レビュー
辛口ゆりこの辛いものチャレンジ!

シビレル夏を求めて、本場中国の麻辣火鍋チェーン「小肥羊」と「海底撈」の鍋の素にチャレンジ

火鍋祭り開催

火鍋祭り開催

辛いもの好きアルアルなのですが、巷のスーパーやコンビニで売っているスナック菓子やレトルトで“激辛”をうたう食品に、本当に辛いものはないと思いませんか? 「激辛◯◯」のキャッチコピーや、ドクロのさし絵に何度裏切られたことか……。日本の食品流通に激辛は存在しないのでしょうか?

そこで、自称、編集部1の辛いものマニア、鈴木ゆり子が、日本で手に入る食品の中から本気で辛そうなものを探して勝手にチャレンジし、「辛い」とか「辛くない」とかを主観で書く、地味で孤独な不定期連載をスタートします。(1回で終わるかもしれません)

火鍋の本場、中国のチェーン店の“素”(もと)なら間違いないハズ

辛いものチャレンジの前に、私の辛さ耐性がどの程度なのか参考までにお伝えします。カレーのココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)なら8辛どんとこい。蒙古タンメン中本の「北極」は、辛さはもの足りないけれどおいしく感じる。こんな感じです。

今回選んだのは、本場中国でもチェーン展開している人気の火鍋屋「小肥羊」(シャオフェイヤン)と「海底撈」(ハイディーラオ)の「火鍋の素」。両店とも日本にも出店している有名な火鍋専門店なので、看板を見たことがある人もいるのではないでしょうか。唐辛子の辛さである「辣味」(ラーウェイ)と、山椒の舌がシビれるような辛さの「麻味」(マーウェイ)が同時に味わえる麻辣火鍋が楽しめます。

激辛料理といえば“中国”といっても過言ではないですし、本場で展開してる火鍋屋がプロデュースしているのなら絶対辛いはず! と、気持ちが高ぶりますが、まだ油断は禁物。日本で買えるということは、一般的な日本人でも問題なく食べられる辛さである可能性が高いからです。なお、いずれの店の火鍋の素も、ネット通販などで購入できます。

左が「小肥羊」(シャオフェイヤン)、右が「海底撈」(ハイディーラオ)。パッケージはいずれも辛そうですが、筆者の経験上、こういったデザインはビビらせるためのトラップであることがほとんど

左の小肥羊のほうは細かく袋分けされていますが、カップラーメンのように後入れするものがあるわけではありません。右の海底撈は男らしく(?)大袋ひとつで勝負!

食材の調達に、中国人の都池袋へ

ところで、火鍋と言えば羊肉(ラム)ってご存じですか? 羊の独特の臭さと火鍋の香辛料たっぷりのスープが抜群に合うんです(実は私、10年ほど前に少しだけ中国に住んでいました)。中国では火鍋に限らず羊肉を日常的に食していますが、日本のスーパーではなかなか羊肉が手に入りません。ここだけは妥協したくないので、中華食材が何でも揃うと有名な、池袋まで買い出しに行くことに。激辛関係なくない?と思うかもしれませんが、羊肉だけはゆずれません。

日本にある、中国人のエルサレム、池袋……(もう何が何だかわかりません)。北口徒歩1分の「陽光城」は、「入れるもんなら入ってみろ」と言わんばかりの圧倒的中国感

意を決して中に入ると、奥の方に目当ての肉ゾーンが。冷蔵庫右側の2段目に無造作に積まれているパックが羊肉。「大」(目算でおよそ500〜600g)で800円。大って何……?

陽光城の中は、完全に中国でした。飛び交う言語は100%中国語。なんなら会計も中国語。ちなみに、レジで店員さんに中国語で何か言われても、こちらが日本人だとわかると、顔色ひとつ変えずに日本語で言い直してくれます。謝謝。

火鍋祭り開催!

まずは、羊のマークの「小肥羊」にチャレンジ。見栄えを考えて2色鍋を用意したので、鍋の半分は同じ小肥羊の辛くないバージョン(緑のパッケージ)を入れます。

左の辛い方の原料は、ひまわり油、唐辛子、クミン、食塩、大豆、山椒など。右の辛くない方の原料は、唐辛子が入ってないだけで、ほかは同じ

断固として入手した羊肉のほか、キャベツ(白菜がなかったため)、豆苗、ネギ、えのき、豆腐など揃えました

断固として入手した羊肉のほか、キャベツ(白菜がなかったため)、豆苗、ネギ、えのき、豆腐など揃えました

陽光城で衝動買いした「冷凍ピーマン水餃子」は50個入りで600円。あと、火鍋といえばパクチーも忘れずに

陽光城で衝動買いした「冷凍ピーマン水餃子」は50個入りで600円。あと、火鍋といえばパクチーも忘れずに

鍋に火鍋の素を入れて、切った長ねぎ、にんにく、ショウガを入れます

鍋に火鍋の素を入れて、切った長ねぎ、にんにく、ショウガを入れます

煮立たせたらいい感じになってきました。この時点で部屋中に火鍋のニオイが充満。鍋のニオイってとれないんですよね・・・・・・

好きな具材を入れて煮えたら、いただきます!

好きな具材を入れて煮えたら、いただきます!

うん、普通においしい

うん、普通においしい

……ってそこじゃない、と思わずひとりでノリツッコミしちゃうおいしさ。肝心の“辛さ”ですが、あまり辛くありません。辛さより「おいしさ」を感じちゃうくらいです。辛くはないですが、唐辛子と花椒(中国の山椒)がピリッときいていて、そこににんにくとショウガが新鮮さをプラスしていて本格的です。でも、「辛くて食べられない」を求めていた身からすると、落第。

ちなみに、箸休め的に用意した、辛くない小肥羊(緑のパッケージ)ほうは、ひと口目はすごくおいしいのですが、食べ進めるとケミカル感が強くて飽きてきます。

こんなこともあろうかと

冒頭にも書きましたが、“見た目ほど辛くない”なんてことは大変よくあること。気を取り直してもう1つの火鍋の素「海底撈」(ハイディーラオ)の火鍋にチャレンジします。

鍋の素の原料は、大豆油、食塩、豆板醤、花椒、カルダモン、ハッカク、シナモン、グローブ、陳皮、ショウガ、にんにく、ネギなど、小肥羊より複雑な配合。これと水1.5L程度を入れればOK。特に書かれてはいませんが、小肥羊と同じようにネギとにんにく、ショウガをプラス

色的にはこちらのほうが地獄感出ていて辛さに期待できます

色的にはこちらのほうが地獄感出ていて辛さに期待できます

このくらいの距離に顔を近づけると、唐辛子と花椒の湯気で食べる前からゴホゴホッ

このくらいの距離に顔を近づけると、唐辛子と花椒の湯気で食べる前からゴホゴホッ

・・・食べた感想は「少し辛いかも」という感じ。小肥羊に比べて海底撈はひと口目から山椒と唐辛子がもわ〜っと広がり、原料をみてもわかるように複雑で強いスパイスの香りが食欲をそそります。ただし、またしても「食べられないくらい辛い」ではありません。辛さに勝ったという意味ではチャレンジ成功ですが、辛いもの探しのミッションとしては失敗と言わざるを得ません。

そこで、こんなこともあろうかと思いまして、例の陽光城で入手していた、とっておきを投入。それが、「花椒油」(ホアジャオユー)。

花椒油は、舌がシビれるような味わいを口の中にもたらす刺激的な調味料。さまざまなメーカーが販売しているのですが、正直どれも効果は同じです

投入

投入

おおお・・・・・・!? 

おおお・・・・・・!? 

花椒油をドバドバっと入れると、いきなり刺激が強烈になりました。口の中がシビれると唐辛子の辛さも倍増して辛さとシビれがドカン。なんだ、最初から花椒油入れればよかったのか。

そして、体調不良……

花椒油の刺激がうれしくて調子に乗ってどんどん食べると、身体に異変を感じてきました。忘れていましたが、麻辣火鍋ってひと口目は「楽勝!」の辛さなのですが、食べ進めると後から辛さとシビれが広がってきて、気がついた時には手遅れ。中国に住んでいた時もそれでよくおなかを壊しました。

そんなことはすっかり忘れて火鍋を2種類もチャレンジしたあげく、とどめの追い花椒油までやってしまったため、私の口と胃は文字通り“火鍋祭り”。その後2日ほど体調不良が続きました。おそらくですが、花椒油入れなくても食べていくうちに辛さレベルは上がっていったと思います(特に海底撈)。

というわけで、今回の教訓は、辛さ認定は食後数分待って行うべしということと、翌日何も予定がない時にチャレンジしましょう、の2点です。

鈴木 ゆり子(編集部)

鈴木 ゆり子(編集部)

旅行(主に中華圏)、ペット、お酒が大好きな編集部員。飲みの席で盛り上げるのが得意ですがたまに記憶をなくします。

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