おいしく、ゆるく続ける「糖質制限」

<糖質制限> 紀文「糖質0g麺」はまずくない。10メニュー実食レビュー!

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数年前から流行中の健康・ダイエット法、「糖質制限」。おいしく食べて、ストレスなく続けたいですよね。この連載では、糖質制限をしている方や、これから挑戦しようとしている方々に役立つ情報を届けていきたいと思います。今回のテーマは、紀文「糖質0g麺」。糖質制限中の人なら知らない人はいないくらい有名な製品のようですが、その評判はまちまち。「正直、まずい」と言い切る声も!? 実際のところどうなのでしょう。いろいろなアレンジで食べてみました。

うどん風の「平麺」(左)と、中華麺やパスタ代わりに使える「丸麺」(右)があります。価格はともに160円ほど。スーパーやコンビニにも並んでいるので、かなり手に入れやすいはず。ほかにも、通販限定の常温保存タイプ(平麺)や、調味料付きタイプもラインアップされています

おもな原料は「おから」と「こんにゃく」だから、低カロリーで食物繊維がたっぷり!

「糖質0g麺」の主原料は、おからパウダー、こんにゃく粉、海藻由来のアルギン酸ナトリウム(おそらくつなぎの役割)。その名のとおり1食180g中の糖質は0gで、カロリーは30 kcal前後(平麺35 kcal、丸麺27 kcal)です。同じ180gでも、普通の麺に含まれる糖質とカロリーは、中華麺は糖質約50g、カロリー270kcal、生パスタは糖質約80g、カロリー約440kcal、うどんは糖質約40g、カロリー約190kcalと言われているので、1食置き換えるだけで糖質とカロリーを大幅にカット可能。しかも茹でる必要はなく、水洗いするだけで食べられます。

平麺、丸麺とも食物繊維を11g以上含んでいます。炭水化物を控えると食物繊維が不足しやすくなるので、これはうれしい

「ざる」から「チャーハン風」「グラタン風」まで、10メニューを実食!

さっそく、いろいろなアレンジで「糖質0g麺」を食べてみましょう! 「糖質0g麺」は麺の代用としてはもちろん、アレンジ次第でごはんや小麦粉製品の代わりとしても使用できます。今回はおもに、紀文の公式ホームページに掲載されているレシピを参考に調理しました。

今回作ったメニューは10種類。個人的な感想ではありますが、試食した感想を、◎(また作りたい。本物と似ている)、○(本物とは違うけど、また作りたい!)、△(もう作らない)という3段階で評価しています。

1、そのまま麺つゆで(平麺:◎、丸麺:△)

まずは麺そのものを味わうべく、「ざる糖質0g麺」として食べてみました。2種に共通しているのは、コシが一切ないこと。大豆の香りもこんにゃくの香りもそこまで気になりませんが、「ざる」として食べるなら平麺のほうがおいしいです。

水洗いして、しっかり水を切れば即食べられます!

水洗いして、しっかり水を切れば即食べられます!

今回は普通のめんつゆを用意しましたが、紀文からは糖質0gのめんつゆも販売されています

今回は普通のめんつゆを用意しましたが、紀文からは糖質0gのめんつゆも販売されています

平麺は、うどんというより平べったい形のそうめんの味。においもクセも気にならず、のど越しもさわやか! 氷水で洗って冷たく冷やすとよりおいしいと思います

平麺に比べると、丸麺はほんの少し歯ごたえにサクサク感があります。また、そのままだけだと少しだけ大豆の香りが気になるかも。「ざる」として食べるのであれば、もっと味の濃いつけダレのほうが合いそう

2、温うどん風(平麺):◎

うどんの出汁に入れるだけなので、「ざる」並みに簡単。やわらか〜いうどんといった感じでするっと入るので、二日酔いなどで体調悪い時はむしろこっちがいいかも。ヘルシーなので夜食にもよさそうです。

筆者は福岡風の“やわやわうどん”に慣れているせいか、あまり違和感なし。ただ、コシの強いうどんが好きな人には合わないかも?

3、とんこつラーメン風(丸麺):○

糖質カットでない普通のこってりラーメンスープを使ったせいか、「ラーメン食べたいぃ!」という欲求をきっちり満たしてくれる味でした。スープを飲み干さなければ十分ヘルシーです。少し加熱されたおかげか、麺のサクサク感も気になりません。

コシはないけれど、ぷりんっつるん! とした舌触りが心地いいです。煮卵(セブンイレブンの「とろっと卵黄の半熟煮たまご」なら炭水化物1.7g)を加えて満足度もUP!

4、焼きそば風(丸麺):△

残念ながら、完食できず。ソースと麺のフィット感がなく、乾煎りしても麺の水っぽさが気になります。焼きそばはもちっとした食感が魅力のひとつなので、そこのギャップが大きすぎるのか。調理には液体ソースを使用したのですが、粉末ソースを使用するなど、極力水分を抑える工夫をすることで希望はあるかもしれません。

炒め系レシピの場合は、フライパンで4分ほど麺を乾煎りをして水分を飛ばす必要があります。手間がかかるので、汁物に比べて分が悪い

見た目がかなりいいセンいっているだけに、残念です

見た目がかなりいいセンいっているだけに、残念です

5、パッタイ風(平麺):○

見た目がそっくりなパッタイ(タイ風焼きそば)風に。パッタイ特有の弾力はもちろん皆無ですが、野菜の歯ごたえがあるのでそこまで気にならず、いけます。

もやしのしゃきしゃき感が暗躍! 卵を入れることで水っぽさが軽減した気がします。今回は省略しましたが、仕上げにナッツなど歯ごたえのあるものを散らせばよりおいしいはず

6、カルボナーラ風(丸麺):○

とんこつラーメン風で、丸麺とこってり系の味付けとの相性のよさを学んだため、カルボナーラ風に。ソースは普通のチーズと生クリームを使用しました。やわらか〜いパスタではありますが、濃厚なソースに助けられてそこまで違和感はなし。残ったソースはローソン「ブランパン」(糖質2.2g)につけておいしくいただいてしまったので、摂取カロリーと脂質は高くなりましたが、たまにはいいでしょう。

低糖質・高カロリーな「諸刃の剣」的ひと品。ほかの食事とのバランスを考える必要はあります

低糖質・高カロリーな「諸刃の剣」的ひと品。ほかの食事とのバランスを考える必要はあります

7、チャーハン風(平麺):◎

刻んだ平麺をごはんに見立ててチャーハン風にします。麺を刻むのはめんどうですが、豆腐で代用ごはんを作る場合は20分ほど乾煎りする必要があるので、それに比べればずっと楽です。できあがりは期待以上で、パラッとしてておいしい!

刻んだ麺がまな板にくっついてしまってフライパンに移しづらいのもやっかいではありますが、生卵と混ぜてから炒めるので、乾煎りの必要がないのは◎!

パラパラに仕上がり、かなり本物のチャーハンに近い味。ただ、かみ進めるうちに舌触りがぬるっとしてきます。かみ過ぎずに飲み込むのが、よりチャーハンぽく味わうコツでしょうか

8、チヂミ風(平麺):○

平麺を小麦粉の代わりに使って、ニラ、卵、桜海老などと混ぜてチヂミ風に。小麦粉で作ったものより崩れやすいですが、「あっさりしたチヂミ」といった味で普通においしい。卵の量を増やすともっと形がキープしやすいかもしれません。

醤油とラー油で食べると◎。キムチも合います。ほかの料理よりも満腹感が得られました

醤油とラー油で食べると◎。キムチも合います。ほかの料理よりも満腹感が得られました

9、チーズケーキ風(丸麺):△

クリームチーズやノンカロリー甘味料と混ぜてチーズケーキに。糖質制限中も甘いものが食べられる! と意気揚々と作ってみましたが、正直、おいしくなかったので完食せず。

クリームチーズ、卵、甘味料と合わせてブレンダーにかけると、クリーム状になります

クリームチーズ、卵、甘味料と合わせてブレンダーにかけると、クリーム状になります

フライパンで焼きます。一見おいしそう!

フライパンで焼きます。一見おいしそう!

急におからの存在感が主張してきて、ざらっとした舌触り。カロリーは高くなりますが、材料に対する「糖質0g麺」の割合を減らすと、もっとおいしく作れそうな気がします

10、グラタン風(平麺):△

マカロニではなく、ホワイトソースの代わりに使用します。無調整豆乳と一緒にブレンダーにかけてクリーム状にします。こちらも完食せず。グラタンに使用するなら、クリームの代用はあきらめて、マカロニやラザニア代わりに使用したほうが絶対いいと思います。

こちらも、見た目はすごくいい感じ

こちらも、見た目はすごくいい感じ

チーズが乗っている部分はまあおいしい(ほぼチーズの味)ですが、具とクリームだけが残った後はどうしてもフォークが進みません。見た目がいいのが余計辛い……

アレンジ法を選べばちゃんとおいしい! 「ごはんタイプ」と「シートタイプ」の発売希望

調理法や味付けによってだいぶ印象は変わりますが、「糖質0g麺」は全然まずくないです。茹でなくていいので米を炊くより手軽で、食物繊維も豊富。筆者は毎日食べてもいいと思うほどです。1食160円ほどで、お財布にもそこそこやさしいのではないでしょうか。

「糖質0g麺」はアレンジの幅が広く、調理の楽しみがあるのも魅力です。今回、焼きそば風やチーズケーキ風、グラタン(ホワイトソース)風では惨敗を喫したものの、筆者はチャーハン風やラーメン風にドはまりしており、ちょくちょく作っています。今後も「糖質0g麺」は冷蔵庫に常備しておくつもりなので、紀文さんには、チャーハン風をより手軽に作れる「おこめタイプ」や、餃子の皮として使用できる「シートタイプ」の発売を期待しています!

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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2017.11.16 更新
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