レビュー
帝国軍の“最終兵器”がドライブレコーダーに!

帝国軍が愛車を守る!? 「スター・ウォーズ ドライブレコーダー」をテストレビュー

2020年12月4日、「スター・ウォーズ ドライブレコーダー」が、バンダイナムコグループ傘下のプレックスより、日本限定で発売されました。ちなみに、販売総代理店は自動車用バッテリーを中心にカー用品の販売まで手がけるユアサ電池サービスのグループ企業である、MSネットが手がけています。

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

同製品は、映画「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」に登場する帝国軍の最終兵器「デス・スターI」と、「ダース・ベイダー」の搭乗機「タイ・アドバンスト x1」を緻密に再現したドライブレコーダーです。フロントカメラはデス・スターI、リアカメラにはタイ・アドバンスト x1と、前後2つのカメラによる同時録画が可能となっています。今回は、このスター・ウォーズ ドライブレコーダーをテストレビューしてみたいと思います。

まず、同梱されている本体や付属品については、以下のとおりです。

・フロントカメラ
・リアカメラ
・カーアダプター
・簡単取付コードクリップ(13ヶ)
・16GB microSDHCカード(カメラ装着済み)
・CDディスク
・ユーザーガイド
・保証書

フロントカメラとリアカメラは、取り付けブラケットが一体になっています。付属品については、コードクリップなども含めて取り付けに必要なものはひと通り揃っています。

まず、フロントカメラのデス・スターIですが、約1/1,970,000スケールの大きさで、直径は約62mm。手のひらサイズの球体で、見ためはかわいらしい印象を受けます。フロントガラスに装着しても視界をじゃましない、コンパクトな形状です。

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

デス・スターIは、劇中では惑星を破壊するほどの威力をもつスーパーレーザー砲が搭載されていましたが、ドライブレコーダーではその位置にレンズが内蔵されています。レンズのF値はF1.8と明るく、最大記録画角は水平119°垂直64°対角139°と、広い画角で撮影することができます。

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

また、レンズの逆側には、1.3インチのIPS液晶ディスプレイが搭載されています。この液晶ディスプレイは、画面サイズは小さめですが、IPSパネルが採用されていることで発色がよく、視力が弱めの筆者でも録画や再生などの映像や小さな文字などもくっきりと見えて、視認性はとても良好です。

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

フロントカメラの(液晶モニターを正面とした場合の)右側には、メニューボタンや上下選択ボタン、確定ボタンが配置されています。また、左側には電源ボタンやスロットカバーが備えられており、スロットカバーの中はmicroSDHCカードスロットや、電源ケーブルとリアカメラケーブルの接続端子が備えられています。

ちなみに、このスロットカバーについて、注意点がひとつあります。ドライブレコーダー装着時は、スロットカバーを外しておかなければなりませんが、実はこのカバー裏にはシリアルナンバーが記載されています。それもあって、スロットカバーの紛失には十分な注意が必要になります。外した後は、製品の化粧箱などに保管しておいたほうがよさそうです。

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.

次に、リアカメラのタイ・アドバンスト x1は、本体サイズは縦86×横102×奥行き58mmですが、実際の見ためは数値よりもかなり大きく感じられます。迫力あるこの造形は、クルマのリアハッチに取り付けるとさらに存在感が増すのですが、それについては後述したいと思います。さて、リアカメラのレンズは、本体中央の球形コックピット部分に搭載されています。そして、リアカメラケーブルの接続端子は本体後部の先端に装備されていて、クルマへ取り付けた際にもデザイン性を損なわない作りになっています。

では、ドライブレコーダーをクルマへ設置していきましょう。まず、フロントカメラに関しては、「道路運送車両の保安基準」にしたがって設置してゆきます。同基準では、「フロントガラスの実長の上部20%以内に貼り付けること」と定められています。ちなみに、今回のドライブレコーダーの取り付け、および撮影テストのために用意した車両は、トヨタ「パッソ」です。

パッソのフロントガラスの高さを計ってみると、70cmでした。70cmの20%は14cmになるので、フロントガラスの上部から14cm以内にフロントカメラを貼り付けます。横位置については、今回はバックミラーの左側近くに設置しました。

フロントカメラに接続したカーアダプターケーブルは、天井から助手席側のAピラーを通して、ダッシュボード下からシガーソケットに接続します。リアカメラケーブルのほうは、同様に天井からAピラーを通したのち、床下からCピラーを通してリアウィンドウまで配線しました。

なお、設置後の映像角度の調整に関しては、かなり簡単に行うことができます。フロントカメラ、リアカメラともにネジ固定式ボールジョイントが組み込まれていて、本体の角度をフレキシブルに動かすことができるからです。実は、フロントカメラの横位置を思っていたよりも左側に設置してしまいました。そのため、テスト撮影すると映像が中央から少し左側に寄ってしまっていたのですが、ネジをゆるめて本体の角度を変え、再度ネジを閉めて固定するだけで、左右均等の映像に調整することができました。ドライブレコーダーによっては、角度調整があまりきかないものや調整が面倒なものもありますので、これはとても便利に感じました。

取り付けた後の外見については、フロントカメラのデス・スターIはやはりどうしてもかわいくみえてしまうのですが、リアカメラのタイ・アドバンスト x1は迫力があり、リアガラス越しにも「何かが、こちらに向いている!」というのがスグにわかります。これなら、後方車両からでもはっきりと認識できますし、少し凝視すれば(意外と)カメラであることもわかります。撮影中であることのアピールや、抑止力という点でも効果的でしょう。

では、いよいよ実際に走行映像を撮影したいと思います。撮影解像度は、フロントカメラはフルHDの「1,920×1,080p」か、HDの「1,080×720p」から選ぶことができます。今回の撮影テストでは、フルHDの1,920×1,080pで撮影しました。ちなみに、リアカメラの画質は固定で、「1,920×1,080p」のみになります。明るさは、「-2」から「+2」まで13段階から選ぶことができ、標準の「0」で撮影しました。音声は、オフにしています。

撮影テスト/昼の東京都心 [フロントカメラ]

2020年12月19日に、東京駅付近で撮影したフロントカメラの映像になります。実は、ちょうど撮影直前に雨雲が空を覆ってしまい、昼すぎにもかかわらず何台かのクルマのオートライトが点灯するほどに暗かったのですが、映像を見るとかなり明るく撮影できていて驚きました。色あいも自然な感じで、無理に明るくしているような印象も受けません。

撮影テスト/昼の東京都心 [リアカメラ]

上記のフロントカメラと同日に撮影した、ほぼ同時刻のリアカメラの映像です。フロントカメラと同じく、実際には日が落ちる直前のような暗さにもかかわらず、明るく撮影できています。後ろを走るクルマや、駐車中のクルマのナンバーもはっきりと認識することができます。また、前後2カメラで撮影ができるドライブレコーダーの中には、フロントカメラとリアカメラで映像の色みがまったく異なる機種もあるのですが、同製品は同じような色みで違和感がないのもいいですね。

撮影テスト/夜の銀座周辺 [フロントカメラ]

昼の映像の同日に、夜の銀座周辺を撮影しました。昼の映像と印象は変わらず、明るく色みが自然で、きれいに映っているように思えます。ナンバーなどの細かな文字も、くっきりと映っています。

撮影テスト/夜の銀座周辺 [リアカメラ]

夜のリアカメラの映像は、白飛びしたり甘めの画質になってしまうようなドライブレコーダーも見受けられるのですが、こちらはフロントカメラとほとんど変わらず、白飛びもしておらずきれいに撮影できている印象です。アスファルトの細かな凹凸などもしっかりと撮影できているなど、カメラの性能はフロント、リアともにかなり確かなものと感じました。

映像についてはかなりきれいで、いい印象の同製品ですが、安全運転支援機能については一長一短あります。ドライブレコーダーに搭載されている安全機能は、他社の製品も同じような現象が起こることが多く、同製品にかぎったことではないのですが、誤認識が気になります。たとえば、赤信号の先頭で待っているときなどに、信号を渡った先のクルマが動いた際に「前方車両発進アラート」が警告を発したり、大型トラックに近づいた際に、かなりの車間距離があるにもかかわらず「追突防止アラート」が鳴ったりすることもありました。

ただ、「制限速度アラート」や「スピードカメラアラート」などは、的確に警報を発してくれます。たとえば、市街地をゆっくりと走っている際、道が広くなって無意識に速度が上がった際などに速度注意のメッセージが流れ、液晶ディスプレイに制限速度が表示されると、意識的に速度を注意することにつながります。安全機能については、最初はできるだけオンにしておいて、個人的に不要と感じた機能を少しずつ外していくのがよさそうです。

「スター・ウォーズ ドライブレコーダー」の価格は、記事掲載時点で54,800円(税込)です。少々値段は張りますが、人目を引く造形は魅力的ですし、基本性能や機能についても、売れ筋のドライブレコーダーと比べて見劣りしません。また、今回は電源をシガーソケットより取りましたが、専用の駐車監視ケーブルを利用すれば、駐車監視機能をオンにすることで、駐車や停車時のイタズラ対策などにも有効です。個人的には、「Xウイング・スターファイター」や「ミレニアム・ファルコン」など、選べるラインアップがもっと増えてくれるとうれしく思います。今後の展開にも、期待したいですね。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
カー用品のその他のカテゴリー
ページトップへ戻る