新潟県は、あっさり味の醤油ラーメンや濃厚な味噌ラーメンに加えて、生姜醤油ラーメンや背脂ラーメン、カレーラーメンなど、実は、全国屈指のご当地ラーメン王国としても有名です。「ご当地ラーメンお試し隊」が、ご当地カップ麺を実際に試す本連載の10回目は、これらのご当地ラーメンから、新潟・燕三条のソウルフードを再現したご当地カップ麺に注目!
今回は、新潟県のご当地ラーメンに注目!
4月に入り、一気に暖かくなってきました。真新しいスーツを着た新社会人や、ピカピカのランドセルを背負った小学生たちの姿を見ているだけでも、春の到来を感じますね。今回のご当地カップ麺は、スキーシーズンが一段落して、本格的な春を迎えつつある、新潟県にスポットライトを当ててみようと思います!
新潟と言えば、スキーリゾートとしても有名。冬はスキー客で賑わいますが、夏になると、苗場スキー場で開催される「フジロックフェスティバル」で盛り上がります
まずは、「新潟背脂醤油ラーメン」(ニュータッチ)から試してみましょう。新潟の背脂醤油ラーメンは、燕三条地域が発祥の地となっていることから、「燕三条系ラーメン」とも呼ばれています。この地域は工業地帯としても有名で、力仕事の多い工場勤務の方々に向けて、塩味を効かせたスープに仕上げたのが始まりとのこと。実際に、この地域には背脂醤油ラーメンをメニューとしているお店が多く、どこも人気だとか。たっぷりと背脂の乗った濃厚な「背油チャッチャ系スープ」は、疲れた体に染みわたりそうですね。
これが「新潟背脂醤油ラーメン」。内容量は122g(麺65g)です
かやくは、チャーシュー、メンマ、ネギに加えて、刻みタマネギも
お湯を入れて5分で完成!
麺は太麺。独自製法のツルツル・モチモチとした食感は、凄麺シリーズならでは
スープの背脂や具材がたっぷり。贅沢なカップ麺です
新潟背脂醤油ラーメンの魅力は、何と言ってもスープにあります。魚介風味の醤油スープに背脂が投入されており、ご当地ラーメンとしての再現度も高い。脂の旨みが染み込んだスープは、とてもまろやかな味わいです。個性的な具材である刻みタマネギの味も、かなり効いている印象で、食べ応えもあります。
そのほか、ヤマダイ独自製法によるノンフライ麺もポイント。ご当地カップ麺ではおなじみとなりましたが、このモチモチとした食感は、凄麺シリーズの大きな特徴です。太麺タイプで冷めても伸びにくいので、「猫舌さん」でも、麺の食感を楽しめそうですね。
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次に試してみるのは、「うまさぎっしり新潟 三条カレーラーメン」(エースコック)。これも三条地域に根付いているラーメンです。三条地区は今やカレーラーメン激戦区となっていて、オーソドックスなカレースープのカレーラーメンに加えて、カレーを後がけするタイプなど、それぞれの店舗が工夫をこらしたメニューを提供しています。このうまさぎっしり新潟 三条カレーラーメンは、スタンダードなカレースープタイプのようです。「三条飲食店組合・カレーラーメン部会監修」とあることから、期待が高まります!
誰なんだオマエは!?
内容量68g(麺55g)。お湯を入れて3分ほど待つと完成です
具には、じゃがいも、タマネギ、肉そぼろ、ネギ、にんじんなど
麺は、米どころらしく、新潟産コシヒカリの米粉を10%練り込んでいます
スープは、「カップヌードル」のカレーより少し薄味な印象です
「うまさぎっしり新潟 三条カレーラーメン」の麺には、米どころの新潟らしく、コシヒカリの米粉が使用されています。ツルツルとした食感とのどごしのよさは、米粉によるものでしょう。具材を見ると、大きなジャガイモがゴロゴロと入っていて、まるで、カレーを食べているような感覚。カレースープはまろやかな味で、とても食べやすい仕上がりとなっています。カレー好きであれば、このラーメンはきっと気に入るはず!
ところで気になるのが、パッケージに描かれているゆる〜い表情をした男性。調べてみると、新潟の地で日本初のスキーを教えたという実在の人物、レルヒさん(テオドール・フォン・レルヒ)をモチーフとしたゆるキャラだそうです。オフィシャルページもあり、そこには、プロフィールや出没スケジュール、「レルヒさんの歌♪」など、力の入ったコンテンツもありました。今後の活躍に期待したいですね。
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レルヒさんが気になって仕方がないので、レルヒさん関連の商品を探したところ、三条カレーラーメンと同じシリーズの「うまさぎっしり新潟 妙高とん汁ラーメン」(エースコック)も見つけました! とん汁ラーメンは味噌ベースのラーメンですが、いわゆる味噌ラーメンとはひと味違います。スープは、あくまでも豚汁。身体が温まる不思議なラーメンです。しかも、とん汁のお店として有名な「とん汁たちばな」監修なので、妙高まで足を運ぶことなく、おいしいスープを楽しめるというのもうれしいですね。
カレーラーメンと同じシリーズで、とん汁ラーメンも販売されていました
普通の味噌ラーメンとは違う、とん汁をベースとしたスープがユニーク
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記念すべき連載10回目は、新潟県を制覇!