さすがにそこまでは難しそうだ。とはいえ、部分的にはファームウェアのアップデートでも対応できそうなので、メーカー担当者には是非前向きに検討して欲しい。

いっぽう、ライト設定は“6段階の明るさと6段階の色”を調整できるようになっているうえ、ボタンひとつで4タイプを切り替えることができる。このあたりはとてもありがたいのだが、細かく設定できるのは1タイプのみで、残り3タイプは昼白色、電球色、常夜灯の固定となっているので、できれば4タイプともに細やかに調整できるようにしてほしいと思った。何よりも、プロジェクターのオンオフでも明るさを変えたい。一般的なLEDシーリングライトのように、手動で明るさ調整などもできるのもよさそうだ。

ライト設定画面。もう少し細かな調整ができるとうれしいところ

ライト設定画面。もう少し細かな調整ができるとうれしいところ

続いて、プロジェクターの明るさについて。DLP方式ということもあってか、スペック表には明るさ700ANSIルーメンとなっていて少々心配したのだが、実際にはそれほど光量不足は感じなかった。もちろん、直射日光が差し込む部屋では厳しいし、壁の色合いによっても見え方が左右されるが、スライドショーや壁時計、Youtubeや地上波のバラエティ番組などクオリティをさほど気にしないコンテンツであれば、シーリングライトの明るさをやや控えめにすれば充分楽しむことができる。いっぽう、映画やライブ映像などはライトを消してじっくり楽しみたい。このあたりは、うまく使い分けしたいところだ。

プロジェクターの明るさは700ANSIルーメン。自然光の入る部屋でも見える明るさだが、コンテンツによっては照明を落としたほうがよさそうだ

さて、最後は映像と音質のクオリティについて紹介していこう。

DLP方式、WXGAの解像度というスペックからはビジネス向けポータブルプロジェクターあたりを想像させられるが、実際の映像はなかなかうまくまとめられている。フルHDではないもののちゃんとした精細感があり、それでいて変にエッジが尖っているイメージもなく、比較的ニュートラルな表現といえる。

映像モードはデフォルト4タイプ(「明るい」「標準」「ソフト」「ナチュラル」)に加えてカスタムも1タイプ用意されており、「ナチュラル」がその名のとおり自然な色合いで好ましかった。部屋を明るくしている普段は「明るい」を使い、映画などを見るときは「ナチュラル」に変更するのがオススメだ。

映像モードは「明るい」「標準」「ソフト」「ナチュラル」「カスタム」から選択できる

映像モードは「明るい」「標準」「ソフト」「ナチュラル」「カスタム」から選択できる

音質については、比較的良質なサウンドを持ち合わせている印象だ。もちろん、サイズによる限界があって中域重視のバランスにまとめ上げられているが、音楽再生にも充分適したクオリティを持ち合わせていて、ハキハキとした通りのよい歌声やキレのある演奏を楽しむことができる。どうしても音が上から聴こえてきてしまうが、「popIn Aladdin」の真下より少し後ろの位置になれば(壁の反射次第とも相まって)多少は改善される。

スピーカーはプロジェクター投写部の真裏に配置されている

スピーカーはプロジェクター投写部の真裏に配置されている

フルHDパネルでなかったり、機能性の改善を求めたいポイントがあるなど、いくつかの不満は持つものの、日常の生活でプロジェクターを便利に楽しく使うという提案性のあるコンセプトは、大いに魅力的に感じた。何よりも、単にLEDシーリングライトとプロジェクター、ネットワークメディアプレーヤーを一体化しただけでなく、それらを統合することで生まれるメリットや楽しさを追求した、魅力的な製品に仕上がっていると思う。筆者も1台手に入れて、さらに使い込んでみたいと思う。

野村ケンジ

野村ケンジ

ヘッドホンなどをはじめ幅広いジャンルで活躍するAVライター。ハイレゾ音源についても造詣が深く、アニソンレーベルのスーパーバイザーを務めるほか、TBSテレビ開運音楽堂「KAIUNハイレゾ」コーナーではアドバイザーとしてレギュラー出演している。

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