松田さんのコラボカップ麺チェック
“ラーメン大好き松田”さんのコラボカップ麺チェック! 神田まつや編

カップそばとお店の味を比較! 行列のできる老舗そば「神田まつや 鶏南ばん」

人気ラーメン店のコラボカップ麺を検証する本連載。今回は特別企画として、明治17年創業の老舗そば店「神田まつや」が監修したカップそばの味と、お店の味を食べ比べてみます。2017年の大晦日、カップそばで年を越そうと考えている方は、ぜひご一読ください。

今回検証するのは、ラーメンではありません。明治17年創業の「神田まつや」が監修したカップそばを、お店の味と食べ比べてみます

  • 神田まつや 鶏南ばんそば

  • 参考価格 -

  • 2018年1月17日 12:25 現在

職人による、丁寧な仕事を感じられる一杯

東京・神田にある老舗そば店、神田まつや。明治17年の創業から現代に至るまで、かたくなに江戸の味を守り抜き、美食家としても名高い、かの小説家・池波正太郎氏も足しげく通ったといいます。

東京・神田にある「神田まつや」。創業の香りを残す、情緒あふれる店構えです

東京・神田にある「神田まつや」。創業の香りを残す、情緒あふれる店構えです

神田まつやの店舗に出向くと、まず驚くのが、その風格あるたたずまい。聞けば、東京都の歴史的建築物に選定されているとのこと。店内外ともに、歴史や情緒を感じます。店内は、60人ほどが座れる広さですが、午前11時のオープンから数分で早くも満席に。

老舗の味と情緒ある店づくりに魅せられて、客層のメインは、40代から50代以上の方が多いようす。そばを待つ間、スマートフォンで暇をつぶすのではなく、文庫本を読んでいるお客さんが多かったのが印象的でした。また、客席がとても狭くて距離が近いため、そばを食べながら一杯やって酔ってしまえば、隣のお客さんともすぐに、親しくなってしまいそうな雰囲気です。

今回は、かしわ南ばんの大盛り(1,100円)を注文しました。

これが、神田まつやの「かしわ南ばん」。かしわとは、鶏肉のこと。店内が混雑していたので、「カレー南蛮の丼で代用した」と店員さんが教えてくれました

丼の中には、大きなかしわが5枚(胸肉3枚、もも肉2枚)。これがめちゃくちゃウマい。やわらかくて、鶏肉の旨味も凝縮されています

これまた大きな下仁田系ネギ。辛みの抜けた甘いネギと、かしわとの相性は最高

これまた大きな下仁田系ネギ。辛みの抜けた甘いネギと、かしわとの相性は最高

そばはつるみがあって、噛むたび、しなやかに切れます。とても上品でおいしい

そばはつるみがあって、噛むたび、しなやかに切れます。とても上品でおいしい

卓上には、ゆず七味の姿も。かしわと下仁田系ネギの上に振りかけて、食べても美味しいです

卓上には、ゆず七味の姿も。かしわと下仁田系ネギの上に振りかけて、食べても美味しいです

風格がありながら、どこか庶民的でワイワイと賑わっている店内で待つこと、数分。かしわ南ばんがやってきました(お腹がすいていたので、大盛りを注文)。

そばは、茨城県境町の常陸秋そばを中心に、北海道の雨竜や青森十和田の階上早生、長野妙高の霧下そばなどを厳選しているようで、その味わいは、折り紙つき。さらに、のどごしやコシが絶妙で、職人による丁寧な仕事を感じずにはいられない、上品な一杯となっています。

つゆは、ひと口飲むと、やや濃いめの甘口ながら、キレがあってとても飲みやすい。「これなら最後まで、つゆを飲み干せる」とすぐに確信できます。さらに決め手は、やわらかく上品なかしわ。胸肉3枚、もも肉2枚が入っていて、胸肉であっても、非常にやわらかくて食べやすいです。

全体的に見ると、非常に研ぎ澄まされて、“雑味がまったくない一杯”に仕上がっている印象。まさに、老舗だからこそなせる業と言えるでしょう。

つゆや具材の完成度が高い!

次に、日清食品が発売したカップそば「神田まつや 鶏南ばんそば」(205円)を食べて、お店のかしわ南ばんと食べ比べてみます。ちなみに、同社はこれまで、神田まつや監修のカップそばを3回発売しており、今回パッケージを一新して、新たに発売する運びになったとのこと。

そんなパッケージを見てもわかるとおり、お店と同様に、ボリュームのある大ぶりの炭焼鶏肉と下仁田系ネギが大きなポイントになっているようす。今回のカップそば発売にあたっては、神田まつやの6代目・小高孝之氏が監修しており、その再現度に期待が高まります。

江戸の味を現代に伝える老舗そば店、神田まつやが監修したカップそば。お店で食べた、かしわ南ばんと食べ比べて、その再現度を検証します

やはり! 想像していた通り、大ぶりの炭焼鶏肉と下仁田系ネギのかやくが入っていました。これを見ただけで、テンションが上がってきます

お湯を入れて3分。「神田まつや 鶏南ばんそば」のカップ麺が完成。そばができあがった後も、具材の充実度がよく伝わってきます

炭焼鶏肉は大ぶりで、食べ応えが十分。下仁田系ネギも存在感があり、全体的な満足度はかなり高いです

炭焼鶏肉は大ぶりで、食べ応えが十分。下仁田系ネギも存在感があり、全体的な満足度はかなり高いです

そばは、「日清のどん兵衛」よりもやや細く、つるみがしっかりしている印象。上品に仕上がっており、お店の雰囲気を再現しようという気持ちが十分に伝わってきます

明治17年創業の味を、現代の技術でどこまで再現できるのか――そんなテーマを抱いて食べてみましたが、つゆは粉末スープでありながら、ここまで再現できるのかというほど上品で、驚きました。お店と比べて甘みがやや弱いものの、キレがあって、再現度はかなり高いのではないでしょうか。

炭焼鶏肉についても、肉の旨みが凝縮されており、味もかなり近い。下仁田系ネギも同様に甘みがしっかりとあって、具材のボリュームは、カップそばでもかなり上位に入るレベルだと思います。そばは細く仕上がっており、やや粉っぽさは残るものの、お店と同様に上品さを演出。「日清のどん兵衛」とは異なるベクトルで、そばの旨みを楽しませてくれます。

惜しむらくは、七味唐辛子が添付されていなかったこと。炭焼鶏肉と下仁田系ネギの上に、別途用意した七味唐辛子をかけて食べると、最高においしいので、ぜひご家庭で試してみてください。

大晦日にカップそばを食べようと考えている方。「日清のどん兵衛 天ぷらそば」(日清食品)や「マルちゃん 緑のたぬき天そば」(東洋水産)といった定番シリーズももちろんいいのですが、今年は、老舗の味をしっかり再現した、神田まつやのカップそばを食べて過ごしてみてはいかがでしょうか。

今回の再現度は?

<いいところ>上品さと具材のクオリティに脱帽。価格も割高になっていないのがうれしい
<気になるところ>つゆの甘みがやや弱く、そばに粉っぽさが残っているのも気になった

スープの再現度:★★★★☆
麺の再現度:★★★☆☆
具材の再現度:★★★★★
食べごたえの再現度:★★★★☆
コスト:★★★★☆

お店の味とカップそばを食べ比べてみると、具材のボリュームや味に加えて、上品な雰囲気まで感じられたのは、とてもうれしいポイントでした

今回は老舗そば店の味に挑戦しましたが、具材やつゆの再現度が高く、たいへん驚きました。連日の行列で諦めかけていた方も、ぜひこのカップそばを通じて、神田まつやの魅力を体験してみてください

松田真理(編集部)

松田真理(編集部)

デジタル製品全般からホビーやカップ麺・スナック菓子まで、オールジャンルをカバーする編集部員。大のプロレス好き。読み方は、まつだ・しんり。

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  • 2018年1月17日 12:25 現在

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