さかのぼること数十年前。筆者が社会人としてデビューをかざったときの仕事は営業でした。そのときによく上司から、「営業の仕事は物を売ることじゃない、自分自身を買ってもらうことだ」といわれておりました。そのため、初めて訪問する会社の担当者になんとか顔と名前を覚えていただこうと、名刺にメッセージや特徴を書き込んだり、シールを貼ったりといろんな工夫をしたものです。
営業トークや資料も大切ですが、名刺が印象的であれば、再び訪問したときに「あっ、あの名刺の人ね!」と会話が弾むことも多かったように記憶しております。そこで、今回は相手に100%覚えてもらえる名刺をご紹介しましょう。
まずは現物を見ていただきましょう。はいこちら!
ご紹介するのは、「名刺クッキー」。本物のクッキーに会社名や氏名、住所、連絡先などが印刷されているシロモノです。もちろん、本物のクッキーなので食べることもできます。通常の名刺と合わせて、「名刺クッキー」も渡せば印象に残ること間違いなし!!
手作りなので1枚ごとに厚みや大きさ、焼き色が微妙に異なります。今回は10枚注文したのですが、1枚サービスしてくれました♪
封を開けるとおいしそうなクッキーが登場!
割るとこんな感じ。甘さ控えめで素朴な味わいですよ
割れないようにでしょうか、少し硬めでしたがおいしくいただけました。印刷部分はフルカラーですが、食用インクを使っているのでもちろん食べてもまったく問題ありません。
ところで、この「名刺クッキー」どうやって作るのでしょうか? もちろん、紙の名刺ではないので、一般的な名刺屋さんでは取り扱っていません。でも心配御無用。価格.comで「名刺クッキー」と検索すれば、取り扱っている店舗がいっぱいあることがわかります。店舗によっては、一定の枚数を発注することが条件になっているところもありますが、中には1枚単位で作ってくれるところもあります。ピンク色のイチゴ味を用意しているところもあるようですよ。もちろん、価格や送料などの諸条件も異なりますので、いろいろなサイトをチェックして、自分の条件に合うところを探してみてください。
価格.comで「名刺クッキー」を検索すればいろいろとでてきます
発注する店舗が決まったら、あとは簡単。すでに使っている名刺を郵送すればそのまま「名刺クッキー」にしてくれますし、メールに名刺の画像データを添付して送ることもできます。画像データならば、オリジナルの名刺を作ることができますし、名刺以外のメッセージカードなどを作成することもできます。これは楽しそうです♪
名刺を画像データにするにはスキャナを使うのが便利です。スキャナがない場合はデジカメで撮影したデータを送ることもできますよ
ちなみに筆者は、マイクロソフトの「楽しもうOffice」というサイトにあった名刺用テンプレートを利用して、オリジナル名刺の作成にチャレンジしてみました(今まで何度も写真をお見せしているのでおわかりですよね)。
今回のテンプレートはパワーポイントで作成されていました。必要な項目を入力していくだけでOK
これが完成したデータ。このデータを店舗に送れば、そのまま印刷されて「名刺クッキー」になります
届いた「名刺クッキー」は1つずつていねいに包装されていました。割れていないか心配だったのですが、まったく問題ありませんでした。また、今回はチャレンジしませんでしたが、QRコードも印刷することができます。唯一の欠点は、食べられるとせっかくの名刺がなくなってしまうことでしょうか♪
ダンボールにもプチプチが巻かれたしっかり梱包で届きました
箱の中も非常にていねいに梱包されてました
「名刺クッキー」は結構強力な営業ツールになりそうですね。特に新入社員のみなさんいかがですか。同期入社のライバルに差をつけられるかもしれませんよ。
ほかにも、メッセージを入れたクッキーを作ってパーティーで振る舞うのもおもしろそうです♪
ちなみに、名刺入れには1枚しか入らないのでご注意を♪