11月3日から5日にかけて、「2023東京インターナショナルオーディオショウ」が東京国際フォーラムにて開催されている。
普段はなかなか触れられないハイエンドオーディオ機器を見て、聴けるイベントなのだが、展示される製品は必ずしも手の届かないような価格のものではない。
ここでは、「手の届くハイエンド」をテーマに、筆者が気になった製品をピックアップ。ダイジェストで紹介する。ピンとくるものがあれば、ぜひ週末現場に足を運んでみていただきたい。
ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLのアナログレコードプレーヤー「Spinner BT Gold」などが展示された。フォノイコライザー内蔵、Bluetooth対応という初心者にも使いやすい仕様だ
単体で音楽ストリーミングもできる、人気のアクティブスピーカー「4305P」のカラーバリエーション(ホワイト)が登場(価格は未定)
ドイツのELAC(エラック)から新たなツイーター「JET 6」を搭載したスピーカーが登場。注目は小型(幅123mm)で使いやすい「BS312.2」。ユニット保護のためのグリルにカラーバリエーションが用意されるなど、インテリアとのマッチングも考えられた。ELACのエクスポート・マネージャーから話をうかがえたので、後日インタビュー記事を掲載予定
ARC対応のHDMI端子を搭載したアクティブスピーカー「Debut ConneX DCB41」。テレビとの親和性を高めて人気の製品だ。その人気を受けて、限定のカラーバリエーション(オレンジ、ブルー)が発売されたばかり。
クラシカルなデザインが目を惹くFYNE AUDIO(ファインオーディオ)のスピーカー「Vintage」および「Vintage Classic」シリーズ。非常に高価だが、中身には最新テクノロジーが詰まっていて、音はしっかりワイドレンジ。ほかにはない魅力的なシリーズだ
スウェーデンのPRIMARE(プライマー)の8chパワーアンプ「A35.8」の隣に置かれていたのは、9chアンプを内蔵したAVアンプ「SPA25」。Dolby Atmos、DTS:Xのデコード対応(Auro-3Dは非対応)、最大11.1chプロセッシング対応(最大「7.1.4」システム対応)、音場補正機能として「Dirac Live」を使えることなどが特徴だ。参考展示とのことで、想定価格は100万円前後が見込まれる
イタリアのSonus faber(ソナス・ファベール)製品の中に、全天候型(アウトドアでも使える)の壁掛けスピーカー「Aster」を発見。パッシブラジエーター型の2ウェイスピーカーだ。金具でスピーカーの角度調整がしやすいので、Dolby Atmosのオーバーヘッドスピーカーにも使えそう
インテリア性のあるファブリック素材のグリルが目を惹いたフランスelipson(エリプソン)のスピーカー「HORUS 6B」(写真中央)。5インチコーン型ウーハーと1インチドーム型ツイーターのシンプルな2ウェイ・バスレフ型。フロントバスレフなので、狭小住宅でも使いやすそう。ペアでの予価は88,000円(税込)
デノンのブースでは発売されたばかりのアナログレコードプレーヤー「DP-3000NE」が展示されていた
ブースはデノンミュージアムさながらになっており、「DP-3000NE」のオリジナルモデルと言うべき「DP-3000」なども展示されていた
右はデノン初の家庭用ターンテーブル「DP-5000」