“ラーメン大好き松田”さんのコラボカップ麺チェック! 鬼金棒編

“カラシビ”味噌ラーメンをほぼ完ペキに再現、「鬼金棒」コラボカップ麺は名作か?

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残暑に負けない“パンチの効いた一杯”をご紹介。東京・神田の人気店「鬼金棒(きかんぼう)」の「カラシビ味噌らー麺」と、ニュータッチのコラボカップ麺を比較します。

地獄のようなパッケージで、“カラシビ”を猛アピールする「ニュータッチ 凄旨 鬼金棒カラシビ味噌らー麺」。お店の味と、なにが違うのでしょうか?

辛い? むしろ甘い

今、激辛マニアなら必ず知っておきたいのが、東京・神田の人気ラーメン店「鬼金棒」。テレビなどのメディア掲載も多く、ラーメン好きならずとも、その名を知っている方もいるのでは。

看板メニューの「カラシビ味噌らー麺」にもある“カラシビ”は、「辛くてしびれる」の意味。厳選した唐辛子と香辛料による唐辛子スパイスと、山椒に香味野菜を加えてじっくり加熱したしびれ油によって、激辛マニアも思わず納得する、至高の一杯を作り上げます。

今回、そんな鬼金棒のコラボカップ麺が発売されたので、東京・神田にある本店の味と食べ比べてみます。

JR神田駅から徒歩5分ほどにある「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」神田店。近くには、つけ麺専門店の「カラシビつけ麺 鬼金棒」神田店もあります

店内には、鬼のお面や金棒がずらり。和太鼓サウンドがBGMで鳴り続け、これも迫力満点。アキバも近いことですし、外国人観光客の新たな観光名所になりそうです

今回は、「カラシビ味噌らー麺」(800円)を注文。カラとシビのいずれも、「抜き」「少なめ」「普通」「増し」「鬼増し(プラス100円)」という5段階から選べますが、今回はともに「普通」を選択しました

麺は、中太麺、中細麺、細麺と3種類の異なる太さの麺を混ぜ合わせた「三種混合麺」。このこだわりのある麺に、コクのある味噌スープやスパイスがよくからみます

トレードマークの金棒をイメージした、ヤングコーンがおしゃれ。鬼が持つと暴力的な金棒ですが、ここではあくまでも“箸休め”。ほんのりした甘さがあり、オアシス的な存在です

「鬼」や「金棒」というイメージから、激辛地獄になるのを想像していましたが、とんでもない。辛いだけではない、非常に濃厚な味噌のコクを楽しめて、「思ったより辛くない」のが第一印象です。トロトロとした味噌スープは、幾層にも重なった複雑な味がして、甘みもしっかりと感じます。

山椒のしびれも主張してきますが、味噌スープがしっかりしているだけに、ジャマをしません。単なる“イロモノ”ではない、非常にレベルの高い一杯です。本当に、美味しい。自分の経験から探るなら、北海道の名店「すみれ」の濃厚な味噌ラーメンをベースに、とろみを増して、“シビ”を加えたようなイメージでしょうか。

店内では、和太鼓のリズムが鼓舞して、ラーメンを食べ進めていくと、アドレナリンが湧き出てきそう。“カラシビ”の味噌スープを飲んで、汗がびっしょり滝のように流れ、目が覚める。心も体もスッキリできた時間でした。

とろみ以外、完ペキ

本店の味を堪能した後は、ニュータッチが発売する「ニュータッチ 凄旨 鬼金棒カラシビ味噌らー麺」を食べてみます。あの濃厚でとろみのある味噌スープや“カラシビ”は、どこまで再現できたのでしょうか?

血の池をイメージしたラーメンや青鬼、赤鬼が描かれたパッケージ。ひと目見ただけで辛さが伝わってきて、汗が噴きだしてきそうなカップ麺です

袋は、液体スープ、カラシビスパイス、かやく、調味油の4種類。なかでも、ポイントになりそうなのが、この“カラシビスパイス”の袋。具材のかやくは、ニラもやし、肉そぼろが入っていました

味噌スープは粉末ではなく、後入れの液体タイプ。少し量が多かったのがびっくり

味噌スープは粉末ではなく、後入れの液体タイプ。少し量が多かったのがびっくり

後入れの液体スープに続いて、“カラシビスパイス”を「えいやっ!」と勢いよく入れてしまいます

後入れの液体スープに続いて、“カラシビスパイス”を「ヤーー!」と勢いよく入れてしまいます

「ニュータッチ 凄旨 鬼金棒カラシビ味噌らー麺」が完成しました! 見た目でも、“カラシビスパイス”が主張しています

スープのとろみが弱かったのが、非常に残念。味噌スープの味や“カラシビ”は、本店の味とほぼ変わりません

スープのとろみが弱かったのが、非常に残念。味噌スープの味や“カラシビ”は、本店の味とほぼ変わりません

「ニュータッチ 凄旨」のノンフライ極太麺は美味しい!生麺の味や食感に近く、コラボカップ麺としては、これまでにないくらい高い再現度です

まずは、気になる味噌スープ。その風味や“カラシビ”を、ほぼパーフェクトに再現しています。正直、クオリティが高くて驚きました。しかし残念なのは、スープにとろみがないこと。本店の味噌スープの大きな特徴であっただけに、これはマイナスかも。とろみが弱い分、甘みやコクも弱くなってしまった気がします。

うれしいポイントだったのが、生麺に近い食感。「ニュータッチ 凄旨」のノンフライ麺の実力は知っていましたが、こうして本店の麺と食べ比べると、オーバーな表現ではなく、遜色がないかも。これまでコラボカップ麺では、再現度がネックになっていたことが多かったので、ニュータッチのレベルの高さにはあらためて脱帽です。

反省点としては、 “カラシビスパイス”を「ヤーー!」と、なかやまきんに君がスパゲッティに粉チーズをどっさりかけてしまう「マグマスパゲティ」のネタのごとく、勢いよくかけてしまったこと。

スパイスをすべて入れると、本店でいう「増し」の辛さになってしまうので、後になって、少しずつ辛くなっていく様子を楽しみたかったと反省してしまいました。みなさん、ご注意くださいませ。

コラボカップ麺に名作あらわる

“心を鬼にして”食べ比べた筆者ですが、今回は、カップ麺の再現度に感服いたしました

“心を鬼にして”食べ比べた筆者ですが、今回は、カップ麺の再現度に感服いたしました

カップ麺は、お店の味にどれだけ近づけるのか。そんなテーマの連載ですが、今回は、味噌スープの味や“カラシビ”スパイスの風味、太麺のクオリティなど、ほぼ満点に近い仕上がりであったと思います。有名店とコラボしたカップ麺の中でも、歴史に残る名作と言えるでしょう。心を鬼にして言うなら、このスープにとろみが加わり、金棒をイメージしたヤングコーンまで再現していれば、完全無欠の大傑作になったかもしれません。

まだまだ残暑が続く、毎日。この“カラシビ”の一杯で、暑さを乗り切ってみてはいかがでしょうか。

松田真理(編集部)

松田真理(編集部)

デジタル製品全般からホビーやカップ麺・スナック菓子まで、オールジャンルをカバーする編集部員。大のプロレス好き。読み方は、まつだ・しんり。

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2017.11.20 更新
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