ガンプラ組み立てレビュー
海賊テイストあふれる異色のガンダム

RG史上最小のガンプラ「クロスボーン・ガンダム」の極限精密再現に驚愕!

今回のガンプラ組み立てレビューは、2019年5月に発売された「RGクロスボーン・ガンダムX1」。ファースト世代には聞き慣れないガンダムかもしれませんが、見た目がかなり異色でカッコいいんですよ。RG(リアルグレード)史上最小のキットながら、圧倒的な密度感と精密再現が楽しめるガンプラとなっているので、ぜひ組み立てていただきたいです。

RGシリーズとしては初のクロスボーン・ガンダムです

RGシリーズとしては初のクロスボーン・ガンダムです

「クロスボーン・ガンダム」とは、富野由悠季原作、長谷川裕一作画による漫画作品「機動戦士クロスボーン・ガンダム」に登場するガンダムタイプのモビルスーツです。アニメなどの映像化はされていません。劇場アニメ「機動戦士ガンダムF91」のその後の世界を舞台にした作品で、「F91」に登場した主人公、シーブック・アノーがキンケドゥ・ナウと名前を変えて搭乗する機体です。額にドクロマーク、マントを羽織った海賊風のルックスが特徴的で、多彩な武装を搭載しています。
今回のキットはその1号機とも言える「X1」をRG化。F91の時代を受けて、モビルスーツは小型化されている時代なので、1/144のスケールでもかなり小さめなモビルスーツとなっています。


シリーズ史上最小ながら“極限精密再現”を追求

アニメ化はされていないものの、ゲームには登場し、MG(マスターグレード)などでガンプラ化されている人気の機体、クロスボーン・ガンダムX1。今回のRGは「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」の第5弾キットとして発売されました。

「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」とは、2020年のガンプラ40周年に向けてさまざまな角度からガンプラの進化をトライアルしているシリーズ。第1弾「HGUC Zガンダム」第3弾「PG ガンダムエクシア」は過去に価格.comマガジンでも紹介させてもらいました。それぞれにテーマが持たされていて、今回の第5弾「クロスボーン・ガンダムX1」は”ディテールとギミックを極限まで再現した最高の凝縮”がテーマとなっています。シリーズ最小サイズながら、圧倒的な密度感と色分けで、精密再現を実現しているのがポイント。

さて、前置きが長くなりましたが、RGクロスボーン・ガンダムX1を組み立てます。ランナーは10枚。RG特有のリアルスティックデカールが付属します。

クロスボーン・ガンダムX1完成です。まずはマントなしの姿を

クロスボーン・ガンダムX1完成です。まずはマントなしの姿を

前述しましたが、クロスボーン・ガンダムX1はモビルスーツが小型化された時代のもので、設定の全長は約15.9m。初代ガンダムが18m、νガンダムが22mあったことを考えるとかなり小さくなっています。キットも設定通りの縮尺で、同スケールのガンプラと比較するとかなり小さいことがわかります。

同スケールの「RG νガンダム」と並べるとこの差

同スケールの「RG νガンダム」と並べるとこの差

小さいキットということは、パーツもかなり小さいです。特に頭部のパーツは本当に細かく、ルーペやピンセットは必須。制作するデスクの下にパーツを落とさないように慎重に作ったのですが、やはり何度か落としてしまい、探すのが大変でした……。しかし、細かく色分け・分割されたパーツにより、塗装なしでも陰影までが再現されていて感心しました。

正面、後ろから。背中のXが特徴的ですが、ここもギミック満載。詳しくは後述します

正面、後ろから。背中のXが特徴的ですが、ここもギミック満載。詳しくは後述します

腕の可動です。キレイに動きパーツのポロリもなし

腕の可動です。キレイに動きパーツのポロリもなし

脚も細かく可動します

脚も細かく可動します

頭部には大きなスカルマークが。顔の赤いペイントはデカールです


コア・ファイターや武装にもギミックを凝縮

クロスボーン・ガンダムX1の特徴として、コア・ファイターのドッキングがあります。背中の大きなX状のウイング(スラスター)部分がそのままコア・ファイターになるのですが、キットでもそのドッキングを完全再現できるようになっています。

背中のX状のパーツを引き抜くと、コア・ファイター部分が露出

背中のX状のパーツを引き抜くと、コア・ファイター部分が露出

そのままコア・ファイター形態に変形します。スラスター部分は柔軟に可動しますよ

そのままコア・ファイター形態に変形します。スラスター部分は柔軟に可動しますよ

さらに武装の多彩さも魅力です。2種類の武器に分離する特殊武器「ザンバスター」の機構を再現。柄の部分を引き抜くと「ビーム・ザンバー」というビーム・サーベルスタイルに変形でき、先端の部分はビームピストル「バスター・ガン」として装備可能です。このほか、ビーム・サーベル、ブランド・マーカー、シザー・アンカーに足裏ヒート・ダガーなど、漫画作品に登場した武装はほぼ再現しています。また、通常の握り手のほかに、ザンバスター用、ビーム・サーベル用のパーツが付属しています。

ザンバスター。しっかりと保持できる専用手首パーツがついているのでポロリなし

ザンバスター。しっかりと保持できる専用手首パーツがついているのでポロリなし

先端部分だけを使ったバスター・ガン。左右両方で持てます

先端部分だけを使ったバスター・ガン。左右両方で持てます

柄の部分を抜いて海賊の剣のように使うビーム・ザンバー。エフェクトもカッコいいです

柄の部分を抜いて海賊の剣のように使うビーム・ザンバー。エフェクトもカッコいいです

腕の装甲を変形させて使うブランド・マーカー

腕の装甲を変形させて使うブランド・マーカー

交換用のパーツを使って、シザー・アンカーも再現

交換用のパーツを使って、シザー・アンカーも再現

ヒート・ダガーは足裏に装備

ヒート・ダガーは足裏に装備

ビーム・シールドのエフェクトも付属

ビーム・シールドのエフェクトも付属


躍動感ある造形ながら可動をじゃましないABCマント

さらに、特徴的であるABCマントという対ビーム兵器用の追加装甲もキットで再現しています。ABCとは、「Anti Beam Coating」の頭文字。対ビーム兵器用の追加装甲です。HG版では付属していませんでした。本キットでは大きなパーツ4枚で構成されており、自在に動くのでポージングのさまたげになりません。装備するには、首部分を一度外し、マントを着せて、また首部分を接続する必要があります。

非常に躍動感のある造形

非常に躍動感のある造形

ABCマントを装着。より海賊テイストを感じられるようになりました

ABCマントを装着。より海賊テイストを感じられるようになりました

自在に動くので、背中のスラスターに干渉せず、ポージングにも影響はありません

自在に動くので、背中のスラスターに干渉せず、ポージングにも影響はありません


ガンプラの進化を感じられる1体

クロスボーン・ガンダムX1は小さいサイズに驚くほどのディテールとギミックが詰め込まれており、未来を感じました。色分けや密度感などはもちろん、武装がすべて付属しているところもさすがRGです。ファンはもちろん、作品を知らない方でも、超精密ガンプラとして組み立てを楽しめるはず。ただかなりパーツが小さく細かい作業が必要となるので、筆者と同じファースト世代の皆さまは拡大鏡のご用意を!

このサイズでこの密度感は革新

このサイズでこの密度感は革新

来年2020年はガンプラ発売40周年。「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」で新たな可能性を見せてきたガンプラのさらなる進化に期待が高まります。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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