レビュー

完売必至! 大人気のサントリー「白州」ハイボール缶に“清々しい”新味が登場

二度あることは三度ある!

2023年に発売され大好評を博した「サントリープレミアムハイボール」の白州ハイボール缶が、新たな味わいで2024年6月11日に限定発売されました。それが「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉350ml缶」。白州のハイボール缶は、これが3種類目です。

「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉350ml缶」。価格はこれまで同様、1本660円(税込)

「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉350ml缶」。価格はこれまで同様、1本660円(税込)

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今回の発売は、個人的に「ひょっとしたら、もうワンチャンあるかも?」と以前より予想していました。

1作目の「サントリープレミアムハイボール」が発売された2023年は、サントリー山崎蒸溜所の建設着手100周年というジャパニーズウイスキーのアニバーサリーイヤー。「サントリープレミアムハイボール」は、そのお祝いを兼ねた特別企画だったのでしょう。

そして迎えた2024年は、「サントリーシングルモルトウイスキー 山崎」が誕生40周年で、「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」は30周年。加えて、サントリー山崎蒸溜所の竣工が1924年と、これまた100周年で、2024年もサントリーのウイスキーにとってめちゃめちゃアニバーサリーイヤーなのです。

そこにきて「やってみなはれ」のサントリー。今回の「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー>350ml缶」を発売したというわけです。さすがサントリー、やってくれました!

2023年の末に発売された、「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」(右)と飲み比べます

2023年の末に発売された、「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」(右)と飲み比べます

筆者の手元には前回の「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」が残っていたため、今回はこちらと飲み比べ。味わいなどをレビューしていきます。

第1作の「香るスモーキー」とは少し違う味わい

興味深いのは、2023年6月に発売された1作目「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」との違い。初回は味わいのテーマが「香るスモーキー」だったのですが、今回は「清々しいスモーキー」と、テーマが少し異なるのです。

「香るスモーキー」と銘打たれた、初回の「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」。こちらはさすがに、もう手元にはありません

「香るスモーキー」と銘打たれた、初回の「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」。こちらはさすがに、もう手元にはありません

「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」は、スモーキーフレーバーがひとつの特徴であり、これが12年、18年、25年と熟成年が深いタイプでは、よりその魅力が豊かに感じられるブランド。

その白州らしさを表現しつつ、1年前とは異なる原酒やブレンドにより、タイプの異なるスモーキーな香りをどうぞ――。勝手な妄想ですが、そんな思いを「清々しいスモーキー」からは感じられます。

660円でも安いと思えるエレガントな味は健在!

では、実際どんな味わいなのかをチェックしていきます。前作「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」と並べてみると、スペックはまったく同じ。またパッケージに関しては、差し色が異なるほか、背景に描かれている蒸溜所のイラストにも違いがありました。

右の前作はサントリー白州蒸溜所の広域イラストが描かれているいっぽうで、左の新作にはサントリー白州蒸溜所のシンボルとも言える、キルン(麦芽乾燥塔)をイメージした「ウイスキー博物館」がクローズアップされています

右の前作はサントリー白州蒸溜所の広域イラストが描かれているいっぽうで、左の新作にはサントリー白州蒸溜所のシンボルとも言える、キルン(麦芽乾燥塔)をイメージした「ウイスキー博物館」がクローズアップされています

缶側面の栄養成分表示は、どちらも同じ。アルコール度数も、ともに9%。新作(左)の逆サイドには、蒸溜所の公式サイトへアクセスできるQRコードが印刷されています

缶側面の栄養成分表示は、どちらも同じ。アルコール度数も、ともに9%。新作(左)の逆サイドには、蒸溜所の公式サイトへアクセスできるQRコードが印刷されています

まずは新作の「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉350ml缶」から飲んでみると、約1年前の「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」でも感じられた、たくましい燻香がしっかり。香りからして感動的なおいしさで、660円でも安いと思えるエレガントな味わいです。

前作との違いを確かめるため、あえて氷は入れずにテイスティング

前作との違いを確かめるため、あえて氷は入れずにテイスティング

そのうえで印象的なのは、森林浴をイメージさせるグリーンな心地よさ。青リンゴや洋梨を思わせるフレッシュな果実味も絶妙で、樽香によるウッディーなニュアンス、コク深いフィニッシュもたまりません。

炭酸はバキッとパワフルではなく、シュワッとキメ細やかなアタックの発泡感。まさにプレミアムな口当たりが酒質にもマッチし、贅沢な気分に

炭酸はバキッとパワフルではなく、シュワッとキメ細やかなアタックの発泡感。まさにプレミアムな口当たりが酒質にもマッチし、贅沢な気分に

では、前作の「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」と比べてみるとどうでしょうか。こちらをひと口飲んでみると、「おぉなるほど!」と納得できる、キャラクターの違いが明確にわかりました。

「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」は、より甘みを豊かに感じられ、あたたかな樽香が大人びた印象を演出

「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」は、より甘みを豊かに感じられ、あたたかな樽香が大人びた印象を演出

こちらも高級感や燻香はありながら、果実味に甘みや熟成感がプラスされており、グッとメロウな表情です。別のレイヤーからはグリーンなニュアンスもしっかりと感じられ
ますが、新作と同じ森林浴でも、こちらは秋冬の紅葉を思わせる暖色のダークフォレスト。

トップは甘みを帯びたフルーティーさで、ミドルはどっしりしてコク深い爽快感。ラストは華やかな余韻がお見事

トップは甘みを帯びたフルーティーさで、ミドルはどっしりしてコク深い爽快感。ラストは華やかな余韻がお見事

飲み比べて感じたのは、それぞれの風味がイメージさせる季節の違いです。「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉350ml缶」は春夏が似合う爽快な方向性。
いっぽうの「プレミアムハイボール白州〈シェリー樽原酒ブレンド〉350ml缶」は、甘やかで心地よい深みが秋冬にマッチすると思います。

ハイボールの色も、濃淡が結構異なります

ハイボールの色も、濃淡が結構異なります

清々しい味はチルタイムやアウトドアシーンにぜひ!

確かに「清々しいスモーキー」とは言い得て妙。爽快感のある贅沢なハイボールであり、暑い夜のチルタイムや、アウトドアシーンでリッチな気分を演出するには、スゴくおすすめだと思います。

サントリーの公式サイトには「グラスに氷を入れておいしくお飲みいただけるようブレンドしました」との文言が。その際は、炭酸ガスが飛びすぎないようやさしく注ぎましょう

サントリーの公式サイトには「グラスに氷を入れておいしくお飲みいただけるようブレンドしました」との文言が。その際は、炭酸ガスが飛びすぎないようやさしく注ぎましょう

そして今後気になるのは、「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」の新作。上記でも軽く触れたように、アニバーサリーイヤーは続いているので、下半期にも期待したいです!

「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」の新作に期待!

「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」の新作に期待!

中山秀明
Writer
中山秀明
グルメ、ファッション、カルチャー、ライフスタイルを得意とする編集プロダクションを経て独立し、フードアナリストの資格を取得。内食・外食のトレンドやカルチャーに詳しく、深掘りレビューやインタビューなどを得意とし、さまざまな雑誌やウェブメディアをメインに、編集と撮影を伴う取材執筆を行っている。酒類や調理家電、タバコ関連にも強い。時折、テレビ番組や大手企業サイトに食の有識者として企画協力することも。
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しえる(編集部)
Editor
しえる(編集部)
生活雑貨・食品に加え、ウォーターサーバーなど、サービス系商品の記事をメインに担当している2児の母。自称「ポテチマスター」。ポテトチップスを中心に1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂です。
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