「inゼリー」でおなじみの、森永製菓「in」ブランドから、画期的な炭酸飲料「inタンサン」が新たに登場しました。何が画期的かと言うと、液体が胃酸と反応して胃の中でゼリーに変わる変形スタイル。ゼリーに変わることで空腹感が抑えられ、間食の食べ過ぎが防げるのです。
一体どんなふうに飲料がゼリーに変わるのかを検証すべく実験を敢行。その結果に加え、実際に間食の食べ過ぎが抑えられたかどうかもレポートします!
「inタンサン」最大の特徴は、炭酸飲料でありながら、お腹の中でゼリー状に変化してお腹が膨れるという点。飲み物とは思えない満足感で空腹感を緩和してくれます。それが、空腹マネジメント。仕事中などの“ついつい手がのびてしまう間食”を減らすのに貢献してくれます。
ゼリー化で空腹感を抑える新機軸の炭酸飲料「inタンサン」
また、カロリーが抑えめで、GABA(ギャバ/γ-アミノ酪酸)が配合されているのも重要なポイント。イライラを抑えてくれるGABAによって、空腹感によるストレスも緩和してくれる効果が見込めます。ちなみに、GABAには脳作用によって満腹感を増強する効果がある、とする研究成果も発表されています。
以上のように、ゼリー化による満足感に加え、GABAの効果もプラスして空腹マネジメントを可能にする炭酸飲料が「inタンサン」なのです。
「inタンサン」には2種類のタイプが用意されています。1つは「レモン味」の「低カロリー」タイプ。ゆっくり吸収される「持続型糖質パラチノース」を配合しているのもポイントで、それなりの甘さがあります。エネルギーは100mLあたり18kcalなので、間食するより大幅なカロリー制限が目指せます。
もう1つは「ドライ グレープフルーツ味」の「カロリーゼロ」タイプです。文字どおり、ドライな味わいと、カロリーがないのが大きなポイント。ダイエットなどでカロリーを少しでも抑えたい人にはうれしい仕様です。ちなみに、両タイプともノンカフェインなので、カフェインを避けたい人でも「inタンサン」を活用した空腹マネジメントが可能です。
右「レモン味」(低カロリー)、左「ドライ グレープフルーツ味」(カロリーゼロ)
「inタンサン」を実際に飲んでみたところ、確かにある程度の満足感が得られました。ただし、満腹感まではいかず、空腹感が低減するという印象。空腹マネジメントという意味ではこれくらいがベストなのかもしれません。1本飲んだ後でも“空腹ではないものの食事も取れる”という状態なので、急に食事の機会が訪れても対応でき、「inタンサン」を飲んだからといって後悔することがないからです。もちろん、効果に個人差はあると思いますので、試しながら自分に合う活用法を模索するのがよいでしょう。
満腹にはなりませんでしたが、空腹感を低減させる効果は感じました
味についても言及しておきましょう。まず「レモン味」ですが、普通に炭酸飲料として飲めるおいしさです。「爽やかな甘さ」と謳っているとおり、甘さも酸っぱさも強くはなく、エナジードリンクのパンチを抑えたような味という表現が近いでしょうか。
「ドライ グレープフルーツ味」に関しては、「後味すっきりなキレのある味」と表現されていますが、かなりドライな飲み心地です。味はほとんどなく、グレープフルーツの風味が感じられる程度。普段、ドライなチューハイやビールが好きならこちらの味が好みかもしれません。
どちらも、飲み心地としての炭酸の強さはやや控えめな印象。強炭酸が好みの筆者には少し物足りなく感じましたが、一般的には飲みやすいバランスと言えるでしょう。
「inタンサン」最大の特徴は、「飲む→膨らむ」を実現する液体のゼリー化です。その様子をどうにか目の前で見たいと思い、実験を敢行しました。
胃液のような強い酸性の液体が混ざるとゼリー化が始まるということで、食品の中でも高い酸性度(pH値)を誇るレモン果汁で試した結果が以下のとおりです。
「inタンサン」をグラスに注ぎ、レモン果汁を準備
レモン果汁をたっぷりと入れてみました
泡が増え、見た目はなんとなくゼリー状に!?
スプーンですくってみたところ、ほぼ炭酸飲料のままでした
ゼリー状になったようにも見えましたが、スプーンですくってみるとそこまで粘性はなく、明らかなゼリー化とは言えませんでした。その後も、レモン果汁の量を増やしたり酸性度の高いほかの飲食品を入れたりと、いろいろと試しましたが、明確なゼリー化は再現できませんでした。
しかし、「inタンサン」の公式プレスリリースによると、厳密な実験ではゼリー化が認められているようなので、その様子を紹介しておきます。「inタンサン」を飲んだら、胃の中でこうした変化が起こっているはずです。
酸性の強い胃液のような液体を混ぜた状態(※画像はプレスリリースより引用)
炭酸の泡を巻き込んでゼリー状になった状態(※画像はプレスリリースより引用)
ゼリー部分の拡大(※画像プレスリリースより引用)
「inタンサン」はゼリー化で空腹感が抑えられるだけでなく、カロリーを抑えられるのも大きな特徴です。そこで、「inタンサン」のライバルとも呼べる機能的なおやつのカロリーを調べてみました。
まとめてみると、下記のようになります。厳密ではありませんが、できる限り分母を揃えるために100gもしくは100mLでのカロリーで並べてみたところ、「inタンサン」の圧勝でした。
・「inタンサン」 18kcal or 0kcal/100mL
・「1本満足バー シリアル」 約508kcal/100g
・「カロリーメイト(チーズ味)」 500kcal/100g
・「メンタルバランスチョコレートGABA ミルク」508kcal/100g
もちろん、空腹時に誘惑してくるおやつはほかにもたくさんあります。洋菓子類や和菓子類は概ね100gあたり200〜400kcal程度。人気が上昇しているグミ類も100gあたりでは300kcal以上になります。
ただし、ここで問題となるのは、少量でも満足感が得られるおやつなら、分母を揃える必要はないという点です。たとえば「GABA配合チョコレート」は、100gあたりだと580kcalとハイカロリーになってしまいますが、1袋なら58kcal。それで十分な満足感が得られるなら、カロリーは抑えられるわけです。そこで、1個を適正量と仮定して、1個あたりのカロリーも並べてみました。
・「inタンサン」 34.2kcal or 0kcal/190mL
・「1本満足バー シリアル」 約188kcal/37g
・「カロリーメイト(チーズ味)」 200kcal/40g (2本)
・「メンタルバランスチョコレートGABA ミルク」58kcal/10g
これでもまだ、「inタンサン」のカロリーが最も低くなっています。おやつはバリエーションが多すぎて厳密な比較は難しいところがありますが、間食で何かしらのおやつを食べてしまっているなら、「inタンサン」に置き換えることでカロリーカットできると言えそうです。
シチュエーションを変えて「inタンサン」を何度か飲んでみましたが、状況によって実感できる効果は変わるように思えました。空腹時であればあるほど効果が感じられたので、食事が取れない非常時用として常備しておくと便利そうです。
また、効果を高めるために食べ物を少し食べてから「inタンサン」を飲むのもよいでしょう。これは、炭酸水の飲み方を応用したテクニック。炭酸水は満足感が得られるいっぽう、空腹時に飲むと胃への刺激などで食欲増進につながると言われています。それを避けるためには、食前や食事中に炭酸水を飲むのがよいとされているのです。そんなイメージで、少しだけおやつなどを食べてから「inタンサン」を飲んだところ、効果が高まったように感じられ、実際に間食のおやつが減らせました。個人差はあると思いますので、効果を高める方法を自分なりにいろいろと試してみてください。
「inタンサン」は空腹時にこそ効果を発揮!
最後に重要な注意点をご紹介。実は、この「inタンサン」は、今ある在庫がなくなり次第、販売終了となります。試してみたい方は早めに確保するのがよいでしょう!