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4K液晶テレビはもう高くない? 東芝「REGZA 43G20X」の最安価格が11万円を下回る!

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東芝「REGZA 43G20X」

東芝「REGZA 43G20X」

年々その価格が安くなり、購入しやすくなってきている4K液晶テレビであるが、ついに40インチクラスの製品が10万円そこそこで買える時代がやってきた。

2015年11月1日現在、価格.comの「液晶テレビ」カテゴリーの売れ筋ランキングで6位につけている東芝の「REGZA 43G20X」(43型)の最安価格がついに、11万円を下回り、109,980円という驚愕のプライスをつけている。このクラスの一般的な4K液晶テレビの相場は13〜15万円程度なので、それと比べても2万円程度安い価格だ。

図1:東芝「REGZA 43G20X」とパナソニック「VIERA TH-40CX700」の最安価格推移(過去3か月)

図1:東芝「REGZA 43G20X」とパナソニック「VIERA TH-40CX700」の最安価格推移(過去3か月)

図1は「価格.comトレンドサーチ」で見た、東芝「REGZA 43G20X」の最安価格推移だ。なお、比較のために、本機のライバルモデルであると目されるパナソニックの4K液晶テレビ「VIERA TH-40CX700」(40型)の最安価格推移も掲載した。これを見るとわかるように、8月時点では、「VIERA TH-40CX700」のほうが価格が安く、12万円台前半で推移しており、「REGZA 43G20X」のほうはそれよりも2〜3万円は高い14万円台後半で推移していた。しかしながら、9月後半くらいから「REGZA 43G20X」の最安価格が14万円を切るようになり、10月に入ると一気に価格が下がって12万円台半ばまで下落した。さらに11月に入ると、大きな価格下落が生じて11万円台半ばとなり、ついには11万円を切るところまで急激に下げている。一時的ではあるものの、ライバル機の「VIERA TH-40CX700」よりも最安価格が下がっており、3インチの差ではあるが、画面サイズを考えると、非常にお買い得とも言える状況だ。

図2:東芝「REGZA 43G20X」とパナソニック「VIERA TH-40CX700」のアクセス推移(過去3か月)

図2:東芝「REGZA 43G20X」とパナソニック「VIERA TH-40CX700」のアクセス推移(過去3か月)

こうした「REGZA 43G20X」の大幅な価格下落に伴って、注目度も急上昇している。図2は、「REGZA 43G20X」と「VIERA TH-40CX700」のアクセス推移を示したものだが、図1と合わせて見てみると、「REGZA 43G20X」のほうは、大きな価格下落が生じた10月以降のアクセスが急激に伸びているのがわかる。これに伴い、売れ筋ランキングでもランクを急激に上げており、2015年11月11日時点では、全体の6位、4K液晶テレビに限って見れば2位という順位となっている(図3)。

図3:「液晶テレビ」カテゴリーにおける、東芝「REGZA 43G20X」とパナソニック「VIERA TH-40CX700」の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

なお、こうした「REGZA 43G20X」の人気上昇に伴って、「液晶テレビ」カテゴリー内での東芝のプレゼンスも高まっている。図4は、「液晶テレビ」カテゴリーにおけるメーカー別アクセス数の推移だが、しばらくの間、ソニー、シャープと三つ巴状態を繰り広げてきた東芝のアクセス数が10月以降に頭ひとつ抜け出る形となっており、現状では単独での首位を獲得するに至っている。ちなみに、他のメーカーについても11月に入ってからアクセス数は上がってきており、年末に向けて液晶テレビ自体の買い換え需要が高まりつつあることが見て取れる。

図4:「液晶テレビ」カテゴリーにおけるメーカー別アクセス数の推移(過去3か月)

図4:「液晶テレビ」カテゴリーにおけるメーカー別アクセス数の推移(過去3か月)

なお、「REGZA 43G20X」のユーザー満足度は、現在1名のみの評価であるものの満点の5.0となっている。11万円台で43型の4K液晶テレビが買えるとあって、さすがにコストパフォーマンスはピカイチといえる。

ちなみに、この「G20X」というシリーズは、東芝の「4K REGZA」ラインアップの中では、低価格の普及モデルに位置づけられる戦略的商品となっており、最上位モデルの「Z20X」シリーズ、中級モデルの「J20X」シリーズよりも、元々低い価格設定となっている。上位モデルとの大きな違いは、録画機能のタイムシフトマシンが搭載されていない点だが、前面直下型のLEDバックパネルを搭載するなど、基本性能は決して低くない。

これまでは価格の高さがネックになって、本格的普及がなかなか進んでいなかった4K液晶テレビだが、40インチクラスで10万円そこそこという製品が出てきたことで、普及に拍車がかかる可能性も十分出てきた。

鎌田 剛(編集部)
Writer / Editor
鎌田 剛(編集部)
1996年にソフトバンクにて複数のパソコン情報誌の編集・立ち上げに携わった後、2002年にカカクコム入社。2006年「価格.comマガジン」を創刊。以降、編集長としてメディア運営に携わる。日経MJにてコラム連載、ラジオ出演なども幅広く行う。家電製品アドバイザー資格保持者。
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