もういくつ寝ると……ゴールデンウィーク! 今回のご当地ラーメンお試し隊は、カツオやゆずで有名な高知県に注目。G.Wの旅行プランが決まってない方も、ご参考にぜひどうぞ!
高知の名産と言えば、カツオにゆず。これらを使った、ご当地ラーメンだって!?
2017年は、江戸幕府が明治天皇に政権を移譲した「大政奉還」から150年にあたる節目の年。これを記念して、鹿児島や京都、会津若松など、幕末維新にゆかりのある全国21都市をめぐる「幕末維新スタンプラリー」が開催されています。
なかでも、坂本龍馬をはじめ、維新の志士を多く生み出した高知では、土佐の偉人や歴史に触れるイベント「志国高知 幕末維新博」(第一幕:2017年3月4日から2018年3月31日予定、第二幕:2018年4月1日から2019年3月31日予定)を開催。メイン会場は高知城歴史博物館・坂本龍馬記念館ですが、そのほか20か所の会場でイベントを開催するなど、維新の志士の足跡をめぐりながら、土佐の風土や文化、食・自然を知ることができるイベントとなっています。
今回は、そんな高知のご当地ラーメンに注目。まずは、「南国高知のカツオ人間ラーメン」(あいさと高知)を食べてみます!
高知県生まれのマスコットキャラクター「カツオ人間」を全面に出した「南国高知のカツオ人間ラーメン」
パッケージのイメージに反して、正統派のラーメンに仕上がりました。実際に食べてみると、濃厚な味わいで本格的な味わいです
麺は縮れ麺で、スープとよくからみます
スープは香辛料が効いた味噌味で、汗が止まりません
カツオのぶつ切りがデザインされた、愉快なパッケージとは裏腹に、味わいは本格派。濃厚なカツオ辛味噌スープは、香辛料の効いたパンチのある味付けで、辛みの中にカツオの旨みが感じられます。麺は、インスタントラーメン特有の食感が楽しめるフライ麺。いい意味で、インスタントラーメンらしい味わいがあります。
辛みが強いため、食べている間は汗が止まりませんが、食後はスッキリとした気分に。味も美味しく、食後もスッキリするのでストレス解消にいいかも。
次に紹介するのは、「高知県産柚子だし塩ラーメン」(国文グループ)。高知は、ゆずの産地としても知られており、「ゆずドリンク」や「ゆずポン酢」など、ゆずを使った商品も豊富。この塩ラーメンは、そんな高知県産のゆず皮を煮出して、ダシをとったラーメンです。どんな味がするのか楽しみ!
パッケージを見るだけでも、ゆずのさわやかな香りが漂ってきそう。内容量は102g(麺70g)で、500mlのお湯で4分半ゆでたら、できあがりです
さっぱりとした、ゆず塩ラーメンの完成!
麺はノンフライ麺で、いかにもインスタント麺だった、南国高知のカツオ人間ラーメンとは対照的です
スープは、ゆずのさわやかな風味が残る塩味。さっぱりとしていて後味はさわやか
ゆずだしのスープは、南国高知のカツオ人間ラーメンとは正反対のさっぱり味。最後の一滴まで、スルスルと飲むことができます。夏バテしているときでも、これなら食べられそう。
麺は、ノンフライ麺で生麺に近い食感。こちらも、フライ麺を使った、南国高知のカツオ人間ラーメンとは対照的です。本格的なラーメンを食べたいのであれば、こちらがおすすめかも。ただし、時間の経過に従って麺がスープを吸ってしまうので、少し目を離しているうちにスープがなくなってしまいました。できあがったら、なるべく早く、食べきってしまったほうがよさそうです。
「高知家」は、高知の味を楽しめるお店の印
最近、スーパーやレストラン、料亭、バーなどで見かける「高知家」の看板。これは、高知の味を楽しめるお店の印です。写真は、「Bistro Grasso」(東京都文京区)の看板。このお店のオーナーが高知出身ということもあり、野菜や魚、肉など高知の食材を使った料理を提供しているとのこと。週末は自宅近くにある高知家を探して、高知の味を楽しんでもいいかもしれませんね。
連載第35回は、カツオやゆずが美味しい高知を制覇しました!
ゴールデンウィーク直前! 旅行プランの参考に、ご当地ラーメンお試し隊がこれまで旅してきた「47都道府県! ご当地カップ麺だけで全国制覇」のバックナンバーもぜひご覧ください。