ご当地カップ麺を収集し、全国制覇を目指す本連載。第37回は、北陸新幹線効果で観光客が集まる石川県に注目。海産物が名物の石川で見つけたご当地ラーメンとは、いったい!?
今回は、北陸新幹線の開業によって、観光地としてますます注目されている石川県をピックアップします
2015年3月、長野-金沢間が開業した北陸新幹線。これにより、東京から金沢までの移動時間が4時間から最短2時間30分まで縮まり、多くの観光客が石川を訪れるようになりました。石川県には、日本三名園のひとつである「兼六園」をはじめ、金沢城やひがし茶屋街など、歴史を感じるスポットが数多くあります。また、輪島塗体験などの観光スポットも人気です。
金沢屈指の観光名所と言えば、兼六園。後楽園(岡山市)、偕楽園(水戸市)とならんで、「日本三名園」のひとつとして数えられています
兼六園のシンボルとして知られている「徽軫灯籠(ことじとうろう)」
石川のご当地グルメと言えば、やはり、暖流や寒流が流れ込む石川の港湾で採れた、新鮮な海の幸。特に、海老やカニ、ノドグロが有名です。そんな石川で見つけたご当地ラーメンは、「石川かに蔵らーめん」と「金沢えび蔵らーめん」(いずれも、越後谷重兵衛)。まるで歌舞伎役者のような、とてもユニークな名前ですが、石川の特産である海鮮を存分に楽しめるラーメンとあって期待が高まります!
まずは、石川かに蔵らーめんを作っていきましょう。
これが、石川かに蔵らーめん。内容量は206g(麺73g×2束)です。たっぷりのお湯で5分煮れば、でき上がり
石川かに蔵らーめんが完成! 今回はチャーシューとゆで卵、のりを具材に追加してみました
麺は、モチモチな食感が気持ちいいストレート麺です
カニだし塩ということもあって、さっぱりとした塩味のスープ。カニの出汁がよくきいた上品な味付けなので、インスタントラーメンが苦手という人でも美味しくいただけます。麺は中太のストレートタイプ。食感は生麺と非常に近いイメージです。
袋麺なので具材は入っていませんが、チャーシューや煮卵、コーンなどとの相性がよさそう。1袋に麺が2束入っているので、家族と一緒に食べてもいいかもしれません。
次に紹介するのが「金沢えび蔵らーめん」。こちらは「海老だし醤油」味となっています。パッケージを見ると、海老の姿も見え、濃厚な魚介系のスープが楽しめそうな予感がしてきます。
こちらは、金沢えび蔵らーめん。かに蔵と同じく、内容量は206g(麺73g×2束)で、たっぷりのお湯で5分煮ればでき上がり
金沢えび蔵らーめんが完成しました!
塩スープのかに蔵らーめんと対照的に、えび蔵のスープは濃い色の醤油味です
麺は、石川かに蔵らーめんと同じく、ストレートタイプのインスタント麺。スープは海老の香りが強く、海老をベースとした風味や旨味がしっかり感じられます。濃厚な味付けですが、飲んでいて飽きのこない味。パンチがあるため、元気が欲しいときに食べても効果がありそうです。具材も、かに蔵と同じく、チャーシューやメンマ、煮卵との相性が抜群でした。
海老やカニは、贅沢な食材の象徴とも言える食材。今回ご紹介した2品は、高級な海の幸の風味をしっかりと生かしたラーメンでした。食べ比べてみて、その違いを体験するのも面白いかもしれません。話題の金沢を旅行した際は、おみやげにぜひどうぞ! ごちそうさまでした!
「シーフードカレー」の変わり種と思えば……
今回のおまけは、金沢の街で見つけた「金沢カレーいかまんま」。ゴーゴーカレーやチャンカレ(チャンピオンカレー)などの有名店で知られている金沢カレーと、イカめしを両方楽しめるという贅沢な商品です。食べる前に湯煎する必要がありますが、これがなかなか美味。最初、見た際に驚いてしまいましたが、「シーフードカレー」の変わり種と思えば、姿形はまったく気にならず美味しくいただけます。
連載第37回は石川でした 。47都道府県制覇を目指して、ついにカウントダウンの開始です!